⑤手術までの出来事
11時に入院支援センター的なところに来てくれと言われていたので、3分前に入室する予定です。
待ち合わせは5分前、人の家にお邪魔する時はピッタリか少し遅れて行くものだと学校で教わったのですが、こういう場合は悩みます。ただ、この部屋にも待つ用の椅子が50人分くらいあるので待っていればいいので(ので2連発ごめんね)多少早めに行っても大丈夫でしょう。ということで3分前にしました。
今読んでる人「考えすぎ人間で草」って思ってると思うんですけど、そうですよ。そうじゃなきゃおかしくなってません。昼間はある程度楽観的なんですけどね。
さて! 荷造りです!
時系列がワケワカメですね!
今回は4/3〜4/13と4/14の手術の日の様子をお伝えしようと思っていまして、今は4/3〜4/13のどこかです。
もう持ち物の紙はどこかへ行ってしまったのでこのへんは記憶だけを頼りに書くのですが、持って行ったものを書き出していきます。
まず、歯ブラシと歯磨き粉ですね。歯ブラシの先がちょっとモシャっていたので新品を出しました。万が一見られた時にカッコつける用です(歯ブラシが新しいとカッコイイのかどうかは知らない)。
そういえば、この日記を書いている理由をまだ言っていませんでしたね。もう5回目なのに。
主な理由は2つあります。
1つはいつもの通り、ただ日記として書きたいからというもの。もう1つは皆さんが痔の手術をする時に参考にしてほしいからです。参考になるか分かんないけど。
痔は虫歯に次いで多い病気と言われており、その中でも1割くらいの人が手術をすることになるので、決して無関係ではないのです。
と言っても、お金があって都合のつく人は何も気にする事はありませんがね! 私の場合、人生の1番悪い時にこうなってしまったので、1年以上我慢することになっちゃったんです。
ハイ!!!!!
歯ブラシの続きですね。
パンティーです。1泊の予定でしたが、一応2枚用意しました。しかも新品。パンツなんてほとんど履かずに生きてきましたから、人に見せられるものを持っていなかったのです。
あとはTシャツ。ズボンは持っていきませんでした。2日目なんて帰るだけだし1日目のでええやろって思って(パンツの恥じらいは何処へ)。
あとは充電器、イヤホン、生理用ナプキン、書類、そして⋯⋯
ティッシュです!
ティッシュを持って行ったのはファインプレーでした。持って来いって言われてなかったんですけど、向こうにはありませんでした。病院によってはあるところもあるのかもしれませんが、覚えておいて損はないと思います!
そんなとこかな⋯⋯思い出せん⋯⋯
あ、あと香水も持って行ったんだ。石鹸の匂いのする香水なんですけど、お風呂入れないかなと思って。
これらをちっちゃい手提げカバンにぎゅーぎゅー押し込んで持っていきました。なるべく身軽でいたいからです。
で、14日! 運命の日ですね!(運命の日っていうと貞子のパチンコみたいだね。そんなことないか)
問題なく3分前に入院支援センターに到着し、3分待ちました。カウンターで前の人を待っていただけなので、多分この人がいなかったら普通に3分前でも受付されてたと思います。
で、出すべき書類を出して、どこどこへ行けと案内されます。言われた通り5階のナースステーションに行くと、まだコロナ仕様になっていました。もしかしたら永遠にこうなのかも。
声をかけるとまさに主任! って感じの鳩が出てきて、こっちですよ〜って案内してくれたッポ。鳩じゃなくて人ね。あとシャワー室が18時までっていうのも聞きました。タオル持ってこればよかったなぁ。
で、荷物置いてベッドに座ろうとしたところで別の看護師さんが来て、「やっぱこっちで!」って別の馬車に連れていかれました。別の馬車ってかぼちゃの馬車? 別の場所です。ごめんね今日変だね私。今日だけなんで許してくだ
「すぐ手術だからナースステーションに直通のところの方がいい」とのことで、カーテンがなかったらナースステーションが丸見えのところに来ました。すごい、なんかめっちゃホワイトって感じのする職場だ。服が白いからかな。
どうやらこの看護師さんが今日担当してくれる方のようで、自己紹介してくれました。多分必要なかったと思うんですけど、私も自己紹介しました。同い歳でした。
意外だったのが、この看護師さんめっちゃピアスつけてたんですよね。あとキーホルダーもめちゃくちゃつけてた。あとあと、胸のポケットから色んなパンマンが出てる。それに夜の看護師さんは金髪だったし、身だしなみ関係はけっこう緩いのかな。
これから何回も出てくるので、この看護師さんのことはNさんと呼びますね。ちなみにめっちゃ美人でした。他の人も美人。なんなのここ。すご。個人病院だから?
ここで手術の同意書と麻酔の同意書をNさんに渡します。Nさんはそれを持ってどこかへ行きました。
数分後、Nさんが手術着と超締め付けソックスを持ってきました。超締め付けソックスは麻酔をする人がつけるもので、どんな効果があるのかは忘れましたが、大事らしいです。
パンイチになって手術着を着ろとのことなのでNさんに出ていってもらってカーテンを閉め切って、着替えます。
まず、超締め付けソックスを履きます。めちゃくちゃちっちゃいので、頑張って履きました。きついのかなと思いましたが、履いてみるとそんなでもありませんでした。一生履いてろって言われたらそりゃヤだけども。
で、手術着です。
全然着れません。なにこれ?
と思ってNさんを呼んだら「前後ろ逆ですよ!」と言われ赤面しながら再チャレンジ。
⋯⋯紐と紐結んだけど、胸とパンツが丸見えなんですが? そりゃそうだよね。布のふちっこについてた紐とふちっこについてた紐を結んだだけじゃこうなるよね? 何この服? ふざけてんの?
と思いながら四苦八苦十六苦⋯8192苦していたら、カーテンの向こうから「七宝さーん」ってNさんの声が聞こえたので「はい?」と言ったらカーテンが開きました。
私は咄嗟に手術着で身体を隠し、「パンツです!」と言いました。「乙女過ぎるやん」と思われてるかもしれませんが、同い歳なので恥ずかしいのです。これが88歳とかならフリチンでも恥ずかしくないんですけどね。銭湯とかよくおばあさんが掃除に来てるし。
そしたらNさんが「着せてあげますね」とそのまま入ってきました。「時間かかりすぎワロタ」みたいなことをめちゃくちゃオブラートに包んで言いながら服を着せてくれました。もしかしたらずっとそこで待ってたのかもしれませんね。7、8分くらい四苦八苦してたので我慢の限界だったのかもしれません。私が「着れました!」って言うのを待ってたのかな。
紐、思ってた倍ありました。
まず、右のふちっこの紐を左の脇腹らへん(布の内側)にある紐と結んで、その後左の布のふちっこのやつと右の脇腹(外側)にある紐を結ぶというものでした。こんな簡単なことに気づけなかったの悔しすぎる。やっぱり手術当日だから動揺してたのかな。
腰の辺りにももう1セット同じように紐があるのですが、これも結んでくれました。本当は仕組みが分かった以上自分でやりたかったのですが、言い出せなかったので身を任せました。
3個上の従姉妹によく世話を焼かれてたのを思い出しました。Nさん、「私と同い歳なのにコイツ何も出来んカスやんけ」って思ってないかな。
その後、血圧を計って、点滴の針を刺しました。
その後なにやらやってる時に大胆な谷間を拝ませていただきました(^q^)今みんな「キモッ」って思ってると思うけど、おっぱいが出てたら見ちゃうのが男なんです。いや、女性でも見るなアレは。ていうかなんであんな胸元開けてるの? 美人の谷間なんて見るよそりゃ。男なんて美人の谷間を見るために生きてるようなもんなんだから。あの格好⋯⋯もしかして元ヤン?
いいもの見せてもらったくせに文句みたいなことばっか言ってるな私。
点滴針は刺しただけで、まだ何にも繋がっていません。もし手術中に何かあったらすぐに輸血出来るようにあらかじめ刺しておくのだそうです。
手術着に着替えて点滴針を刺されると、一気に病人になった気分です(一応病人ではある)。時間までベッドで横になっていることにしました。
それから少し経った頃に「しっこしとけよ」とNさんに言われたので、トイレに行きました。普通におしっこは出来たのですが、針が刺さっていると慎重になっちゃいますね。なんとなくチクってする時あるし。私、体に針刺されるの嫌かも。
そういえば言っていませんでしたが、前日の23時から絶食で、朝9時から絶飲でした。麻酔をかけるので、うんちもおしっこも全部出しておかなければならないのです。
そして手術の呼び出し時間10分前にもう1度トイレに行きました。6%くらいしか溜まっていなかったのですが、それでも漏れたら嫌なので完全に絞り切りたかったのです。
時間になるとNさんが来ました。点滴針と繋がった、ちっちゃいタイヤ付きの棒を連れて歩きます。おててを繋いで連れて行ってくれました。嬉しかったのですが、左手はNさん、右手は点滴の棒を持っていて両方塞がった状態だったのでなんとなく不安でした。
転ぶことなんてないとは思うけど、もし転んだら右腕には針が刺さってるわけなので、その状態でのベストな転び方をする必要があるわけで、Nさんの手を握っているとその準備が遅れる可能性があるのです。
いや私文句言いすぎ!!!(⊙д⊙)
向こうはこれから手術に向かう私を心配して手繋いでくれてるのに、めっちゃ嫌な奴じゃん私!!!
エレベーターに乗って、手術室のある階へ降ります。ドキドキする。難しい手術じゃないとはいえ、脊椎に麻酔して、身体にメスを入れるんだもん。こんなの初めてだから緊張しますよ。
手術室の前まで来ると、Nさんが内線で中にいる執刀医(船越英一郎)に連絡をしました。すると扉が開きました。前に勝手に手術室に入ってくるジジイの話書いたことあるんですけど、これ勝手に入るの無理ですね。
手術室の中には5個くらい手術室がありました。ここ専用のナースステーションみたいなのもありました。すごい。
で、準備が出来るまでナースステーションみたいなところの前のパイプ椅子で待機です。Nさんと何かを話して待っていたと思うのですが、忘れてしまいました。緊張してたせいかな。
しばらくすると麻酔科医の先生が来ました。若い女性の方でした。というか、中学生かと思いました。小柄で声も若くて⋯⋯カッコ良っ。この感じで麻酔科医って、強キャラやん。
お酒買う度に身分証求められてそうなくらい幼いんですけど、「私こう見えて医者ですけど」って言えるのカッコよすぎる。そもそも医者がカッコいいよね。「医者です」って言いたいもん。言おうかな。
っていろいろ言ってるけど、麻酔科医さんが来た瞬間我々は静かになりました。Nさんからしたら上司(なのかは分からんけど、多分立場は上っぽいよね)が来たわけだから、あんまり自分ばっか喋ってる訳にもいかないのかなって。それでなんか私も喋りにくくなって静かになりました。
けど数秒後に先生が来たので一瞬で元気になりました。「お久しぶりです」って言いながら現れました。白衣着てる。カッコ良い。テレビで見る緑の衣装じゃないんだね。
「ほな行きまひょか!」
とは言ってないんだけど、同じ意味の言葉を言われたのでみんなでついて行きました。何番目の部屋に入ったかは覚えてないけど、真ん中よりは少し右だった気がする。
ちなみに、さっきのNさんの「しっこしとけよ」もそのままそうじゃないですからね。手術までにおしっこ行っといてくださいねって言われただけだからね。そんな命令口調で言ってくる人いないから。
このままこの日のこと全部書こうと思ったのですが、もう4600字オーバーしてるのでまた区切りますね。次回! 手術!!!
あ!!!!!!!!
写真1個も貼ってない!!!!
これじゃルール違反だ(;´・ω・)
本物の「見知らぬ、天井」なんて載せてもつまらんし、あとは夜ご飯の写真しかない⋯⋯(ФωФ)
手術もまだなのに夜ご飯の写真載せるのは変なので、ベッドの名札みたいなやつ見せてあげるね!!!
ちなみにこの「受け持ち看護師」ってところに書いてあった人には1回も会いませんでした。まぁそんなこともあるでしょう!
ということで次回、手術!!!




