表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
270/292

アフターストーリー・50

すかさず松尾が立ち上がり、


「うわーっ!小林さんずるい!俺も千草さんの胸……ガッ」


恵が彼のみぞおちに痛烈な一撃を打つ。


もはや夫婦漫才めおとまんざいのようなやりとりに、久松は無邪気な笑い声を立てた。


百合は舞の肩に手を回し、支えるようにして言った。


「舞、立てる?……もう、何で酔うほど飲むのかな」


舞はもはや目が開かないらしく、ぐったりと身を預けている。


「ごめ……なさ……」


「この子、弱いの?」


千草が尋ねると、百合は肩をすくめて、


「もう、全然。ビール一杯ですぐ真っ赤になっちゃうのよ。自分でも分かってるはずなんだけど」


「あら、じゃあ私のせいかもしれないわ。全然知らなかったから、さっきお酒を勧めちゃったもの。きっと無理してたのね。ごめんなさいね」


申し訳なさそうに千草が言うが、舞は聞こえていないのか完全に百合に身を委ねている。


眠り姫のような寝顔を軽くたたいて、百合は、


「舞?気持ち悪くないの?吐かなくて大丈夫?」


「顔色は悪くないから、寝かせておけば平気だよ」


事の成り行きを完全に傍観ぼうかんしていた久松が、あっさりと言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ