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アフターストーリー・16

ジェイミーが笑いながら舞の肩を抱き、


「『大丈夫だよ。みんな僕の仲間で、気のいい奴らさ。仲よくしようよ、僕らはみんな友達だ。さあ行こう!』」


「『あの……待ってください。私、』」


ジェイミーは取ってつけたような笑顔を浮かべて、先ほどとは比べ物にならないほど凄まじい力で舞を引っぱり連れていこうとする。


他の観光客たちも、状況が分からないのか、関わり合いになるのが面倒なのか、見て見ぬふりをしている。


舞は恐慌状態になってあがいた。


「『お願い、離して!』」


「『そうだな。彼女を離してやれ』」


そのとき、背後から闊達かったつな声が響いた。


振り向くと、たくましい体つきをした男性がこちらに近づいてきていた。


シンプルなスーツを着こなし、短い黒髪に精悍せいかんな面差しをしている。


「『何だお前?』」


「『邪魔すんなよジャップが』」


若者たちのスラングてんこ盛りの悪口雑言あっこうぞうごんを片耳で聞き流し、男性は自分の胸に手を当てて低く凄んだ。


「『俺は彼女の連れだ。ついでに言うと、警察の人間でもある。今日は非番だから見逃してやろうかと思ったが――これ以上悪ふざけをするようなら、実力行使させてもらうぞ』」


そう言ってふところに手を忍ばせる。


まさか拳銃を携帯しているのだろうか。

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