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四話

本当にすいませんm(_ _)m

書き直してる途中に間違えて投稿してしまったので、混乱した方もいたかも知れません。

本当にごめんなさい!

こちらが本当の続きになります!

良ければ読んで言って下さい!

 いつからだろうか。兄に恋をしているという事を自覚したのは。

 

 兄の家族になって、もう八年ぐらいかな?


 元々私たちは本当の兄弟ではない。


 私は母の連れ子で、兄は父の連れ子だった。


 私も兄も幼くて、お互い気まずくて、余り喋ることは無かった。そんな私が兄に恋をしたのは、確か、小学四年生の時からだったと思う。きっかけは、私が受けていた虐めだ。


 当時から、両方の親があまり家にいなかった頃、私はある男子に告白された。私はその男子とあまり関わりが無かったので、よく知らなかった。


 そんなよく知らない相手と付き合うのは気が引けたので、正直にお断りした。


 そこからだった。私への虐めが始まったのは。


 虐めをしてきたのは、その男子が好きだった女子生徒達と、その告白してきた男子とその友達によって行われた。


 そいつらは、クラス内でもカースト上位のやつらばっかりだったので、誰も止めようとはしなかった。


 最初の方は消しゴムを隠されたり、友達から無視されたり位だった。元々、人と関わるのを避けていたので、無視されても余り辛くはなかった。


 しかし、ここからどんどんイジメはエスカレートしていった。


 下駄箱には、動物の死骸やゴミを入れられて。


 机には『死ね!』『消えろ!』等の暴言が書かれて。


 椅子には画鋲が置かれた。


 ノートは破られ、筆箱は捨てられた。


 毎日、毎日、虐められ、私の精神は相当参っていた。担任に話してもまともに取り合ってくれず、母親や父親は家にいなかった。


 しかし、泣いたら負けだと思い、歯を食いしばって堪えた。


 苦痛を受けていたある冬の日の事だ。とうとう虐めは『暴力』にまで発展した。


 放課後の教室内で起きたことだ。早々と帰ろうとした私を引き止め、『暴力』を行使した。


 雑巾を口に押し付けられ、バケツの水をかけられ、殴られ、蹴られ、棒で殴打され、長時間に渡り暴力を受けた。


 その苦痛から開放されたのは、およそ一時間後だった。


 濡れた状態でふらふらと家に帰った。リビングの扉を開けると其処には、ゲームをしている兄がいた。


『おかえり·····ってどうしたんだ!それ!!!』


『·····』


 黙り込む私に何も言わず、風呂に入れた兄は、風呂上がりの私に暖かいココアを入れてくれた。


 それを飲むと何故か涙が溢れてきた。ただ泣いて泣いて泣いた。


『話したくいなら話さなくても良い。ただ、話してくれるなら、必ず救けると約束する』


 兄はそう優しく声をかけてくれた。


 私は泣きながら、ポツリポツリと兄に受けてきた虐めについて話し始めた。



 翌朝、私は熱を出し学校を休んだ。

 

 その日、兄は夜遅くに帰ってきた。そして、私に、


『もう心配は要らない』


 と言ってきた。


 まさか一日で解決出来るとは思ってなかったので、本当に解決できたのか不安だった。


 そんな気持ちを胸に、翌日、私は学校に登校した。


 教室に入った後、私を待っていたのは、謝罪の嵐だった。


 まず、私を直接虐めていた生徒は、私が教室に入るなり、土下座してきた。そして、それを止めなかった生徒達も謝ってきた。


 そして、一番びっくりしたのは、担任の解雇と、虐めてきた生徒達の親からの謝罪だった。


 本当に何が起こっているのかわからなかった。


 後から兄の親友であり、幼馴染みである刃さんから聞いた話によると、私を直接虐めていた生徒に、それ以上の目に合わせたらしい。しかも、一人で。


 年下とは言え、男子は数人いたはずだ。なのに、それを全て椅子に縛り上げ、口に床を拭いたばっかりの雑巾を突っ込み、泥水をかけ、顔面に一発ずつ意識を刈り取るストレートをぶち込んだらしい。


 勿論そんなことをすれば親が出てくるのは当然だ。その親にして子供ありと言うように、その親達も相当モンペだったらしい。


 しかし、それに対して兄は、偶然知り合ったらしい検察官のお兄さんを使い、黙らせたらしい。


 たまたま、お財布を拾って警察に届けたらしい。そして、そのまま仲良くなったらしい。


 小六にして異常なコミュ力を持つ兄に、若干恐怖した。

 

 担任は、兄が直接校長先生に抗議した事で、解雇させられたらしい。どうやら、校長先生とも仲がよかったらしい。


 と、こんな風に虐めから助けられ、私は兄に恋心を抱く様になった。


 しかし、恋心を自覚し始めると、段々と喋りづらくなり、今では、全然話さなくなってしまった。


 でも、いつか変わらなきゃ行けない。


 変わらないと、誰かに取られるかも知れない。


 最近では仲のいい友達(しかも女の人)が増えたとか言ってるし、急がないと行けない。


 何か、きっかけがあればいいんだけどな〜。


 そんな事を思った翌日に私は、兄によって怪物から助けられた。


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