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一話

何となく書き始めました。

「やっと終わったか・・・」


 俺こと新堂 祐也は一人不気味な城が崩れていくのを見ながらそう呟いた。そう、終わったのだ。やっと、終わったのだ。あの日、勇者として異世界召喚されて、始まった俺の勇者としての旅が終わったのだ。


 俺は、ある日通学路を歩いていたら、突如地面が輝き、勇者としてこの世界に召喚された。ホントにびっくりした。


 まあ、色々苦労はあったけどなかなか楽しい旅だった。俺は元々チート持ちだったんだけど、魔王の方が充分チートだった。時間止めるとか、反則だよな。


 まあ、頑張った甲斐あってか、現在魔王が倒された。・・・長かった。本当に長かった。俺は、スキルの効果で歳は取らないんだけど、向こうの世界の時間ってどうなってんだろ。


 俺が、考え事をしていると俺は光に包まれた。


「この光は・・・」


 これは、転移魔法陣の光だ。間違いない。確か俺が召喚された時もこんな感じだった。光が消え、目を開けるとそこは白い何も無い空間だった。そこには、見目美しい白髪ロングの美女がいた。赤い目は全てを見透かしそうな目だ。


「アンタは確か、エイルだったか?」


 俺は、異世界での知識を搾り出し問う。確かあの世界の最大宗教がエイル教とかいう奴だったはずだ。


「覚えていてくださり光栄です。新堂 祐也様」

「魔王は倒された。これで、俺は帰れるのか?」

「はい」


 俺は、エイルの言葉を聞いて安心をした。帰れる。ようやく帰れるんだな・・・。


「本当に帰れるの?」

「はい」

「スキルとかは向こうで使えるのか?」

「そう望むのならば」


 なるほど。確か、魔王を倒したものには一つだけどんな願いも叶えて貰えると言うという特権があったんだっけ?すっかり忘れてた。


「他にも叶えられる願いはありますが、そんなのでいいんですか?」

「うーん。特に叶えたい願いも無いし、それでいいよ」

「レベルリセットはしますか?」

「ステータスとか下がる?」

「下がりません」

「なら、お願いします」


 それを聞いた女神は机の紙に何かを書いた。そして、それを書き終えると、


「はい。受理が完了しました。これで向こうの世界でもスキルとか魔法も使えますよ。では、今から現実世界にお送りします。」


 俺の足元が光り始める。


「貴方がいた元の世界では、一時間ほどしか経っていないので特に問題は無いと思います。あ、後魔力は一応抑えて置いた方がいいですよ?」


 そんなことを言って来るエイル。


「向こうにも、使える人がいるんですね」

「その通りです」


 なら、面倒事を避けるために押さえておいた吠がいいな。


「あ!ひとつだけお願いがあるんですけど」

「何でしょうか?」

「下にいる仲間達に一言、伝言お願い出来ますか?」


「また会おう!て伝えてください」


 その言葉に、微笑むエイル。


「それぐらいでしたら構いませんよ?その代わり私の願いも聞いて下さい」


 俺の言葉に提案を持ちかけてくる。


「何ですか?」

「もしも、世界がピンチになったら助けてあげてください!」

「そんなことあるんですか?」

「もしもですよ。もしも!」


 それぐらいなら別に構わないけど・・・。あれ?でも、これはフラグじゃ無いか?


「了解しました。じゃあ、転移お願いします」

「はい。世界を救った勇者よ。貴方の道に加護のあらんことを。では、さようなら!」


 次の瞬間俺の意識は暗転した。




 目が覚めるとそこは自分の部屋だった。

 

「帰ってこれた?」


 俺は、自分の手足を確認する。うん、ある。何も問題無い。


「よっしゃああああああ!!!帰ってきたぞ!!!」


 俺は、喜び飛び回る。この家は妹と二人暮らしだが、今は学校に行っているので安心だ。


「はあ〜。取り敢えず寝るか!」


 俺は、取り敢えず懐かしき自分のベッドで睡眠を取ることにした。うーん、やっぱり自分のベッドは寝やすいなぁ。俺は約一年ぶりの自分のベッドで軽やかに眠った。




 名前 新堂 祐也

 年齢 十五歳

 種族 人間

 職業 元勇者(現在無職)

 レベル 1

 体力 8000

 力 2480

 耐久 1000

 器用 1900

 敏捷 6000

 幸運 120

 魔力 5320


 スキル

 《剣術》《棒術》《索敵》《逃走》《読心》《窃盗》《鑑定》

  《潜伏》《隠蔽》《遠視》《不老》《状態異常無効》

  《超再生》《飛翔》《限界突破・極》

  《完全記憶》《無限収納》

 《火炎魔法》《氷結魔法》《精霊魔法》《闇魔法》《光魔法》

 《回復魔法》《睡眠魔法》《複合魔法》《生活魔法》





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