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親○ 空から女の子が!


「空を飛んでいるだと..........。」


空を飛ぶというのは人類の夢だ。かつてかの有名な○○ト兄弟はその先駆者と言えるだろう。それから長い時間をかけ人類は空に近づいた。空を飛ぶということ自体は出来る。しかし有史始まって以来自らの力のみで空を飛んだ者は俺の知る限り一人も存在していなかったはずだ。


だがしかし、現に飛んでいる少女は飛行機にもヘリにも乗っていない。顔は逆光でよく見えないが翼だ。翼を使って飛んでいるんだ。いや待てよ、そもそも彼女は人間なのだろうか?ゾンビや能力があるのなら未知の生命体も存在しても何の不思議もない。



能天気に考えていた俺だが、ここでやっと異常に気付いた。少女が空を飛んでいるのも俺が気づかなかったのも異常だが.......。



恐らく美しい純白だったであろ4枚の翼は無残にも穴が空いており、血で真っ赤に染まっておりふらふらな状態で飛んでいる。しかもかなり高度が落ちてきており、あのまま行けば俺のマンション付近に落ちる。慌ててマンションへ引き返すことにした。




マンションの鍵を開け本棟の横にある小さな庭を見てみるとやはり先ほどの少女がいた。

近づいてみると少し反応したものの力を使い果たしているのか動こうとしない。ひとまず攻撃してこないとわかったので顔を見て......絶句した。






目も眩むという言葉がこれ以上なくぴったりと当てはまるほどの美少女だった。作り物の人形の顔の方がまだ現実味がある。それほどの美少女だ。まさしく二次元からやってきたと言っても過言ではない。そしてロングヘアーだったっけ?腰まである銀髪は少し触れてみると絹のように滑らかで一本一本が太陽の光を浴びて輝いている。



「あの.........大丈夫?」

「はっ!? あっ......ああごめんなさい。つい反射的に体が動いてしまいました。ごめんなさい!」



何やってるんだ俺!キモいにもほどがあるだろ! あまりの美少女っぷりにこころのストッパーが壊れかけたぞおい!

慌てて美少女から離れた瞬間.........トンッ



軽い音を立て俺の頭は首から離れ、真紅の花を咲かせることとなった。



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