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Diverse Road Online  作者: 漣ナガレ
第一章 冒険の始まり
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Rord2 下準備

「よしっ!これで接続準備完了!」

「自分でやってもよかったんだが…。」

「慣れた私がする方が早い!!」

「はいはい。」


今俺は突然来た鈴と風佳姉に流されるままハードの接続を行っていた。ほとんど鈴がしたので俺は座って説明書を読んでいる。


「これはどっちのなの?」

「私。友人たちのほとんどはゲームにあまり興味がなかったの。どうしようかと持て余していたんだけどちょうどよかったわ。」

「まあ、こっちもうれしいけど…。」


次の発売まで待たなければならないと思っていたが心配いらなかったな。それにしても…


「どうして二人とも持ってたんだ?」

「私はチラシを見て応募したよ」

「私はネットだったかしら。それで機材が二個来たから鈴も応募してたんだなぁ、って」

「ベータでは時々一緒にプレイしたよ。」

「楽しそうなことで。」


これは俺が運が悪いのか二人の運がいいのか。まあ楽しそうで何よりだが。そのあとはお互いの近況報告なりベータ時代の話なんかをして二人は帰っていった。










あれから二日。明日がいよいよサービス開始日である。今日は明日早めにログインができるようにキャラ設定をするつもりだ。キャラ設定はサービスが開始されなくとも出来るようだからな。

ベットに転がりゴーグルのような形をしたハードをつける。そして電源を入れスイッチオン。

そして俺の意識は落ちていった


『こんにちは。ここではあなたのアカウント設定とキャラクター設定を行います。』


気づくと自分は白い部屋の中にいて音声が流れて来る。ここが初期設定の場所みたいだな。見回すと壁でカウントダウンがされていた。

16:34:16

あと十六時間でサービスが始まるってことかな。まだ時間はあるし設定をしよう。


『まず、あなたのキャラクターネームを入力してください。』


名前か…。桐谷時人だからトキでいいか。目の前に出てきたウィンドウにトキと入力する。


『あなたのキャラクターの外見を設定してください。』


外見は現実の体をベースに設定するみたいだな。まあ現実とかけ離れた姿にすることも出来るが俺はなるべく現実の姿から離れないように設定していく。そして何十分かしてようやく設定が終わった


『これで設定は終わりです。サービス開始までしばらくお待ちください。』


で現実に戻った俺は宿題やら家事やらをこなしつつ明日を待った。




翌日。朝食を終え、家事を済ませた俺はあの白い場所にいた。

00:03:46

後少しでサービスが開始される。その間俺は白い部屋でネットを使ってDROのことを検索していた。ブログでは「あとすこしだ!!」とか「やってやるぜ!!」など威勢のいいコメントが書かれていてみんな待ちきれないようだ。


「朝から元気だねぇ。」


思わずそんな声を出してしまったサービス開始は十時。もうあと一分を切っている。俺はネットを閉じサービスが始まるのを待った。そして・・・


00:00:00


『ただいまからDiverse Road Online正式サービスを始めます。』


そして視界が白く輝き、その場から転移する。

DRO正式サービス開始だ。


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