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Diverse Road Online  作者: 漣ナガレ
第一章 冒険の始まり
13/19

Rord13 道中

「で、ゴブリン吹っ飛ばしたら俺がいるセーフティエリアに突っ込んだと。」

「そうそう、いやー面白かったわ。」

「どこがだ、死に戻りするかと思ったわ・・・。」


あのゴブリン倒した後俺は伸治、ゲーム内でもシンジらしい。とパーティメンバーの人たちと一緒に第二の街に行っている。シンジたちは既に行ったしく、今回ここで会ったのは第一の街にいる鍛冶師に預けていた武器を取りに行った帰りらしい。


ちなみにシンジのメンバーは五人。大剣使いのタクミ、槍使いのジャン、回復がメインの魔法使いロロさんと光魔法使うシーラさんに双剣使うシンジ。バランスはいい感じだと俺は思う。


「で、トキはあそこで何してたんだ?つーかお前DRO持ってないんじゃなかったか?いつ手に入れたんだ?どんなスキル構成してるんだ?」

「一気に質問するな、答えれんだろ。」

「そうだ落ちつけ。とりあえず君はシンジの現実(リアル)での友人という認識でいいかな?」

「まぁそういう認識で間違ってない。」


タクミの質問にに答えた後は聞かれたことを順々に答えていった。

妹がベータテスターでハードをもらったこと、クエストのために第二の街に向かっていたこと、セーフティエリアで調合していたこと云々。


まぁ色々小言やらアドバイスやら言われたがとりあえず受け取っておく。








「ハウルボイス!」

「トキ、ポーションくれ。無茶しすぎた。」

「そりゃああんな突っ込みしてたらなぁ、ほい。」

「サンキュー。」


第二の街に行く途中で鳥の大群に出会った。一匹一匹は弱いもののまあ集団で一気に襲われたらHPゴリゴリ削れて痛いらしい。シンジが一人で突撃して戦ってたのを見ていたが途中でジャンに交代していた。

まああいつの戦闘スタイルは見た感じ双剣でやられる前にごり押しす脳筋タイプだから少し防御面に不安があるのは仕方がないだろう。


俺も向かってきた奴に対して戦っている内になんだかんだして鳥の大群はいなくなった。









「群鳥の羽とクチバシがそこそこ、樹液がビン二本、露草十本、黄土とが少し、染虫数十匹と他には…。」

「もしもーし?聞いてるかー?」

「ん?何?」

「少し聞きたいことがあるんだが?」


今は第二の町に一番近い川の横のセーフティエリアにいる。少し休憩ということでアイテムの整理をしてたんだがシンジが質問してきた。

隣にいるタクミは何やら気難しい顔をしているがどうした?


「なんだ?」

「お前の持つポーションの一部が回復量高い件について。これはお前が作ったのか?」

「そうだが?」

「どうやってだ。これは売ってるのか?」



俺が作ったポーションを見せながらどちらも真剣な表情で聞いてきている。何かしら問題があるっぽいな。が



「作り方は言わんが一応知り合いの人に売ってはいる。」

「何処でだ?」

「第一の町の商店が多かった、たしか四番通りだっけか。そこ。」

「あそこかよ。あそこ人通り多くて今んところポーション類買いにくい場所だぞ、転売するやつもたまにいるし。」

「実際不足してたって話を聞いたがそこんとこどうなった?」

「全然足りねぇから今トップのプレイヤーは足止めくらってるよ。」



そんなに足りないのかと少し驚いたがどうやら街によっては冒険を進めたい人向けや生産者向けなどコンセプトがあるらしい。

今のところ開拓できているのは第三の街を探索し終えて第四の街へ行く途中らしいが、まだ冒険向けの街は第一の街だけらしいので装備を十分に揃えられず、結果今は周辺の開拓をしているらしい。


なんにせよ今ポーションはあっても足りないくらいに欲しいみたいだな。



「ま、頑張ってポーション買って攻略進めてくれ。」

「いやいやいやお前も攻略しに行こうぜ。」

「行きたいのは認めるがやりたいことがありすぎるのと多分お前らのペースについていけんわ。」

「そこは気合で頑張れ。」

「無茶言うな。」

「あー、話を戻すがそのポーション売っているのは誰だ?」



タクミが唐突に話を戻す。まぁそれぐらいなら言ってもいいだろう。。

ルルさんのことを少し話したあとは休憩を終わらせて改めて第二の街へ向かう。



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