そしてここに現れる。
「オハー」
「おはようございます」
なんでそんな固いのよ
私はそんなことを言いながら席についた。
「僕とあなたは先輩と後輩と言う立場であって、……」
はいはい。わかってます。
そんな真面目に答えなくて良いのよ。
ったく真面目過ぎるわ。
「水井。早くこの学校に慣れてよ?」
「今日、新しい新入生が来ます。その方となじもうとおもいます。」
私と馴染む気はないの?と思ったことは伏せておくことにして。
「…………新入生?聞いてないわ。」
「アメリカ合衆国、フロリダ州からくる、
一年生、インフィニティを所属としているそうです。」
{この学校には沢山の種類の銃科がある。}
「水井と私と一緒?」
そのようですね。といいながら、本を取り出し、
私に向けた。
「この本。とても面白いのです。読みませんか?」
話が変わりすぎ。
「近いうちに読んでおくわ。」
あ。といって、付け足す。
「美加といると僕いろんな人に絡まれるのですが。」
「人気過ぎてごめんなさいね?」
迷惑ですと告げれば良いのに。
「ふふふ。回りくどい言い方。」
~~~~~~♪
「あ。チャイム。」
勢い良くドアが開く。
教官だ。
「起立。礼。かまえ」
淡々と教官は言う。
水井の目つきが鋭く豹変した。
「相変わらず。銃を持つと変わるわね。」
ソウデスカ?と片言に答えた。
「今日は新入生を紹介する。」
ドアから入って来たのは…………