95話 炊飯器
たくさんの買い物をして疲れている私に女神様が言います。
「由紀ちゃん欲しい物ない?」
朝にレベルアップの音が鳴ることを止めてくれたから、今日のお礼はいらないのですが、ただ、ご飯を炊く炊飯器をこの世界でも使えるようにしてもらえればありがたいんですよね。いつも土鍋で炊くのは大変です。
「うーん、わかった。炊飯器2台買って」
え? 私の心を読んだのはわかるのですが、2台?
1台で十分なのですが?
「これからも、由紀ちゃんはカレーを作るんだよね、そのとき……ご飯をもっと炊いて欲しいんだ」
来る気ですね、カレーを私が作ったら絶対に食べに来る気です。
仕方ありません。
電気屋で、炊飯器を2台購入します。
最新式の大きめな容量のものがいいかな。
今回みたいに、女神様だけじゃないときもあるでしょうから、神々は10名もいますからね、それぐらいはないと。
いくら炊飯器2台を購入しても、私たち……クリスさんと、ルイスさんを合わせると大人数です。
これでいいかな。
いい感じの炊飯器を選びます。
価格もそれなりの値段です。
おいしいご飯の為なら仕方ありませんよね。
購入。
女神様に渡して魔石でも動くようにしてもらいます。
しばらく待つと……出来たらしい、ですね。
台所の空きスペースに2台置きます。
「じゃあねー♪」
女神様たちがキラキラと光り輝きながら去って行きます。
クリスさんと、ルイスさんからおやすみの挨拶をいただき、私は洗い物に取りかかります。
食器洗浄機も頼めば良かったかな? まぁいいや、とりあえず炊飯器が手に入っただけでもいいだろう。
簡単にテーブルの上などの片付けをし、お風呂に入って、自室に戻る。
今日は疲れた。
クリスさんと、ルイスさんが狩ったドラゴンの経験値はどうなったんだろうか。
知るのが怖い気がする。
だけど、知らなくては自分がどれくらい強くなったのかわからなければいざというときに困るだろう。
私は自分のステータスを知ることにした。




