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77話 オークキングの肉と玉ねぎ

 家に帰り、夕食の準備をします。


 今日はオーク肉と玉ねぎの炒めものでもいいかな? あとは、かき卵スープと、漬物と簡単な小鉢でもあれば、充分。


 そうと決まれば必要なものを購入して。


 今日はオーク肉と玉ねぎの炒めものとかき卵スープ、れんこんのきんぴらに、かぶの浅漬けに決めました。


 まず、ご飯を炊きます。


 それから、かぶの皮を剥いて繊維に沿って薄切りにし、ビニール袋に入れて、有名なメーカーの浅漬けの素を入れて揉み込みます。


 浅漬けはこれで完成。


 れんこんは皮を剥いて、薄切りのいちょう切りにして、水にさらしておきます。

 鷹の爪の種を取って小口切りにしたら、ごま油を入れたフライパンに鷹の爪と水を切ったれんこんを入れ炒めます。


 火が通ったら砂糖、酒、みりん、醤油を入れ、よく煮詰まるまで炒めます。


 私の家ではみりんは裏のラベルを見て、なるべく醸造アルコールを使っていないものを使います。


 醸造アルコールを使っている調味料で作ったものは味がぼやける気がするからです。


 同じ理由で、料理に使う酒も醸造アルコールを使ったものはなるべく使いません。


 安物でもいいから、日本酒コーナーに売っている、米だけを使った酒を使って料理をしたほうがおいしい気がします。


 もちろん、料理の腕に自信はありませんからなるべくいいものを使いたいと思います。


 肉や魚を高いお金を出して買うなら、使ったとしても酒やみりんなんて少量ですしね、調味料なんて使う量を考えれば、高いお金をだしても原価なんてたかが知れています。


 ましてや、ポーションなどで儲かっている私は自重なんてしませんよ。


 フッフッフッ。


 オークキングの肉を使う分だけ切り、半冷凍にして、こま切れ状態にします。

 玉ねぎを半分に切って、繊維に逆らうように、横に切ります。


 フライパンに油を入れ、まずは肉を炒め、少し火が通ったら、皿に取り出しておき、次に玉ねぎを炒めます。


 玉ねぎが炒まったら、肉を戻し入れ、そこに、蜂蜜、酒、みりん、醤油を合わせたものを入れ、さらに炒めます。


 かき卵スープは、まず、長ネギをみじん切りにします。


 沸騰したお湯に鶏ガラスープの素を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけたら溶き卵を入れ、かき卵にし、長ネギのみじん切りを入れ、塩、胡椒をし、最後に香りづけで醤油をひと垂らしして、ひと煮立ちしたら出来上がりです。


 簡単ですね。


 あ、クリスさんとルイスさんが帰ってきたかもしれませんね。


 食事の用意をします。


 あー、二人共男性だからすごく食べますね。


 ご飯足りるかなぁ?


 お肉がおいしい! 玉ねぎの甘さと蜂蜜とみりんの甘さ、これに醤油が加わって、甘んじょっぱくておいしいです。オークキングの肉の肉汁がしたたるのと合わさって強烈なコンボができましたね。


 あ、クリスさんのお肉が終わりましたね。


 クリスさんが悲しそうです。


 ってルイスさんもですか。


 あー、ルイスさんの表情も微妙です。


 もっと作っておけば良かったです。


 反省。


 え? 明日の朝もこれが食べたい?


 いいですよ、次は味噌汁にしますけどね。


 付け合わせも変えますよ。


 さて、洗い物を済ませたら、佐藤君の行きつけの店に行かなくては。


 え? どこかに行くのかって?


 クリスさんとルイスさんに今までのことを話しました。


 なぜか、クリスさんとルイスさんが店に一緒に行くことになりました。


 クリスさんが、ユキに危険は近づかせないと言っています。


 どうなることやら。

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