74話 甘エビ
当たり前ですが、クリスさんとルイスさんも無事、家に到着しました。
合鍵で家の玄関を開けます。
クリスさんがルイスさんに合鍵を渡していますね。
それにしても、クリスさんの顔が嫌そうですね、あんなに嫌そうなのに断れなかったんですね。
これからは、クリスさんにも、主人公に絡まれて逃げられないモブの悲しい気持ちに共感してもらえるでしょうか。
家に入ります。
台所に行き、エプロンをつけます。
まず、お鍋に湯を沸騰させます。
物々交換で甘エビとネギ、大葉、刺身醤油やわさび、お椀、醤油皿を購入します。
甘エビの頭をとって殻を剥き、ネギを小口切りにして、甘エビの頭とネギを沸騰した湯の中にいれます。
灰汁をとり、味噌を入れて、甘エビの頭の味噌汁を作ります。
お椀に盛って。
甘エビは大葉とわさびを共に皿に盛って、醤油皿を添えます。
いろいろテーブルに用意して。
「クリスさん、ルイスさん、お好きなお寿司、選んでください」
「オープン」
クリスさんとルイスさんが仲良く映像を見ています。
迷ってますね。
「いくらでも食べていいんですよ、選んでください」
二人共、特上寿司を2つとイクラの載った太巻きを2つ選びました。
私の分は本マグロの鉄火巻を選んで、購入。
これで、いいでしょう。
テーブルに並べます。
クリスさんとルイスさんはマイ箸を用意してますね。
そうだ、スーパーで、ペットボトルのお茶も購入しましょう。
ペットボトルを並べて。
「「いただきます」」
「それはなんだ?」
ルイスさんに日本の挨拶のあれこれを話します。
「いただきます。これでいいのか?」
「はい、大丈夫です。そうだ、味噌汁のエビの頭は食べられませんよ、あくまでも出汁をとっただけです、残してくださいね」
「わかった」
「わかりました」
一応、頭はとってありますが、甘エビの食べ方を教えます。
うん、二人共食べ始めましたね。
さて、食べましょうかね。
本マグロの鉄火巻がおいしい。
本当はお寿司は、プラスチックの容器でなく皿に盛ったほうがいいけど、面倒だしね、これぐらいは許して欲しい。
味噌汁もおいしいし、甘エビも甘い。
食べ終わっちゃいましたね。
うーん、食後に甘いものが欲しいかな。
和菓子がいいな。
どら焼を買って、緑茶も買いますかね。
温かいお茶がいいですし。
今回は、簡単にティーバッグでいいかな?
これから使うし湯飲みも買おうかな。
自分のを選び、クリスさんとルイスさんにも好きなものを選んでもらう。
湯飲みを洗って。
やかんでお湯を沸かして、ティーバッグでお茶を淹れます。
どら焼とお茶をどうぞ。
甘いものが大丈夫かどうか聞かなかったけど、大丈夫でしたね、二人共食べています。
ふー、満足、満足。
午後はどうしようかな、クリスさんに渡すエリクサーでも作ろうかな。
でも、実力がないから、あんまり治らないものになるかもしれないし、悩んでいるんだよね。
「エリクサーなら、俺からこいつに渡そう」
ん? ルイスさんがなぜ?
「まぁ、この家に世話になるしな。まぁ、由紀が俺の家に住むのが一番だが、こいつが了承しなかった」
ふーん、もし、クリスさんになにかあったら、ルイスさんのところでお世話になれるのですね。
却下です。
この家にいるのも、クリスさんに脅されたからです。
モブはおとなしく、一人がいいですよ?
「駄目だ。由紀を一人にしたら、変な虫がつく、現にこいつにくっつかれているじゃないか」
「なにを話しているんですか? ユキ? いい子だから私を怒らせないでくださいね」
とばっちりです。
モブ、悪くない。
悪いのはクリスさんです。




