49話 爆食
うーん、昼食だよね。
だいたいの皆さんがお寿司をお持ち帰りになるので、被らないようにパン系でいきましょうか。
となると、デパートのパン屋さんですかね。
お、サンドイッチのパーティープレートがありますね。
これを5個買いましょう。
余ったら私が食べます。
お惣菜屋さんも見ましょうか。
スモークサーモンのオニオンサラダと蒸し鶏のサラダ、それとポテトサラダにローストビーフ。
量も多めに買います。
余ったらこれも私が食べましょう。
食後にフルーツもいいですね、フルーツの盛り合わせも3個買いましょう。
ざっと購入して。
あれ?女神様が固まってる。
どうして?
「由紀ちゃん、これじゃ足りなさすぎるよ、これの三倍は購入してくれないと」
ええっ?充分だと思うけどな。
いつも渡すのも、これよりちょっと多いぐらいなのに。
「由紀ちゃん、私たちは持ち寄りで食事会とかお茶会をしているの、由紀ちゃんからもらったものだけでの食事じゃないのね」
なんですと。私の渡したものだけで食べているんだと思ってた。
となると、がっつり系もいきますか。
トマトソースの載ったハンバーグ、チーズの載ったハンバーグを購入します。
これを私のアイテムボックスから出したオーブンレンジで温めて。
同じお惣菜屋さんからフライドポテトを購入、チキンソテーも購入して、これも温める。
あとは焼き鳥かな?砂肝、ねぎま、つくね、ハツ、もも、軟骨……焼き鳥専門店から大量購入。
中華のエビチリ?焼売?中華料理屋から大量購入。
これらを温めて。
スーパーで無糖の紅茶のペットボトルを12本購入する。
女神様は大忙し、アイテムボックスから出した大皿に移したり、サーバーフォークや、サーバースプーンを用意したり、トングや取り皿、フォークなどを用意しているね。
忙しそうだな。
料理、これぐらいでいいかな?
「まぁ、いいんじゃないかな、追加で出してもらうかもしれないけど」
女神様からのオッケーもでた。
よし、準備は整った。
とりあえず座ろう。
クリスさんの隣が空いてるね、そこに座ろう。
って、なんで、私の隣にルイスさんが座る。
まだ座っていない席はたくさんありますが?
え?ここがいい?はい、ではどうぞ。
モブは逆らいません、ルイスさんも見た目主人公属性なんですよね。
クリスさんもなのですが。
主人公たちに挟まれたモブ、逃げ場がありません。
「あ、そうだ、クリスさんルイスさん、袋に入れた黄色い果物はレモンと言って揚げ物にかけるとおいしいんですよ」
と、話しておく。
揚げ物論争もあってレモンかけない派もいるけれど一応勧めておく。
私は、ちなみにレモンかける派。
まぁ、かかってなくても食べるけど。
しかし、これらの料理をフォークで食べるのは面倒ですね、箸を出しましょう。
割り箸を出す。
「それは何?」
クリスさんが注目する。
「箸と言って、私たちの国の食事の際に使う道具ですね」
エビチリをトングで取り皿に取り、箸で食べてみせる。
クリスさんが物欲しそうだ。
割り箸を出す。
クリスさんが受け取った。
箸を割るところから感動している。
同じようにエビチリを取り皿に取ると箸を使って食べ始める。
器用だな、これがS級冒険者の強みか。
なんでもS級冒険者に繋げるのは良くないですね。
単に器用なだけでしょう。
「俺もやる」
ルイスさんにも箸を渡します。
おや、他の神々の皆さんも手を出されてますね。
渡します。
「これ、便利だよー、一番始めに、お寿司を食べるときにもらったやつだー」
女神様が喜んでいます。
皆さん器用ですね、誰もが使える。
それも私と同じぐらい。
いや、私よりも所作がきれい?
認めたくない事実ですね。
あっ、みるみる料理が減っていきます。
静かなピラニアの補食シーン?
皆さん神様なので上品に食べるのですよ。しかし、料理は確実に減っているのです。
不思議。
おしゃべりもしてるのに食べる量が多い。
サンドイッチのパーティープレートを追加で5個購入。
サラダ系とローストビーフを大量購入。
間に合った。
フルーツの盛り合わせがもうない、3個購入。
だめ押しでデパートのプリンを12個購入。
すかさず女神様が小さめのスプーンを出します。
私もしっかり食べて。
プリン、うまうま♪
食事会が終わった。
何も残らなかった。




