40話 お金がかかるんですね
結局、少し悩んでみて、無理そうでないならやってみることにした。
屋台で売るものは何にしようか。
人気のあるものがいいが、他のところでも食べれるものは駄目だ。
商業ギルドのお姉さんに相談してみる。
「朝ですと、スープなどが人気ですね。その際には食器とスプーンを用意しなければなりませんが」
なるほど、スープか。
少しリサーチしてみようかな。
商業ギルドを出て、人気のありそうな屋台を探します。
あ、行列ができてますね。
5人ぐらいだけど。
食べてみましょうか。
塩味、具は多いかな、野菜がほとんどだけど。
うーん、これといっておいしいとは感じない。
まずいともいえないけど、物足りない感じかな。
二、三軒、周ってみて思ったことは、楽勝。
地球の食材を使って、地球の調味料で味をつければ売れると思う。
次は屋台を作る鍛冶屋に来てみた。
屋台はひとつ金貨350枚、魔道具などは大体金貨500枚するそうで、食器などでも金貨20~30枚ぐらいするそうで、細々したものを合わせると、金貨900枚以上になるそうだ。
うん、普通だったら無理ですな。
ちょっと夢をみていたようだ。
この前大量に売った生理用品のお金はなんとなく使いたくない。
明日、商業ギルドに行って生理用品を売ってこよう。
薬師ギルドに帰り、昼食を食べる。
デパートの惣菜でおいしそうなハンバーグがあったのでそれを購入して食べる。
安定のおいしさ。
お惣菜屋さん、グッジョブ。
おいしい。
食後になにをしよう。うーん、特級ポーションを売れば金策になるかな?
上級ポーション用の薬草を大量購入。
部屋に戻り、例の錬金釜で特級ポーションを30本作る。
他の金策はないかな?と、悩むと商業ギルドで市川君と出会った嫌なことを思い出した。
上白糖。
多分、市川君が売っているんだよね。
それも高額で。
金持ち喧嘩せずだけど、砂糖以外ならどうかな。
テンプレなら、胡椒とかなんだけど、ここならなにが喜ばれるかな。
明日、生理用品を売るついでに聞いてみよう。




