12話 角○魚類
「うん、買えたねー、それよりも、私もいいかな」
女神様に頼まれる。
「私もそれが食べたい。お寿司とお茶欲しいな。割り箸と小皿もお願いね」
このありがたいスキルをくれた女神様の言うことだ。
金貨1枚を入れ、サクサク購入する。
持ち帰りやすいようにスーパーの袋を購入する。
5円。
うん、おつりはどうなるのだろうか。
ま、返金すると損になるのでやらないが。
スーパーの袋に一人分のお寿司やペットボトルなどをいれ、渡す。
「ありがとー、今日は楽しかった。またね」
周囲が眩しく光る。
そして、女神様はニコニコ顔で去られた。
また来るんですね、と考えた。
まぁ、いっか。
さてどうしよう。
とりあえずお寿司を食べる。
うん、イクラがおいしい。
トロもいける。
薬師ギルドの食堂には行かない。
せっかくおいしいものを食べているのだから、あの塩味のスープは飽きているし、食べたくない。
さて、これからどうしよう。
チートスキルを手に入れてしまった。
こんなスキルを持っていたら悪い人たちに狙われるんじゃないか、と思う気持ちと、いや、他の人の為にも役立てなくては、とも思う。
とりあえず今日はもう寝よう。
色んなことがありすぎて疲れた。
朝がきた。
朝食を食べ、下級ポーションの買い取りをお願いする。
衣食住の衣類と食事がなんとかなりそうなので安心だ。
女神のお気に入り、いい仕事をしてくれた。
しかし、困ったのが、地球のゴミだ。
プラスチック。
こんなのを捨ててもいいのだろうか。
食堂で仕事をしているサキさんに邪魔にならないように聞いてみた。
普通にゴミとして捨てても大丈夫だそうだ。
ゴミの処理は錬金術で行っており、石ですら、灰になるようにしているので捨てても問題はないそうだ。
部屋に戻り下級ポーションを作る。
眩しい。
女神様がいた。
「ゴミはね、物々交換で石とか木片とかと交換できるよ」
アイテムボックスにある昨日のゴミを物々交換の空中の空間に入れる。
小石の映像が頭の中に流れる。
交換できた。
小石はアイテムボックスに入れる。
「それでね。昨日のお寿司おいしかった。あれ、10個くれないかなぁ、飲み物は自分たちで用意するからいらないけど、お寿司は欲しい」
このスキルをくれたのは女神様だ。
喜んで渡そう。
だけど、いいのかな、デパートのお寿司で、鮮魚センターのお寿司のほうがネタも大きいし、色んな珍しい魚のお寿司が入っているものもあるのに。
女神様が驚いた顔をしている。
「鮮魚センターってなに?」
「魚介類専門のスーパーみたいなところですね」
「へぇ……」
大丈夫だろうか、女神様が固まっている気がする。
「で、そういうお店はいくつもあるの」
「ありますよ。いくつも、私の気に入っているのは独自の商品を作っているところですかね」
頭の中で一番のお気に入りの店を思い出す。
ピロリン。
うん、鮮魚センターで買えってことね。
「じゃあ、その鮮魚センターのお寿司10個!」
「わかりました」
一番お高いお寿司を買い、これでいいかなと思う。
しかし、これを全部一人で食べるのだろうか?
「ん?いや、今日の午後、神々の集まりがあるからそこで出す予定」
あ、考え読めるんだったか。
なるほど集まりか……だとするとお寿司だけだとさみしいかな?
「いや、この鮮魚センター凄くてですね。おかずなんかも売っているんですよ。タコからとか、カニクリームコロッケとか、私好きなんですよね」
さりげなくお寿司以外も勧めてみる。
せっかくの集まりなら、もっと豪華にしたいだろう。
「タコから?」
「タコの唐揚げです」
「おいしいの?」
「私は好きです」
タコからとカニクリームコロッケを買うことになった。
他のクラスメイトより、多分お世話になっているんだ。
これぐらい、お安い御用だ。
スーパーの袋を買い、袋詰めをする。
キラキラと光りながら女神様が去った。
さて、今日はなにをしようか。




