神様彼氏と一緒じゃなきゃ嫌です
猫が好きな恋人の前で起きたら自分が猫に変わってたらどういう反応するのだろうという
悪戯な思考から生まれました。
初めて彼氏の家に泊まった…
僕の彼氏はイケボで、某アニメの地声主で配信者をしている
イケボではあるが、顔は……ここまで言えば皆様お察し頂けるだろうか。
そう、一般的に言えばかっこよくはない。優しいところに惹かれた。
あと声フェチからすれば、イケボは大事!
あぁ…話題が逸れた…
その彼氏の家に泊ったんだ!初めて!
なのに、起きたら目の前には見知らぬイケメン。
そしていつもの自分の特徴両声類ボイスが使えない。
そう、僕もまた配信者だった。
だったという理由?
そう、さっき気づいた。
白いふわふわの毛並み、ピンクの肉球…
そして…相手から見て左が見事に綺麗なスカイブルーに対し、右が金色っぽい
いわゆる金目銀目だ。
オッドアイ!しかも憧れていた金目銀目!
「にぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そう、僕は一晩で猫になってしまった。
猫アレルギーだったんだけど、猫になったら大丈夫なのかな?
と思い悩んでいたら頭の痛みとともにフラッシュバックする
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「あ。ごめんね君じゃなかったんだけどな…あぁ、やっちゃった」
は?え?なにここ。
今やっちゃったっていったよね?この人。
『詳しく聞かせてもらおうか??』
きっとアニメとかだと僕の後ろは炎がメラメラしてる。
絶対にメラメラしてると確信できるほどに、怒りがこみあげてくる。
ずっとそばにいるからと。一生一緒だよ。と伝えたのに
この僕の前で必死に説明している神とやらのせいで
僕が今まで彼氏にささげてきた時間がすべて終わった。
「な‥なんでもするから許して!」
なんでも?ほぅ…なんでもねぇ?
にやりと笑う。
『一人殺すも二人殺すも一緒でしょ?僕の彼氏もここに呼んで』
いやぁ~それはちょっととか言いだす神に
“いいんだよ?ほかの神様に君のせいで僕の命がおわりましたっていっても”
ここまでする必要性はない…と思うが、それくらい言わないとこの神はだめだろう。
それをしたら、ほんとに言わない?俺のせいにしない??と必死で問いかけてくる。
他に必要なことはある??それで手を打とう!と提案してきた。
だったら…
こういう展開あったら楽しくないですか??
僕の恋人さんの目の前で猫になったらどうなるんだろう…
今度時間があったら聞いてみることにします。