あやとり
社会問題について詩を書いてみました
古いパラダイムはいつまで続くんだろう
新しくしないと人は変われないだろう
誰かが変えなくてはならない
世の中のあやとり
指を動かせば解決できるかも
糸を切れば解決できるかも
どうするか悩むこともなくなるかも
だがあやとりは難しい
興味を持つ人は少ない
たとえ意見が出てもほどこうとしない
エリートは銀行に慣れ
工員は工場の手順に慣れ
主婦は台所の流しに慣れ
子供は学校に慣れ
そのことで時間は流れていく
流されてみれば当たり前
疑問を感じることなどなかった、と
文明が進んで寿命が長くなった
肉体は楽になった
でも、ベルトコンベアーはベロンとして長いまま
大根はお高くとまって、つんと高い
会社面接の幹部は眼鏡を直して言う質問がきつい
結婚の相手は首を縦に振らない
新しい光明はどこにあるのだろう
政治家のケンケンガクガクのあとだろうか
どこにあるのだろうか
それはどこにもない
だれでもない
それはあなただ
読んでくれてありがとうございました