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珈琲プリンのその先に
事件の後は甘いものが食べたくなりますね!
パクっ
「ん〜〜♡」
パクっ
「んん♡」
パクっ
「……おいしいですか?」
「嗚呼!やはりあの店のプリンは最高だ!」
浜松さんが帰った後、俺達は縁側でおやつタイムを楽しんでいた。
お嬢さん空き瓶タワーが空き瓶1つ分高くなった。
俺はまだ苺プリン半分しか食べてないのに。
あの事件の後、お嬢さんはダッシュで例の店に向かった。
着物に下駄であの速さ……そしてプリンを買う頃には着崩れ1つ無いのだから不思議だ。
「アドルフはもう食べないよな。珈琲プリンは貰うぞ!」
「最後の1個じゃないですか!ダメです!お嬢さんいっぱい食べたでしょう」
「まだ十個だ。」
「僕まだ半分ですよ!」
体に良くないから没収です、と取り上げおいしく頂いた。
滑らかな舌触り、コーヒーのほろ苦さとプリンの甘さが絶妙だった。
お嬢さんはほっぺを膨らませてたが後悔はしてない。
プリン♡プリン♡