9 天使と悪魔は結ばれても・・・いいよね!?
「未和ーーー!」
「・・・未来?」
未和は未来を見つけて振り向いた。
「・・・お前、ほんとに天使・・・だったの?」
「なによ。誰から聞いたの?そうだよ未和は天使だよ。未和は・・・人間にメルヘンワールドのことを信じさせるプロジェクトのために未来を―――――――」
「もう全部聞いたし、しってるよ。未和」
「・・・じゃあ話は早いね!」
「は?」
「未和は天使、未来は人間。・・・ずっと前から未来のこと好きだった!けど未和は天使だから、恋できないの!」
「ちょ・・・まて!」
うわぁーん!!!
大きな泣き声が響き、天使の姿が空に見える。
「え、あれ何?」「天使みたい」「羽生えてるわよ!」「・・・ていうか空飛んでる!!」
周りの人の声がする。
「え・・・あっ」
未和は慌てて顔を隠そうとした。
パシャ、パシャ
スマホで写真をとられ始めた。
「・・・やめろ!!」
未来は叫ぶと・・・悪魔の姿になった。
「・・・未来?え!?」
「俺、悪魔だから。恋できないなんて文句ないだろ、これで!」
「・・・未来・・・」
未和は泣きそうになった。
「ありがとう未来。未和のこと、いつも助けてくれて。でも、・・・なんで未来はメルへ・・・」
「・・・俺がメルヘンワールドにいなかった理由は、母さんは悪魔なんだ。けど、父さんは人間。俺はずっと父さんのところにいたんだ」
「そうだったんだ・・・」
「・・・俺も未和のこと、初めて見たときから好きだったよ、けど、隠さなきゃって、必死で」
「・・・」
「ふわっとしててさ。可愛くて・・・ほんとに天使みたいだって思ってたんだ。・・・ほんとに天使だったけど」
「えへへ。未和も全然気づかなかったなぁ。悪魔だなんて」
と、その時だった。
「ちょっと未来くん!なに、その女といちゃついてんのよ!」
「ハートフル?だって君は未和を裏切って自分優先で何もかもやろうとしてた。最初はちょっとだけ気になってたけど、すぐに君の性格を知ってあきれたよ」
未来に一刀両断されて、ハートフルはむかむかしている。
「未和。メルヘンワールドに行こ」
「うん、未来」
天使と悪魔は、メルヘンワールドで無事に結ばれたのだった。




