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クリムゾンホワイト  作者: minazuki
21/24

第21話 情報屋

お久しぶりです


第1話から文の書き方を弄ったり受験シーズンに突入したりして更新が遅れました


これまでの話もホンの少しだけ表現を変えたり文を付け加えたりしています


良ければ見てみて下さい


では、本編をドゾ

 カランカラン


 扉を開けるとドアベルが鳴った


「ここだ…」


 中に入った瞬間に感じるこの独特な雰囲気…懐かしい


「おいおいおい、ここはお嬢ちゃん達のような子達が来る所じゃないぜぇ」


 片手に酒の入ったコップを持ちフラフラとした足取りで絡んでくる

 酔っ払いを装っているのだろうがこの手のことを何度も経験してきた俺からしてみるとそれが演技だと直ぐに分かる

 そして、重要なのは相手に舐められないこと……


「……うるさいなぁ」


 俺は殺気を放つと共に魔力も放出する

 この世界では魔力を放出すると威圧感が何故だか増すのだ

 俺はこれを威響いきょうとよんでいる

 

「ヒッ!!」


 男は俺から放たれる威響に耐えきれず悲鳴をあげる

 周りで此方を観察していた男達の大半が目の前の男と同じように何も出来ないでいるが何人かは自分の武器に手を掛けている者もいる

 

 後ろではソフィアが俺の放つ威響からマイナを守ってくれていた


「あぁ、心配しなくて良いよ。戦いに来た訳じゃないから。ただ情報を買いに来ただけだからね」


 俺はニッコリと笑いながら言う


 目の前で笑っている子供とその子供から放たれているプレッシャーの不釣り合いさは気味が悪い物があるだろう


 周りの様子を見るに掴みは上々だ


 すると奥から1人の男がやって来る


「これはこれは、いきなり表で尋常でない気配がしたので見に来てみれば子供だったとは。いやはや、このようなこともあるのなのですねぇ」


 男は胡散臭い笑顔を顔に張り付けていて存在その物が嘘臭い雰囲気を放っていた


「ねぇ、戦う意思はないって言ったよね?その暗器は仕舞おっか?」


 俺は周りに分散させていた殺気を目の前の男に集中させた


「これはこれは、私の敵うような相手ではありませんねぇ。子供だというのに恐ろしいことで」


「よく言うよ。何とも思ってないくせに」


「クフフフフフフ。そんなことありませんよ?」


 と言って男はいつの間にかに取り出していた針を袖の中に隠す


「では、主人がお待ちですので付いてきてくださいませませ」


 何が、ませませ、だ

 つくづく人をバカにしたような奴だ


 そんなことを思いながら後を付いていくが一体何個あるのかと思うほど右をみても左をみても扉ばかりだ

 それよりも表から見た店の大きさと今歩いてきた距離が一致しないような気がするのは俺だけだろうか?


 そして男は1つの扉の前で止まりノックをした


「私です。お客様を連れて参りました」


「入るがよい」


 中に入ると黒髪に褐色の肌をし、着物のようなものを着崩している女の子が居た


 着物、この世界にもあったんだなぁ


「紹介しましょう。この方が私の主人でメラニー様でおらせられるで御座います」


 何だよ!おらせられるで御座いますって


「のぉ、お主、毎回毎回紹介文が異なるのはなんとかならんのか?」


「私、単調なる毎日は退屈でして」


 本当、こいつの言うことする事全てが嘘っぽく聞こえるんだよなぁ


 というよりもこのメラニーって女の子、感じる気配が人間というより魔物?


「まぁ、よいわ。して、ミルメコレオにケンカを吹っ掛けた3人組が何の用じゃ?」


「え?どうして」


 マイナがついといった感じで声を出す


「クククク。どうしてじゃろうなぁ?」


 メラニーは軽く握った手で口元を押さえ上品に笑う


「メラニーさん。あんまりマイナねぇをからかわないでください。マイナねぇは一般人なんですから」


「ほう?では、お主は一般人では無いと言うことじゃな?」


 その瞬間メラニーのプレッシャーが跳ね上がったのでそれに対抗して俺も瞬時に威響を放つ


「カカカカカ。これは愉快じゃ。さっきの気配はてっきりそこの英雄様のじゃとばかり思っておったがよもやお主じゃったとはの。これはすまなんだ」


 メラニーが元の状態に戻ったので俺も威響を止める

 それよりもさっきメラニーの魔力から感じた違和感が気になる


「ククク。その顔はわしの正体に疑問を持っておるな?ほれ正直に申してみよ」


 顔に出していたか?

 久しぶりだから気が抜けてるな

 気を引き締めないと…


「…はい」


「素直なのは良いことじゃ。そしてさっきの答えじゃがわしは魔族じゃ」


「ま、魔族!?」


 魔族とは魔物に人間のような人格を持つ者達のことを総称してそう呼び人間と魔族は長い間敵対関係にある


 そしてメラニーの魔族宣言を聞いてマイナは驚愕の声を上げソフィアは臨戦態勢をとる

 また存在その物が嘘っぽい男もソフィアを牽制するように動く


 この部屋で自然な状態でいるのはオリヴァーとメラニーだけとなった


「ソフィア、落ち着いて。そんなに警戒しなくても大丈夫だから」


「し、しかし…」


「そ、そうよ!相手はあの魔族なのよ?」


 ソフィアとマイナが口々に反論する


「だから、大丈夫だって。そもそもメラニーさんに交戦の意志があったらもう僕達は死んでるよ。もうここはメラニーのテリトリーなんだから」


「ククク。つくづく愉快じゃ。そこまで気付いておるとはのぉ」


「そりゃ、気付きますよ。外から見た店の大きさと内側の大きさが全然合ってないんですから」


 前世の時の逃走経路となる窓や扉の位置を確認する癖でどんな時でも建物をよく観察するようになっているのだ


「ほう。そんな所に盲点があったとはな。参考になるわい。まぁ、わしとしては今ここで戦ってもよいのだが、ここら一帯でどれ程の死傷者が出るか見物じゃのぉ」


 その言葉を聞いてソフィアは臨戦態勢から警戒するだけにしてくれた


「それと、マイナねぇ。魔族だからとひとくくりにするのは良くないよ。人間と同じように魔族にも悪い人が居るかもだけど、良い人も必ず居るはずだからね」


「ほう。人族にこのような思想を持っとる奴が居るとはのぉ。長生きしてみるもんじゃな」


 メラニーは感慨深く言う


「さて、そろそろ本題に入るとするかのぉ。オリヴァーじゃったか?話を聞こうではないか」


 ここからが本番だ…


「メラニーさん、ミルメコレオの情報を教えてもらいたい」


「じゃろうな。しかし奴等の事を探るのは、ほぼ不可能なのじゃよ。というのものぉ……」


 メラニーの話によるとミルメコレオに所属している人間は一種の奴隷なのだそうだ

 ミルメコレオに入る際に使用者を隷属するマジックアイテムの装備を義務付けられ、それによりミルメコレオの情報を洩らそうとすると天に召される仕組みになっているらしい

 

 ならば、本拠地に乗り込もうとするのだが屋敷はマジックアイテムでガチガチに固められておりコバエ1匹でさえも入り込めないらしい


 だから屋敷の連中はあそこまで無防備だったのかと話を聞いて納得した

 敵が来ないと分かっているのに真剣に警戒する奴は居ないだろう


「…と言うことなのじゃよ。どこかの貴族と繋がっているって事は分かっておるのじゃがそいつが分からん。そいつさえ分かればそいつが溜め込んでいる財産をふんだくれるのじゃがのぉ」


 ……あっれぇ~?

 何だか今朝?そいつの名前を見たような気がするんだけど…

 

「………」


「………」


 何だか後ろからの無言のプレッシャーが半端ない

 この2人も今朝の俺の報告を聞いているからその貴族の名前を俺が知っていることを知っているのだ


 知っていることを知っているのだ


 大事なので2回言ってみました


「あの~、メラニーさん?」


「ん?なんじゃ?」


「その、ですね。その貴族の名前、僕知ってます」


「ガチ?」


「ガチです」


 

やっぱりこれだけ更新が遅ければ評価が下がってる…


ブクマを付けたままにしてくれてくれた方々に感謝を


これから一時は更新が不定期となります


ご了承ください


よろしくお願いします

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