表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人生災難それが普通  作者: 推敲
4/5

2-3

家に着くと春井が玄関まで迎えに来た。


「おかえり誠二。思ったよりはやかったね」

「はやく帰らないとどっかの誰かさんがうるさいからな」

「えー、誰だろうなー」


オレが皮肉を言うと春井がわざとらしくとぼける仕草をする。

そんな春井を見ながらオレは質問をする。


「それで?春井、オレのサインがいる資料ってどういうことだよ」

「あぁ、それね。まずね誠二には来週からシェアハウスしてもらいます!」

「は?」


シェアハウス、複数の人間と一つの家に住むこと。

うん。オレの知っているシェアハウスはこれだけだ。他の意味は知らない。


「シェアハウスって…シェアハウスだよな?」

「他にシェアハウスなんて言葉あるの?」

「いや…」


やはりオレの知っているシェアハウスのようだ。


「シェアハウスってオレと、あと何人いるんだ?」

「えーと、誠二とわたしと、あと三人は確実にいるね」

「最低でも五人か…。でも何でシェアハウスなんてすることになったんだ」

「わたしが誠二の監視をするため。でも二人だけだとアレだからシェアハウスだって」


春井がドヤ顔で言ってくる。

春井、監視されるのはおそらくお前だ。

そんなことは絶対に言えない。


「シェアハウスだから、部屋に引きこもって小説書いてないで、ちゃんと料理とかお風呂の掃除とかしなきゃいけないんだよ」


…来週なんて、一生来なければ良いのに。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ