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トランスフォーマー騎士王の誓い  作者: ryoryo
第一部クインテッサの伝説
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第2話敵の正体と襲撃


陸の王国は完全にディセプティコン騎士団に征服されてしまい国民達はディセプティコン達を恐れながら過ごしていた。(メガトロン)「それでオートボットと逃げたこの国の奴等はどうした?」メガトロンは不機嫌な顔で追跡を指揮していたスタースクリームに尋ねた。(スタースクリーム)「そ、それが森に逃げ込まれ見失って…」(メガトロン)「この愚かな者が!あの二人は必ず捕らえろと厳命したはずだ!」メガトロンはスタースクリームの首を絞めながら怒鳴った。(スタースクリーム)「も、申し訳ありませんメガトロン様…お許しを…」(メガトロン)「そう思うなら探せ。殺されたくなかったらな。」メガトロンはスタースクリームを投げ飛ばし言いスタースクリームはそそくさと部屋を後にした。すると部下のサウンドウェーブが近づいてきた。(サウンドウェーブ)「メガトロンサマ、オソラクヤツラハウミノオウコク、ソラノオウコク二キュウエンヲモトメルツモリデス。」(メガトロン)「ふん、虫けらどもが無駄なあがきをしおって。だが最後に勝利の女神が微笑むのはこの儂だ。」その頃ティラとエド達はオートボットと共に森の中で一休みしていた。(ティラ)「ミラ、あなたは怪我は平気なの?」(ミラ)「大丈夫です。こちらのラチェット殿に処置してもらいました。」すると白い体の巨人が近づいてきた。どうやら彼がラチェットのようだ。(ラチェット)「しかし君もタフだねぇ。ディセプティコンに殴り飛ばされても打ち身だけですんだのだから。」(エド)「なぁ、あんた達は何者なんだ?」(オプティマス)「私はオプティマス・プライム。惑星サイバトロンから来た金属生命体オートボット騎士団の指導者だ。」(ジャズ)「私はジャズだ。オートボットの副官をしている。」(ラチェット)「僕はラチェット。オートボットの軍医をしている。」(エリータワン)「私はエリータワン。スナイパーをしているわ。」(ホイルジャック)「儂はホイルジャックじゃ。科学者をしている者じゃ。」(スキッズ)「オイラはスキッズ。」(マッドフラップ)「オイラはマッドフラップだ。」(クリフジャンパー)「俺はクリフジャンパー、突撃兵をしている。」(サイドスワイプ)「俺はサイドスワイプ!速さなら誰にも負けねぇぞ!」(ドリフト)「拙者はドリフト。これからよろしく頼む。」(クロスヘアーズ)「俺はクロスヘアーズだ。まあよろしくな。」(ハウンド)「俺はハウンド、デブだが素早いぞ。武器のスペシャリストだ。」(バンブルビー)「アタシはバンブルビー!クリフ兄さんの妹だよ!」(ミラ)「オートボット騎士団…」(ウィル)「国を襲った連中は何者なんだ?」(オプティマス)「陸の王国を征服したのはメガトロン率いるディセプティコン騎士団だ。」(ティラ)「さっきからオートボットとかディセプティコンとか言ってるけどあなた達についてもう少し分かりやすく教えて。」(オプティマス)「かつて我々の故郷サイバトロン星は強大な帝国で平和を保ち宇宙の中心都市と言われていた。しかし支配欲に取りつかれたメガトロンがディセプティコン騎士団を作り上げ反乱を起こした。先代プライムはそれに対抗するため民兵組織オートボット騎士団を創設しディセプティコン騎士団と激しい戦争になり星は崩壊してしまった。星が崩壊してからも我々の戦いは続いた。だがある時メガトロンはこの地球にオールスパークが眠っているのを知りディセプティコンを連れここにやって来た。我々の種族に再び栄光を取り戻すために奴はこの星を犠牲にするつもりだ。」(エド)「ちょっと待て。オールスパークって確かダイヤモンドやエメラルドより価値がある伝説の宝石なはずだけど。」(クリフジャンパー)「伝説じゃないぞ俺達はそのオールスパークが命の源だからな。」(ティラ)「でも、私達の国にはオールスパークはないわよ。」(ジャズ)「そこが問題なんだどうしてこの国をメガトロンが欲したのかわからんないんだ。」(サイドスワイプ)「んなの欲に取りつかれたいかれ野郎だから当然だろ?」(ラチェット)「そんな単純な理由な訳ないだろう。」(オプティマス)「そこで君たちにメガトロンと戦う協力してもらいたいのだ。」(ティラ)「ええ、いいわディセプティコンから国を取り戻さないと!ねえ兄さん!」(エド)「ああ、こちらからも頼むオプティマス!」ティラとエドはオートボット騎士団と協力してディセプティコン騎士団と戦う約束をした。一方そのディセプティコンのバリケード、ブラックアウト、スコルポノックがオートボット達を探していた。(バリケード)「一体どこえ消えたんだ?」(スコルポノック)「おめぇの探し方が悪いんじゃねぇの?」(バリケード)「もう一度言ってみろスコルポノック!」(スコルポノック)「おめぇの探し方はありきたり過ぎるんだよ。」(バリケード)「貴様…!サソリもどき風情が偉そうに言うな!」(スコルポノック)「んだと!」(ブラックアウト)「よさないかスコルポノック、バリケード。」(スコルポノック)「あ、兄貴…」(バリケード)「く、ブラックアウトの手前だ許してやるよ。」その時上空から戦闘機が現れスタースクリームに変形し地上に降りた。(スタースクリーム)「お前ら真面目に探しやがれ!でないとひどい目にあうぞ!」(スコルポノック)「ああん何でお前が偉そうに命令してんだよ!」(スタースクリーム)「スコルポノック、言っとくが俺様はこのディセプティコン騎士団のナンバー2だ!俺様がお前らに命令するのは当然だ。」(バリケード)「何がナンバー2だ。お前のような不穏分子がメガトロン様の片腕には程遠い。それならまだショックウェーブやサウンドウェーブが一番のお似合いだな。」(スタースクリーム)「こいつら…!ここで殺してもいいんだぞ!」スタースクリームはスコルポノックとバリケードに銃を向けたがその間にブラックアウトが入った。(スタースクリーム)「な、何だよブラックアウト。」(ブラックアウト)「そんな偉そうにいえる立場か?もしまたしくじったらその立場が危ういじゃないのか?」(スタースクリーム)「…俺様はもう一度空から探す。怠けんじゃねえぞ!」スタースクリームは再び戦闘機になり空へ飛んでいった。(スコルポノック)「くそ~!昔から気に食わないやつだったがあの野郎出世してから調子に乗りやがって!」(バリケード)「全くだ。どうしてあんな奴が俺達の上官なんだ。」(ブラックアウト)「よしとけあれでもれっきとした上官だ。まあ最近のあいつがメガトロン様をどう思っているのかわからんがな…」その頃ティラとエドはオートボット達と共に森を歩いていた。(バンブルビー)「ねぇねぇオプティマス。何でずっと森を行くんですか?ここじゃあ車に変形しても走りづらいですよ。」(オプティマス)「タメだ今ディセプティコンに見つかったらエドとティラを巻き込むことになる。極力その事態は避けたい。」(クロスヘアーズ)「そんな事言ってる場合か!?ここはディセプティコンどもを皆殺しにしようぜ!」(ドリフト)「拙者も賛成です。我らの故郷を滅ぼした疫病神どもはここで…」(ジャズ)「よさないか!ドリフト、クロスヘアーズ!」(クロスヘアーズ)「じゃあこのまんま見逃せってのか!」(ラチェット)「何もそこまでは言ってないだろ。感情に任せて動いても負けるだけだ。」そう言われてクロスヘアーズとドリフトは渋々ながら納得した。その時だ突然爆音が聞こえてきた。まあ。(ウィル)「な、なんだ!?」(エリータワン)「まずい…見つかったわ!」(ミラ)「バカな、なぜ見つかった。」(ハウンド)「おい通信はちゃんと切ったのか!」ハウンドは皆に位置を悟られないよう通信を切ったか尋ねた。するとスキッズとマッドフラップが顔に冷や汗を流した。(スキッズ)「オッオウ…」(マッドフラップ)「ヤッベ…」(ハウンド)「スキッズ、マッドフラップ!てめぇらまたか!」(スキッズ)(マッドフラップ)「ひいい!ごめんよ~!」(オプティマス)「オートボット騎士団!散会しろ!」オートボット達はそれぞれの乗り物に変形しミラは救急車に変形したラチェット、ウィルはスポーツカーに変形したドリフトに乗りティラとエドはカマロに変形したバンブルビーに乗り込みディセプティコンから逃げ出した。(バリケード)「ハッハハハ!見つけたぞオートボット!」するとバンブルビーの目の前に改造パトカーに変形したバリケードが現れた。(ティラ)「バンブルビー、あいつもディセプティコン?」(バンブルビー)「うん、バリケードっていう嫌な奴だよ。」(バリケード)「ご紹介感謝するよバンブルビー。サイバトロン星から脱出して以来だな。」(バンブルビー)「あんた達ディセプティコンのせいでアタシ達は難民になったのよ!」(バリケード)「ふん、もとはといえばメガトロン様に逆らった貴様達のせいよ!さぁここで始末してやる!」(バンブルビー)「二人共逃げるよ!」バンブルビーはその場から逃げバリケードがそれを追いかける。(バリケード)「待て!貴様を殺してやる!」(エド)「おい!なんだかやけにお前を恨んでるようだけど!」(バンブルビー)「そういう奴なのバリケードは!」その時サソリに変形していたスコルポノックがロボットに変形しバンブルビーに立ち塞がった。(バンブルビー)「やば!スコルポノックだ!」(スコルポノック)「へっへへへ!追い詰めたぜオートボット!」(エド)「まずいぞ挟まれたぞ。」さらにそこに軍用ヘリコプターに変形していたブラックアウトがロボットになりその場に駆けつけた。(バンブルビー)「うう、今度はブラックアウトまで来たよ…」(ブラックアウト)「メガトロン様の命令だ。その二人をそちらに渡せ。」(バンブルビー)「嫌だと言ったら。」(ブラックアウト)「お前を殺してから奪うまでだ。」そう言うとブラックアウト、スコルポノック、バリケードは銃をバンブルビーに向けた。バンブルビーは二人をおろしロボットに変形した。(ティラ)「逃げてバンブルビー!さすがにあなただけじゃかなう数じゃないわ!」(バンブルビー)「ううん!アタシはあなた達を見捨てない!それにアタシには強い味方がいる!」その時赤と青のトレーラーが現れそしてロボットに変形したそれはまさにオートボット騎士団のリーダー、オプティマス・プライムであった。(ブラックアウト)「オプティマス…!」(オプティマス)「バンブルビーの言うとおりだ我々は一人ではない。」(スコルポノック)「うるせぇ!だったらひとりぼっちにしてやるよ!」スコルポノックはしびれを切らしオプティマスに襲いかかったがやはりオプティマスに殴り飛ばされた。(ブラックアウト)「貴様スコルポノックを!」(バリケード)「ここで会ったが百年目!お前を殺してやる!」続けてブラックアウト、バリケードがオプティマスとバンブルビーに襲いかかった。バンブルビーはバトルマスクを着けスコルポノックとバリケードと戦い、オプティマスはブラックアウトと戦った。両者とも肉弾戦と銃撃戦を展開し一進一退の状況であった。そんなときであった遅れてロボットモードになったスタースクリームが現れた。(スタースクリーム)「へっへへ!後ろががら空きだぞプライムさんよ。」どうやらスタースクリームはオプティマスを狙ってるようだ。オプティマスはブラックアウトとの戦いで気づいていない。(エド)「止めろ!」その時目の前に剣を構えるティラとエドが立ち塞がった。(スタースクリーム)「おいおい正気か?お前ら人間が俺にかなうと思うのか?」(ティラ)「たとえそうだとしてもこの世界を守るために戦うの!」(スタースクリーム)「そうか…だったら死ねぇ!」スタースクリームは銃で二人を殺そうとしたその時二人の剣が突如光だした。(スタースクリーム)「な、なんだ!?これは!?」(エド)「光ってる…」(バリケード)「おい!スタースクリームその光を浴びつつけるな!俺達の体に負担を与えてるぞ!」ふとみるとディセプティコン騎士団のオールスパークの数値が徐々に上昇していた。このままではスパークが爆発してしまう恐れがある。(スタースクリーム)「く、退却だ!」ディセプティコン騎士団はそれぞれの姿に変形し撤退した。(バンブルビー)「行っちゃいましたね…」(オプティマス)「それにしても今のは何だ?私にはその剣が敵味方を判別してオールスパークに悪影響を及ぼしているとみたが…」(ティラ)「私にもわからない…この剣は王家に伝わる剣で2ヶ月前にお父様から譲り受けたの。」(バンブルビー)「その剣って他の国にもあるの?」(エド)「ああ、他にも2本あってそれぞれ海の王国、空の王国にもあるんだ。」(オプティマス)「だとするとこれは3国の王家の歴史に関わるものかもしれん。ならばこれをディセプティコンに渡してしまえば大変な事になってしまう。」(バンブルビー)「とりあえず皆と合流しましょ。」オプティマス達はその後何とか皆と合流できたのであった。






ディセプティコン騎士団


サウンドウェーブ


ディセプティコン騎士団の情報参謀。ビーグルモードは青色のエイリアンジェット機。表情の出ない顔のとうりに感情を持っておらず目的遂行のために他人の弱みを握って自分の有利な状況にするのが得意。


バリケード


ディセプティコン騎士団の追跡戦士。ビーグルモードは黒の改造パトカー。非常に陰険な性格でバンブルビーとは因縁があるようで彼女にしつこく付きまとう。



ブラックアウト



ディセプティコン騎士団の航空重装兵。ビーグルモードは黒の軍用ヘリコプター。メガトロンに絶対的な忠誠を一人でスタースクリームとは犬猿の仲である。



スコルポノック


ディセプティコン騎士団の偵察兵。ビーストモードは紫色のサソリのインセクティコン。ブラックアウトの弟分で攻撃的な性格。尻尾にはクジラを一秒殺せる猛毒がある。



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