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閑話 : 二人のお嬢様

気持ち程度の短い更新です。すみません!

今回はギルバート視点。



「殺すのがそんなに嫌なら、わたしのところに来ればいい」


 そう自信に満ち溢れた顔で言うマリー様の顔がふと浮かんだ。

 言葉に惹かれて執事になったが、彼女はその言葉の真逆とも言える命令を僕に下した。


 それは『アルバート家の令嬢の暗殺』アルバート家は現在、国に大きな影響を与えていて、国王の庇護下にある。

 そんなところに手を出すとはあの人は何を考えているのだろうか。でも何を考えていようが関係ない、上手くやればいいだけだ。僕は生活できる環境を提供してくれた彼女の命令に従うまで。




 殺しの対象となるシェリー・アルバートとマリー様は似ている。性格は全く違うが、僕を見る目が同じな気がする。いままでは、マリー様が変わっているだけだと思っていたが、ここに来てからわかった。

 二人は僕を通して誰かを見ている。あの男爵家で見る目が養われたからか、確信に近い。誰を見ているかまでは流石にわからないが、僕でないことは確かだ。


 なんだか上手く表現できない気持ちになる。自分自身を見てくれないことに不満が? それは今さら過ぎる考えでありえない。では何故? 

 ……珍しく色々と考えて疲れてしまったようだ、体が重く感じる。明日も早いからそろそろ寝なくては。


 僕は疑問を打ち消す為、そして明日もある執事の仕事を万全にこなす為に寝た。

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