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七宝伝〜今起こったこと〜  作者: nyao
二章 ~仲間~
33/51

二十六話「悩み迷い、されど叶わず。故に我は動く」




もう何度目になるか、昼休み以降その視線は明らかに敵意を孕んでいた。それも生徒達が疎らになった放課後だからこそか、その視線は今までで一番鋭い。

幾度か逸らされたそれはもう逸らされず、どころか席を立ち上がって恭一へと近づいてきた。


「千里、少しいいか?」


有無を言わせぬもの。

だがそれ以上にその視線を向けられて応えない恭一ではない。目前に立つ相手に向けて今からでも戦闘万全とばかりに殺気が溢れていた。


睨まれて当然相手方、凪も警戒心を露にしながら睨み返してくる。


「ここでは話し難い。場所を変えよう」


何も答えずに立ち上がり、そのまま教室の出口へと向かった。その手に鞄は無い。


後ろから付いて来ているのを感じながら恭一の足取りは迷わず進んでいた。

階段を上って、更に上へ。


最後の階段を上って、少しだけさび付いたそのドアを開いた。

鍵が掛かってないのはいつもの事。

屋上の、フェンス近くまで進んでから恭一は振り返った。付いてきていた凪は恭一とは間を取った距離で立ち止まっていた。


元より人の少ないこの場所、今は誰一人として物影はない。聞こえる音も風に軋むドアくらいのもの。遥か下の騒音は届いてこない。


「何の用だ」


凪は背後をちらりと見て、誰もいない事を確認したのか。他者の為に遠慮していたであろう敵意をもう隠す事無く恭一へと向けてきた。


「今日の昼休みに訪ねてきたあの女とお前はどんな関係だ?」


「妹とその友人だ」


「・・・・・名前は?」


「千里萌と如姿舞」


「如姿舞・・・・・違う。偽名、か?」


俯いて、何かを考えているようだが漏れる言葉は無意識なのか。はっきりと恭一の耳にまで届いていた。


何を思うのか、困惑するような凪の様子からは敵意がやや薄らいでいる。

よって、今が好機。


「用事はそれだけか」


僅かににじり寄る。


「あ、ああ。いや、違う」


また半歩、そして一歩。気付く様子は無い。


「なら、用は何だ」


その言葉に凪は何故か躊躇うように口ごもり、


「あの女の名は弧月真衣ではないのか?」


歩みが止まった。

発された名。それは琴線に触れる。


「何処でその名を聞いた」


鋭い口調。それに凪も気付いたのか薄れがちだった緊張、敵意が一気にぶり返した。

強く睨み返してくる。


「お前こそ・・・昼間のあの女から聞いたんじゃないのか?」


「違う」


否定するも向けられる視線は断じて信じてはいない。恭一としては単に素直に答えただけなのだが。


探るようにその視線が動く。


「なら何処でその名を知った?」


「工場跡だ。それよりも何処で聞いた」


瞬間、凪の表情が崩れた。理由は知らない、そして知る必要もなかった。

にじり寄る。あと少し。


「私も工場跡で・・・・いや、それならお前が佐久弥に会った、のか?」


本当に戸惑っているように、向けられるのは疑惑のみ。


「そうだ」


そして間合は整った。


地面を蹴って、詰めるには一足で十分。

戸惑いの表情が浮かぶまま、恭一は凪の横を通り過ぎた。その様に腕を取り、背後に回る。


「え?」


もう遅い。

取った腕を捻り上げて、更に足を取ると見事に凪の体勢は前に傾いた。


「っ!」


叩きつける、までは行かずとも後は地面に押し付けるだけ。


そこで。


恭一はその場から飛び退いた。後一歩で凪を捕獲できた事になど微塵の躊躇いもない。

二歩、三歩。凪から、いや屋上のドアから距離をとってその先を睨み付ける。


「誰だ」


違う、か。誰だと問いつつも恭一にはそれが誰なのか分かっていた。第一寸前まで殺気も放たずにこんな回りくどい事をする相手など恭一の周りにはただ一人しかいない。

一人分からないように戸惑いながら凪は身を起こして、恭一の視線が自分に向かっていない事に気付いたようで同じく視線を後ろ、ドアへと、向けた。


「出て来い」


声色が努めてか、いつもの五割ほど増しに冷たくなる。凪には分からないのか戸惑いがちに恭一とドアを交互に見ていた。

だが間違いはありえず、最後通達を発しようとする直前。


「恭一。お前さ、ちょっと敏感すぎねえ?」


ドアの向こうから聞き覚えのある声、そして軽薄な笑みを浮かべつつ和佐が姿を現した。凪が何か驚いているようだったが気にする事ではない。

姿を現した事に一層視線が鋭さを増すが、それでも和佐は普段と変わりない様子でへらへらと笑みは変わらず。


「どうしてあれで分かるかね。千里だけに千里眼でも持っていたりしないか?」


呆れたように息を吐く和佐は一切無視。恭一は射殺す勢いで睨みつけるだけ。


「何の用だ」


「何の用、ってなぁ。今朝俺が言った事をもう忘れたのか? あ、凪ちゃんはこんにちは」


「あ、ああ・・・」


軽く片手を上げて、凪は戸惑いを抜け切れていない様子。そのまま軽い足取りで向かってきた。

恭一のすぐ手前でその足は止まる。


へらっと笑みを浮かべて。


「今日俺の家に来る来ないのあれだよ。お前が教室にいなかった所為で散々探したぞ、俺」


「そうか」


応えは相槌を打つだけ。


もう、というよりも敵意さえ向けてこなければ初めから凪に興味などなはなく、恭一は用事を思い出したのでそのままドアへと向かった。

すれ違い、すぐに後ろから足音が続いた。


「なあ、恭一。凪ちゃんと何か用事があったんじゃないのか?」


「済んだ」


一言だけを残して恭一はドアをくぐって屋上を後にした。和佐は何故かそれに続かずにドアの前で呆れたように立ち止まった。


「全く、なぁ」


いつもどおりの恭一の姿を和佐は苦笑とも取れるため息で見送って、それでも悪い気はしないとするようにその口元に微笑が浮かぶ。


「さて、と。急がないと逆に俺が置いていかれるんだけど、なぁ」


振り返り、それは凪を捉えた。


「凪ちゃんも一緒に来ないか?」


向けたものは笑顔で言葉は実に軽かった。

意味を呑み込みかねたのか瞬きを一つ、二つ。困惑が顔一杯に浮かんで、消えた。


「どうして、だ・・・」


「何が?」


「どうして私に対してそんな事を言う?」


「ん、ん〜? 強いて言うなら先日は凪ちゃんたちの家に行ったから今度は俺がご招待、って感じかな。ど、来ない?」


にっこりと笑みを浮かべて手を差し伸べる姿は実にわざとらしい。しかもそれが気に入らなかったのか、露骨な嫌疑が凪に浮かんだ。


向けられたものを見て和佐は素直に笑みと手を引っ込めた。それからふざけるのを止めたのかやや真面目な表情になる。あくまでやや、だが。


「まあ、ついでに言うと凪ちゃんは俺のじいさんから話を引き出すネタって所かな」


「ネタ?」


「いや、それもちょい違うか。そうだな、厳密に言うなら・・・」


迷うように、内容をではなくそれを言うかどうかを迷うように和佐は喉元を鳴らして、一度だけ頷いた。


「この際はっきり言っておくか」


浮かべていたものは情けないような、泣き出しそうな、弱々しい苦笑だった。だが凪がそれを訝しがるより先に真剣な、それこそ初めて見るような真顔に戻っていた。


「恭一に関わるな」


「なに?」


凪が眉を寄せるが、和佐は一向に気にしない。


「恭一に関わる気なら命を掛けろ。あいつを殺せる覚悟で接せ」


「・・・・どういう意味だ?」


「そのまま。それに」


ふと、和佐の顔に翳りが生じた。


「俺はそれ以外の術を持たないからな。約十年、現状維持以外の方法を見つける事は出来なかった」


「それは」


どういう意味か、と。問うより先に和佐の表情は元の緊張感のない笑みに変わっていた。


ひくっ、と喉を震わせて、結局凪の口からそれ以上の言葉はでなかった。


「と、言うわけで詳しい事が知りたいなら俺の家に来ないかって感じだな。まぁ、無理には誘わないさ。俺も無理矢理ってのは好きじゃないし。で、どうする凪ちゃん?」


「・・・卑怯者め」


搾り出したような一声に和佐は満足したような笑みを浮かべ、それでもなお言う。


「それは返事? それとも・・・」


「ああ、分かった。望みどおり行かせてもらうとしよう」


半ば自暴自棄のような物言いに、和佐は今度こそ完全に満足の笑みを浮かべて、


「それでは、凪ちゃんをごしょ〜たい〜」


再度凪へと笑いかけてから先導をするように屋上を後にした。続いて、息を一つ漏らしてから凪もそれに付いて行った。





◆ ◇ ◇ ◇ ◇





恭一が玄関から出ると最初に校門近くの人溜りが目に付いた。

大層な事だと感じつつ、取り敢えず恭一は人ごみを避けるように端の方から校門を抜ける事にした。時折迫る雑兵には足と拳を見舞い撤去しながら先へと進む。


そして人垣も半ば。


「ぁ・・・・・えちゃん!」


「ぇ、・・・・ん」


届いた微かな声にふと足を止めた。


顔を向け、そうすると同時に人垣がそのまま迫って来る。

迷わず恭一は迫り来る愚物共を除いていく。結果、然して経ずに人垣の方から恭一を避けて割れるようになった。ついでに足元に転がっていた十数名の生徒も誰かが引っ張って退けてくれていた。


人垣が開けて、中央部――というのも適切かどうか判らないが――に到ったらしかった。そしてそこから向かってきたのは先ほどの声に間違いはなく、萌だった。ついでに舞も。


「お、お兄ちゃん・・・」


人気に中ったのか、駆け寄ってきた萌の表情は僅かに沈んでいて不安そうだった。伸ばされた両腕が恭一の腕を取り抱き締める。

一方でゆっくりと歩き近づいて来た舞に怯えはなく、困った、というような表情だけが浮かんでいた。


「お兄さん、教室にいないから探しましたよ。どちらにいたのですか?」


「屋上だ」


「成る程、それは・・・探しませんでしたね」


安心させるように萌の頭に掌を乗せて、萌を腕に付けたまま恭一は歩きを再開した。人垣は自然と割れ、恭一はまるで王道を進みその後には舞も付いてきているようだった。


校門から出てしばらくするとすぐに人の数は激減した。僅かな視線は感じるものの気になるような鋭いものは一つもない。


いつもと同じような帰り道。


いつもと同じように一緒に帰り、ふと何か違っていたような気がした事に気付いた。


「おい、恭ぃ・・ち・・・」


背後から届いた声でそれも確信に変わる。改めて思い出した事に恭一は足を止めた。つられて萌と舞の二人の足も止まる。


振り返ると和佐、その後ろに凪の姿があった。

二人の姿を見た瞬間、正確に言えば恭一の視線を追って萌が振り返り和佐――の背後の存在を見ていると悟った瞬間に抱かれていた腕の力が強くなるのを感じた。見知らぬ相手、凪の姿があるために緊張しているのかもしれない、と思う。


「和ちゃん。そのひと、誰?」


それは久々に聞いた、僅かに怒気の篭った声だった。


声圧に負けたのか和佐が足を止め、ならず僅かに後ろに下がった。だがすぐにその表情に嬉しそうなものが浮かんだ。


「萌ちゃん、もしかして俺にやきもち妬いてくれてる? いや大丈夫だって、彼女は違うから。第一俺は萌ちゃんひとす」


言葉が凍った。

どのような表情が浮かんでいたのか、見る事のなかった恭一に知る余地は無いが余程のものだったのだろう、と想像は付いた。事実和佐の背後の凪も僅かに頬を引き攣らせているのが見て取れた。


「そのひと、誰?」


「ああ、えっと、なぁ・・・彼女が、その、昼間舞が言ってただろ、あの」


「渫槁凪と言う。初めまして、だな?」


言葉欠片の和佐に代わるように少しだけ前に出て、名乗ったその姿は堂々たるものだった。

毒気を抜かれたのか隣の怒気は次第に抜けていくのを感じ、間もなく隠れるようにして恭一の背中へと身体半分回っていた。


「は、はい。初めまして、です、渫槁先輩。わたしは」


「知っている。千里萌、で合っているな?」


こくこくとただ首を縦に振る。


「でも」


「私が転校して来た時、入学式にあれだけの事があれば誰でも覚えるさ」


知らない相手が名前を知っていた事に驚きを浮かべた萌が『どうして?』と口を開くより先にまた凪が口を開く。その口元は少しだけ可笑しそうに上がっていた。

本人は分からないように首を傾げ、何故か舞と和佐は笑いを堪えるようであった。恭一にしては萌と同じで特に大した事件は思い当たらない。


ようやくか、慣れ始めたらしく隠れながらだが萌が浮かべていた怒気が返してきた。


「それで渫槁先輩、“わたしの”お兄ちゃんに何の用ですか?」


腕を抱く力が僅かだが更に強まった。

言われた瞬間凪は眉を寄せて、不思議そうに恭一に視線を向けてきた。だがすぐに恭一が何も応えないのを見ると続けて萌へと視線を移す。


「どうしてだ?」


「・・・・・」


萌は黙ったまま答えない。ただ怒気は再び萎んでいった。

凪と萌の二人が共に困惑気味に、そんな二人に舞と和佐も何も言えないのか、沈黙が場を支配する。


硬直した場にこれ以上意味をないとみなし、恭一はそのまま身を返した。


「お、お兄ちゃん?!」


腕に付いた重りは少しの抵抗を、だが後はすんなりと付いてきた。どころか先ほどまでより更に密着する。周りの視線に篭る敵意のようなものが僅かに強まったような気もするが、気に入れる程度の事ではない。

何より萌が傍にいる今、余計な事をする気はほとんど湧いてこなかった。


「ぁん、萌ちゃん待って」


「ちょ、おい、恭一」


後ろからは付いてくる気配が二つ。すぐに萌の隣の舞が、恭一の隣に和佐が並んだ。


僅かに上がった、刺すような視線に恭一は横を向かされていた。


視線が丁度重なる。


「萌ちゃん連れてどうするんだよ、おい」


殆ど口だけの動きで声は漏れ出ていない。隣の萌にも聞こえてないだろう。それに恭一は確かめるように隣の萌へと視線を移した。


腕の内に在るのは掛け替えない大切な妹で、向けた視線に気付くとただ嬉しそうに無邪気な笑みを返してきた。


「何、お兄ちゃん?」


「何でもない」


視線を和佐へと戻す。


「どうなんだ?」


問いかけに、恭一は足を止める事で応えた。それから再び萌へと視線を向ける。

立ち止まった事に萌は不思議そうに恭一を見上げてきていた。ついでにその向こう側にいる舞も。


視線が合う。目先が絡み合い、恭一は口を開いた。


「萌、先に帰れ」


「ぇ」


声が聞こえてから時が止まったように感じたのは果たして何秒か。

笑顔だったそれは次第に沈み、悲しむものへと変わっていった。それが恭一でも判るほどにはっきりと。

覗く瞳が潤いを帯びる。それでも溢れないのは必死に我慢しているから。


それは知っている。


「ぃ、や」


最初にその口から溢れたのは驚くほど小さな呟きだった。


だがそれが何より。


胸を打つような苦しみに恭一は思わず自由な方の手を胸に当てていた。


分からない。


分からない。


だが苦しい。これ以上先は、


「嫌」


腕を抱いていた力は血が止まるほどに強く、締められた。


言葉ははっきりと、何より意志が明瞭に。更に、腕が絞まった。


「お兄ちゃん、どうしてそんな事いうの?」


その瞬間、もしかすると初めからか、恭一の出す答えは決まった。動いて手を払う事も、視線を逸らす事も出来はしない。


「ぁっ」


萌の身体を引き寄せるように、歩を再開した。繋がれた場所から僅かに相手の熱が温まるのが感じられる。

後の二人は今度は付いてくる気はないのか、追ってくるものは一つもなかった。


「恭一ぃ・・・」


情けない声が背後から届いたが恭一は何も応えなかった。


背を向けていて恭一は、そして萌も気づかなかったがまるで恋人のように寄り添って歩いていくその姿を、場に残された三人はそれぞれの思惑と視線で見つめて、内二人が同時にため息を吐いた。どちらにせよ、気付かなかった事に変わりはない。

よって歩み寄ってきた凪と和佐の、


「上柳」


「・・・・何、凪ちゃん?」


「あの二人は、その・・いつもああなのか?」


「ああ」


などの会話も当然聞いてはいなかった。








七宝殿〜居間で興っている事?〜



苦渋の六区は「病みながら、敵わず。故に我は蠢いた」




真衣 乗っ取り……と、同ネタはしません、ので萌さんは今回も休養中です


真衣 そして、なんと、今回のお客さんは……凪さん、です!!


凪 …そこまで大げさに言う必要性があったのか?


真衣 雰囲気ですよぅ、雰囲気…つまりはなんとなくってやつですか?


凪 ………


真衣 さて、今回のお客さんの紹介もしたところで、物語の解説に入りたいと思います


凪 そうだな


真衣 さて、今回のお話はというと……


凪 言うと?


真衣 …もう、何言っているんですか、凪さんがそこでつなげるんですよ


凪 え? 今のは私の出番だったのか?


真衣 そうです、ではとりなおしてもう一度、今回のお話はというと…


凪 そうだな、学校の一風景といった所か


真衣 あれが、ですか?


凪 ? 何か変なのか?


真衣 ……いえ、なんでもないです


凪 変な奴だな…?


真衣 あなたに言われたくありませんよ


凪 ん、何だ?


真衣 いえ、なんでも……それでは、早速細かな解説と行きましょうか


凪 ああ……今回は、主に私と千里との会話、になるな


真衣 そのようですね、で、御題は舞さんですか?


凪 ああ、それと、お前もな


真衣 そんなそんな、わたしなんて滅法も無い、美人だからって誘拐は犯罪ですよ?


凪 ………


真衣 ああ、そんな冷たい視線で見ないでも良いじゃないですか、冗談ですよ、冗談


凪 なら馬鹿言わないで真面目に答えるんだな


真衣 失礼な、わたしはいつだって真面目で本気ですよ


凪 ………なおさら悪い


真衣 と、言う事で今回はそろそろお別れの時間となってしまいました〜


凪 ? まだ何も話してないような気がするが……そうなのか?


真衣 はい、どうせいつもこの程度なので…凪さん、今回は来てもらってご苦労様でした


凪 いや、まあ、別に…


真衣 はい、凪さん柄にもなく照れてらっしゃいますね、と区切りの良い(?)所で…


真衣 また次回、二十七話があれば、お会いする事も叶うでしょう〜〜



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