表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/27

アイコン三国志 人物名鑑 23(一二二~一二四)

ここでは一二二~一二四のアイコン三国志の登場人物を紹介しています。


挿絵(By みてみん) 司馬炎しばえん


司馬懿の孫、司馬昭の子で晋の初代皇帝。

父が死に後を継ぐやいなや魏を滅ぼし、晋を建国した。

順当に三国統一を果たすも、その後は政治への意欲を失い放蕩にふけり、また一族に必要以上の権力を与えたため反乱を招き、早くも孫の代で晋は滅亡を迎えることとなった。


筆者曰く――


ラスボスといえばディオだろという安易な考えから「無駄」が口癖になった。

魏から帝位を禅譲されるため魏帝に共通の「僕」の一人称も受け継ぎと、実は個性はあまり無いのかもしれない。

本編を締めるに当たり、ぽっと出の彼よりも、やはり最後はあの人に締めてもらうべきだろうと考え、ラストシーンは譲ったものの、あくまであれは外伝であり、本編のラストは司馬炎によって締められている、と言い訳もしておく。



挿絵(By みてみん) 岑昏しんこん


呉の佞臣。孫皓に気に入られ専横を極めたため、呉の滅亡直前に槍玉に挙げられ殺された。


筆者曰く――


何人目かのオネエ。小物なのでその最後は伝聞で語られるだけに留めた。



挿絵(By みてみん) 万彧ばんいく


孫皓の側近。孫休が急死すると、次期皇帝に孫皓を推挙した。

だが後に孫皓からも疎まれてしまい、不遇のうちに命を落とした。


筆者曰く――


無論、孫皓を擁立したことで甘い汁が吸えるだろうという考えもあっただろうが、彼は彼なりに孫皓を評価し、国のためになるという判断も少なからずあったと思われる。

孫皓の魔王さ加減と常軌を逸した性格が、予想をはるかに超えていただけで、彼に呉の滅亡の責任を負わせるのは酷だろう。

とかなんとか言いつつ、史実よりもよっぽど酷い最期を迎えさせてしまった。



挿絵(By みてみん) 孫皓そんこう


呉の4代目にして最後の皇帝。

絵に描いたような独裁政治で国力を傾け、崩壊寸前の呉にとどめを刺した。

晋への降伏後には司馬炎と馬が合い謎の友情を育んだ。


筆者曰く――


絵に描いたような魔王。セリフには死にまつわる単語をなるべく入れている。

なぜ彼がああもあっさりと晋に降伏したのか、という真相はいずれ外伝で語られるだろう。たぶん。おそらく。きっと。



挿絵(By みてみん) 吾彦ごげん


呉の将。陸抗に抜擢され、公平無私で知られた。

身分が低く侮られていた頃、陸抗はその度胸を見せるため宴会中に刺客に襲わせたが、椅子で平然と受け止めたという。


筆者曰く――


陸抗の腹心で、アイコンからはとてもそうは見えないが陸抗のほうがだいぶ年上である。

周泰タイプの黙って命を張る根っからの武人であり、自身を抜擢してくれた陸抗への忠誠心は厚い。

陸抗の亡き後は彼が守ろうとした国や民のために生涯を捧げた、熱い心の持ち主でもある。



挿絵(By みてみん) 禿髪樹機能とくはつじゅきのう


鮮卑族の首領。反乱して晋の刺史を二人討ち取り司馬炎に「呉や蜀より厄介だ」と言わせしめた。

討伐した馬隆は諸葛亮の戦術を模範にしたという。


筆者曰く――


胡烈の最期はパパスのセリフか「ぐふっ」のどちらかと決まっていたので、いずれにしろ相手となる禿髪もドラクエキャラとなることは必然であった。

きっと彼が殺したもう一人の刺史である牽招けんしょうや、彼を討伐した馬隆ばりゅうもなんらかのドラクエキャラであることは間違いなく、外伝で語られる日が来るかもしれないし、もしその日が訪れれば全力で趣味に走ることだろう。



挿絵(By みてみん) 周処しゅうしょ


呉の将。手に負えない無頼漢だったが、村を悩ませていた化け物を退治した折に、自分も死んだと思った村人が大喜びしているのを見て、行状を改めた。学問を修め昇進を重ねたが、それを妬む者の陰謀によって戦場へ送られ、壮絶な討ち死にを遂げた。


筆者曰く――


心根は改めたが、異常に口が悪くそれを悪びれもしない、真性のヤンキー。

他に口の利き方を知らないだけで、内面は情に厚く涙もろいのだが、表に出てくるのは語彙の少ないヤンキー口調のためしばしば誤解を招く。

理解者を得られれば実力を遺憾なく発揮できたろうが、すでに孫策も孫権も呉にはいなかった。



挿絵(By みてみん) 沈瑩しんえい


呉の将。滅亡寸前の戦いで、丞相の張悌に従い玉砕を遂げた。


筆者曰く――


史実通りに登場するだけで取れ高が十分なみなさんの一人。

全くの余談だが以前に運営していたブログで、彼の記事にばかり拍手が集中して付いており、なんらかのスパムなのか熱心な沈瑩ファンがいるのか、とにかく不思議であった。



挿絵(By みてみん) 葛玄かつげん


仙人。孫権と親交があり一緒に酒を飲んだ逸話が残る。


筆者曰く――


王表と同じく、どこかで出そうと思ってすっかり忘れていた仙人。

彼の役目はぶっちゃけ于吉本人でも良かったし、紫虚上人でも李意其でもよかったのだが、悪人顔なのが災いし、歴史を裏から弄ぶ悪の軍団の一人にしてしまった。

史実では少しも悪いことをしてないのに気の毒な限りである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ