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アイコン三国志 人物名鑑 12(〇六一~〇六七)

ここでは〇六一~〇六七のアイコン三国志の登場人物を紹介しています。



挿絵(By みてみん)

呂蒙(りょもう)


呉の重臣。若い頃は無頼漢だったが学に目覚めると一気に頭角を現し、魯粛らを驚かせた。

魯粛の後任として軍権を任され、関羽の隙をつき荊州を奪取することに成功した。

だが同時期に病床に伏しており、念願成就とともに若くして世を去った。


筆者曰く――

後方から指揮をとる周瑜とは正反対に、自ら斬馬刀を手に先陣切って突撃しながら采配を振るう武闘派軍師。っていうか島左近。

キャラ付けがそのまんま無双シリーズの島左近になったが、アイコンにも人物にもあまりにもぴったりはまるため、開き直って島左近を丸パクりした。

かなり早い段階で島左近キャラは決まっていたのだが、先に登場した周倉や龐統も同様のキャラ付けになったため、彼らとの差別化に少し苦労した。

書き分けができない筆者の不徳のいたすところである。



挿絵(By みてみん)

楊昂(ようこう)


張魯の臣。曹操と戦い敗死した。落ち延びてきた馬超の軍監を務めもした。


筆者曰く――

もともとは楊任として描かれたアイコンだが、韋康や人質を殺す外道な役割はこのアイコンのほうがふさわしかったため、入れ替えてもらった。

呪符を用いて戦う典型的な妖術師で、曹操とどんな戦いを繰り広げるか筆者も楽しみである。





挿絵(By みてみん)

王異(おうい)


趙昂の妻。夫が馬超に降伏すると、馬超の妻と親しくし油断させつつ、裏では夫とともに反乱の策を練った。

夫は人質にとられた息子の安否を心配したが、王異は「大義をなすために子供の心配をする奴がいるか」と叱咤した。

反乱は成功し、王異も自ら弓を取って戦い、息子は殺されたものの馬超を退けた。

ちなみに正史で直接戦闘に参加している女性は王異だけである。


筆者曰く――

絵師が「岩下志麻」と言ったため極妻になった。しかし筆者は極妻を観ていないので、彼女らの話す広島弁はWWEでダッドリーズが使っていた広島弁である。

彼女は上記の息子のほか、それ以前にも二人の息子を失っている。どちらの際にも「理屈は合うが極端」な策で窮地を乗り切っており、デレのないストロングスタイルのヤンデレな烈女である。



挿絵(By みてみん)

趙昂(ちょうこう)


魏の臣で王異の夫。馬超への反乱の際の顛末は王異と同様のため省く。

その功績からか益州刺史に昇り、後に似た名前の人物(益州刺史)が夏侯淵とともに定軍山の戦いで敗死しており、同一人物かと思われる。


筆者曰く――

王異の夫でしかないキャラだが、董白と王異のリターンマッチが描けるチャンスを逃す手はないため、益州刺史として再登場の予定。死ぬことになるけど。



挿絵(By みてみん)

姜叙(きょうじょ)


魏の臣。王異らとともに馬超に反乱した。はじめは反乱に加わることを渋っていたが母の説得で同意したという。


筆者曰く――

アイコンからもじもじキャラになった以外は正史の記述に準じている。

彼をかばったために楊阜が脚を負傷したという設定はとっさに思いついたものだが、好判断ではなかろうか。



挿絵(By みてみん)

姜夫人(きょうふじん)


姜叙の母。反乱への加担を渋る息子を説得した。馬超の人質となり殺された。


筆者曰く――

息子と同じく正史の記述に準じた。彼女と王異、それに董白も関中出身と言っていいことから、この回のタイトルは「関中の女たち」となった。

彼女ら烈女の前では馬超や楊阜も形無しである。



挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん)

閻温(えんおん)


魏の臣。城が馬超の軍に囲まれた際、密かに脱出して援軍を求めに行った。

だが城に戻る途中で捕らえられ「援軍は来ない」と城中の仲間に言えば助けてやると取引きを持ちかけられた。

閻温は「援軍は近くに迫っている」と言ったためその場で殺された。

この話は日本の長篠の戦いでの鳥居強右衛門の逸話として流用されている。


筆者曰く――

実はこの話は韋康が馬超に降伏する前の出来事で、結果的に援軍を待つことはなく韋康は降伏してしまい、閻温はまったくの無駄死にとなってしまった。

それでは気の毒すぎるので、本作では時系列を後ろにずらし援軍が間に合った話に変更した。



挿絵(By みてみん)

駱統(らくとう)


呉の重臣。文武両面で活躍した。

両親を失い8歳にして家を継いだ。家族や民を思いやる心優しき名臣で、孫権に見込まれ娘婿として迎えられた。

内では飢饉に苦しむ民を助け、外では陸遜とともに外敵を退けたが、36歳の若さで没した。


筆者曰く――

三国志でも屈指のナイスガイだが、もちろん演義には名前しか登場しない。呉はどこまでも不遇である。

本作でもチョイ役どまりだが、彼をちょくちょく登場させる予定。

ちなみに母は死んだわけではなく、華歆の側室になり都に行っている。



挿絵(By みてみん)

凌統(りょうとう)


呉の将。父を甘寧に殺され若くして跡を継いだ。

非常に勇猛で、合肥の戦いの際には部下を全て失いながらも張遼の追撃を退け、孫権を無事に逃がした。

だがその戦で負傷したのか、29歳の若さで没した。また同僚となった甘寧との間には長くしこりが残ったという。


筆者曰く――

若くして大人物の風格があり、早すぎる死を誰もが惜しんだという。

合肥の戦いで出番が終わるのもつくづく惜しい。

父から受け継いだMr.死亡フラグの遺伝子を初登場の際にうっかり付け忘れたので修正する予定。



挿絵(By みてみん)

張任(ちょうじん)


劉璋の将。劉備と戦い、龐統を討ち取るなど大いに苦しめた。

他の将が次々と劉備に降るなか、彼は捕らえられても降伏をよしとせず、処刑された。

彼の忠誠心に感嘆した劉備は鎮魂碑を建ててやり、それは現存しているという。


筆者曰く――

益州の将の中では劉璝とも同列の中心的人物とした。

「スーパーダンガンロンパ2」の弐大猫丸に少し似ているので、何かというと絶叫するキャラに。

劉備軍にはあまりいない古いタイプの武人で非常に有能であり、たとえば曹操の家臣に産まれていればさぞかし活躍したことだろう。



挿絵(By みてみん)

劉璝(りゅうかい)


劉璋の一族。どんな血縁なのかは不明。

張任らとともに劉備軍を迎撃した。その後の動向は不明。

演義ではほとんどの将を失いながらも抵抗を続けたが、焦土作戦を口にしたため部下によって殺された。


筆者曰く――

なお本作では劉璋の従兄とした。演義では張翼に殺されるのだが、今後は蜀軍の主力として戦う張翼にダーティなイメージを付けたくないので、覚悟の上の自害に変更した。

彼ら益州の臣の一部がエセ博多弁を用いるのは、益州が日本に当てはめると南東部に当たるからという安易なキャラ付けである。

益州の全員が博多弁を使う案もあったがうるさすぎるし、諸葛亮の北伐に博多弁メンバーがあふれているのもアレなため取りやめた。

なお博多弁というか「キャプテン翼」の次藤君のため語尾に「タイ」が付く以外のなまりは無い。



挿絵(By みてみん)

黄権(こうけん)


益州の将。劉備の益州入りに強く反対し、劉璋が降伏するまで抵抗を続けた。

夷陵の戦いでは北方に備えたが劉備が大敗し取り残され、呉に降るよりはと魏に降伏した。

その後も蜀の人々とも親交を続け、魏の臣にも快活な人柄を慕われた。


筆者曰く――

豪傑の雰囲気ただよう九州男児に設定した。

細かいことにこだわらず、気は優しくて力持ちな、敵味方問わず慕われるまさに快男児。

彼と接した人々はみな彼の人柄に魅了されてしまうのだ。



挿絵(By みてみん)

鄧賢(とうけん)


益州の将。劉備軍と戦い敗れた。

演義ではその場で死んだが、同姓同名の人物がもう一人おり、基本的に同一人物として扱われる。

もう一人は孟達の副将として登場し、魏に降った孟達が蜀への寝返りを企むと、申耽らとともに反乱した。


筆者曰く――

本作でも孟達の副将と同一人物にした。

絵師がなぜかおねえキャラにしてくれたので非常に扱いやすかった。というか弱い張飛である。

筆者は孟達の副将と同一人物とされることを知らなかったため、なぜ魏カラーの青色なのか不思議に思っていて、調べて驚いた。絵師のファインプレーである。



挿絵(By みてみん)

冷苞(れいほう)


益州の将。劉備軍と戦い敗れた。

演義では劉備軍に捕らえられると「仲間を説得してくる」と言い釈放されたくせに「脱獄してきた」「陣地を見て策を立てたから楽勝」と吹きまくり、あっさり策を見破られて捕縛。今度は不義の人として斬られた。


筆者曰く――


絵師は「あっさり死ぬだろうから蛭子さんにした」そうだが意外に活躍シーンが多かった。

(漫画家としての)蛭子さんと同じく実は優秀で、パラメーターはなかなか高いのだ。



挿絵(By みてみん)

紫虚上人(しきょしょうにん)


益州に住む仙人。張任らに請われて占い、龐統の死と諸葛亮の躍進を予言した。


筆者曰く――

アイコンがなければ登場しなかったろうきわめて地味な仙人。

もともと張任らは自分たちの運勢を占って欲しいと頼んだのに、ガン無視して劉備軍の運勢を占うあたり「死にゆくお前らチョイ役のことなどどうでもいい」感がすごい。

何人も登場する仙人の中でも最も身勝手な野郎かもしれない。



挿絵(By みてみん)

孟達(もうたつ)


益州の臣。法正らとともにいち早く劉備軍に内応した。

だが後に関羽が敗死すると責任を問われることを恐れ魏に寝返った。曹丕には厚遇されたが、曹丕や魏での友人が次々と亡くなると諸葛亮とよしみを通じた。

しかしどっち付かずの態度を取ったため、業を煮やした諸葛亮はわざと孟達謀叛の情報をもらし、決起を促した。

それでも孟達は動かず余裕を見せていたところ、司馬懿の急襲を受けて殺された。


筆者曰く――

かまいたち絵師の元絵を極絵師が「稲川淳二みたい」と評したことによりキャラが急速に定まった。

ふざけ半分で作ったようなキャラも数多いが、その中でも筆頭格だろう。

登場するたびに長々と怪談もどきをしゃべるため面倒なのだが、書いていてすごく楽しい。

演義と同じようにこいつに徐晃を殺させるべきかどうか、悩みどころである。



挿絵(By みてみん)

劉封(りゅうほう)


劉備の養子。勇猛だったため実子の劉禅との間に後継者争いが起きないかと諸葛亮は危ぶみ、

関羽を見殺しにし、任地を孟達に奪われたかどで処刑させた。


筆者曰く――

いつの間にやら劉備の養子になっているが、設定では劉禅が産まれた後にとられた養子である。

若く真面目で勇猛な彼は、間違いなく劉禅の好敵手となるだろうが、

はたして本作の諸葛亮は後継者争いなどいちいち気にするだろうか? 彼の運命やいかに。



挿絵(By みてみん)

李恢(りかい)


蜀の臣。劉備の蜀入りに際しては素早く寝返り、劉備に協力した。

後に南方の備えを任されると、諸葛亮とともに雍闓らの反乱を鎮圧した。

李恢の活躍が諸葛亮の南蛮討伐として脚色されたといってよい。


筆者曰く――

はじめは劉備の蜀入りに反対させたが、調べたところ記憶違いで逆に協力していたため、案内役とした。

演義と同じく馬超の説得役も任せ、名言「何がむむむだ」も披露。

この先は南蛮討伐での活躍も約束されており、大車輪の働きである。無個性だけど。

きっと本作では諸葛亮へのツッコミ役となることだろう。



挿絵(By みてみん)

卓庸(たくよう)


益州の将。早くに劉備軍に寝返ったようで、黄忠の配下として登場するが、ほぼ名前だけの人物である。


筆者曰く――

あの「蒼天航路」でさえ扱いには困ったようで登場とほぼ同時に討ち死にした。

本作では意識して抜擢したわけではないのだが、劉備軍が人材不足のおかげで非常においしい役どころとなった。



挿絵(By みてみん)

彭羕(ほうよう)


益州の臣。剛直かつ傲岸な人物で、舌禍を招き投獄され髪を剃る刑を受けた。

後に劉備に降るが待遇に不満を持ち、馬超に「君が外で兵を率い、私が内をしきれば国を乗っ取れる」と持ちかけ、密告されて処刑された。


筆者曰く――

凶悪な面相だが、理系の楊儀とタイマンしても互角の根っからの文官。

本作でも史実でもアレな馬超にそんな謀議を持ちかけるなんて、頭も優秀ではないのだろう。

孟達の怪談のネタにされただけの出落ちキャラである。



挿絵(By みてみん)

厳顔(げんがん)


益州の将。張飛に捕らえられると「降伏するくらいなら死を選ぶ」と剛毅なところを見せたため、

感服した張飛に解放された。厳顔もそれを意気に感じ、降伏を選んだ。

その後は正史には登場しないが、演義では黄忠と老将コンビで活躍した。


筆者曰く――

ほとんど演義そのままの活躍をさせる予定。

黄忠からツンデレ成分を抜き、年寄り口調にすると厳顔になる。

定軍山の戦いを最後に姿を消すが、もう少し登場させたい。



挿絵(By みてみん)

呉懿(ごい)


益州の将。妹が最初は劉璋の兄に、早くに未亡人となり後に劉備に嫁いだ。

一族に連なるというだけではなく本人も優秀な人物であったため重用された。

なぜか列伝を立てられていないため事績が詳しくわからないのだが、温厚な人柄だったともいう。


筆者曰く――

存在感が希薄なため、発言をしても誰にも気づいてもらえない。

しかし常に的確な発言をしており、後から同様の発言をした者は「●●の言うとおりだ!」と称賛されてしまう。

それでも呉懿は気分を害することなく「はいはい。いいですよ」と笑みを絶やさない。

温厚というかもう悟りの境地に達しているような謎の多い人物である。



挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん)

雷銅(らいどう)          呉蘭(ごらん)


蜀の将。張飛、馬超とともに漢中の戦いで活躍したがともに戦死した。


筆者曰く――

絵師曰く「技の雷銅・力の呉蘭」だそうなので、その異名は作中でも用いた。

個人的な武勇は異名のとおりに高いのだが、一軍の将としては才覚で劣る。

コーエーで言えば武力だけ高いコンビである。



挿絵(By みてみん)

張翼(ちょうよく)


蜀の将。融通のきかない頑固な性格のため左遷されそうになったが、釈明もせず黙々と職務に励んだため、

かえって評価を高めた。蜀軍の主力として活躍するも、姜維とはそりが合わずたびたび争った。

しかし実力は認められていたため、戦には欠かさず呼ばれ、最期も姜維と運命を共にした。


筆者曰く――

地味だが蜀軍には欠かせない良将。他の北伐メンバーがエキセントリックなキャラ揃いのため、

真面目で普通の彼は、普通に目立ったり目立たなかったりすることだろう。

ある意味で蜀軍の良心なのかもしれない。



挿絵(By みてみん)

秦宓(しんふく)


益州の臣。剛直で弁舌に優れた。

関羽が敗死し、劉備が復讐戦に乗り出そうとすると、それを強く諌め投獄された。

だが劉備も開戦への反対論を封じるために見せしめとしただけで、処刑する意志はなかったようで、後に諸葛亮にも重用されている。


筆者曰く――

本来は文官なのだが策士ポジションの人物が劉璋サイドにいないので、劉巴の相棒のように策を立ててもらった。

劉備政権では本来の文官に戻ってもらい、たまに出てきては正論を唱えてもらう予定。



挿絵(By みてみん)

許靖(きょせい)


蜀の重臣。許子将の弟だったが、兄に疎まれたため名声を得られず各地を転々とした。

益州に落ち着くと声望を集め、敵味方を問わず無数の名士と親交を結んだ。


筆者曰く――

正史では諸葛亮にも尊敬された名士だが、彼の人生において汚点となるだろう逸話が一つあり、

それが成都が劉備軍に包囲された際に、脱出し寝返ろうとして番兵に捕らえられた話である。

劉備はそれを聞くと不快に思い、登用しようとしなかったが、法正は「許靖は無能だが名声がある。

彼を登用しなければ、逆にあなたが無能だと思われるだろう」と助言し、劉備もやむなく登用したのだという。

本作でもその逸話を採用したが、許靖に関する評価は行わなかった。

名士としての活躍もしないため、きわめて地味で、無駄な逸話になってしまったか。



挿絵(By みてみん)

龐羲(ほうぎ)


益州の臣。劉璋の祖父の代からの重臣。

野心の深い人物らしくたびたび謀叛を疑われたが、反逆することはなかった。


筆者曰く――

本作では龐徳の従兄とされるが、それは実は龐柔(ほうじゅう)という別人のことである。

絵師は龐羲でも龐柔でもどっちでもいいのかもしれないが、龐柔は「龐徳の従兄」くらいしか個性のないキャラなので、それなりに重要人物である龐羲のまま、龐徳の従兄に設定した。

しかし本作での役どころはまさに「龐徳の従兄」だけなので無駄なこだわりであった。



挿絵(By みてみん)

楊白(ようはく)


張魯の臣。馬超を監視していたが、劉備に寝返る際についでに斬られた。


筆者曰く――

妖術使いで特に火を操るのが得意。だが太平要術の書を持つ諸葛亮には通用しなかった。

だがもちろん五斗米道の中では奴は最も弱い妖術師である。

ちなみに月英の中では24回以上刺しても死なない人間=仙人になっているらしい。



挿絵(By みてみん)

霍峻(かくしゅん)


蜀の将。葭萌関を守った。将来を嘱望されたが若くして亡くなったため劉備に悲しまれた。


筆者曰く――

孫瑜らと同じく活躍シーンはあまりないが、パラメーターは高い将の一人である。

史実でも彼がしっかりと葭萌関の守備を固め、張魯に備えていたため、劉備は安心して益州を攻められたのだ。

なお孟達が怪談に登場させる「ある友達」は、九割が彼のことである。



挿絵(By みてみん)

李厳(りげん)


蜀の将。諸葛亮の北伐にあたり兵站を任されたが、輸送が滞ったため罪に問われるのを恐れ、

諸葛亮が謀反を企んでいると讒言し、遠征軍を撤退させた。

讒言の証拠を突きつけられて失脚し、後に諸葛亮が没すると、

自分を復職させてくれる者がいなくなったと嘆き、病を得て死んだ。


筆者曰く――

上記の経歴を見ればわかるとおり、自分の都合しか考えられない身勝手な糞野郎である。

他に言うべきことはないし、作中でも同様の糞野郎に描かれるだろう。



挿絵(By みてみん)

関羽(かんう)


後の関帝様。


筆者曰く――

晩年のアイコン。

面倒くさがりの性格はもはや達観の境地に達しており、まるで菩薩のような顔になってきた。



挿絵(By みてみん)

馬良(ばりょう)


白眉の語源となった蜀の名臣。


筆者曰く――

とりあえず面倒くさがりに設定したものの、関羽との区別に悩んでいた彼だったが、

絵師が素晴らしいアイコンを描いてくれたおかげで一気にキャラが定まった。

普段は面倒くさがって何もしないが、差し迫った状況になるとこのアイコンに変貌し、一息に仕事をこなす。

議論においては句読点も打たずに一方的にまくし立て、論調は非常に強引で勝手なのだが、勢いだけで敵を論破してしまう。

なお彼の発言の内容は長さを重視したため全く論理的ではないのであしからず。



挿絵(By みてみん)

石徳林(せきとくりん)


俗世間を避けた隠者。寒貧(かんぴん)の別名でも知られ、これは素寒貧(すかんぴん)の語源である。


筆者曰く――

本作では荀攸の晩年の姿とした。

なにしろ事績が伝わっていること自体が不思議な、俗世間と一切関わりを持たなかった人物なので、

どうやって登場させるべきか悩んだのだが、強引に荀攸と融合させてねじ込ませた。

もちろん「蒼天航路」において石徳林と荀彧が対比されたのが念頭にあったし、

曹操が荀攸を評した「愚鈍に見えて~~」の一文が、石徳林となった荀攸にうまく重なり合うとも思ったのである。

石徳林のアイコンが荀攸に似ていなくもないことも助かった。

作中でなかなか荀彧と荀攸の関係を描けなかったのだが、非業の死を遂げた荀彧に対する、彼なりの弔い方で、二人の結びつきも少しは暗示できただろうか。

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