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アイコン三国志 人物名鑑 10(〇五〇~〇五五)

ここでは〇五〇~〇五五話のアイコン三国志の登場人物を紹介しています。



挿絵(By みてみん)

温恢(おんかい)


魏の臣。劉馥の後を継ぎ揚州を治めた。

有能な政治家である一方で、優れた戦略眼も持ち、関羽の北上を正確に予見した。

さらに重用されようとした矢先に病に倒れ、45歳の若さで没した。


筆者曰く――

劉馥の副官。「先のわからない乱世だから財産など不要」と父の遺産を全て投げ打ち、裸一貫で仕官した逸話をふまえ、

貧乏暮らしになりそうな合肥の開発にうってつけ、という評を加えさせた。

作中では彼のように無名の人物でも、曹操はちゃんと把握しており、人材マニアの面目躍如である。



挿絵(By みてみん)

蒋済(しょうせい)


魏の軍師。酒好きで頑固と性格に難はあったが、数々の策で劣勢を覆した。

曹爽を「命だけは助けるから」と降伏させたが、司馬懿によって処刑されると、

責任を感じ病を得て亡くなったという人情家の一面も持つ。


筆者曰く――

上記のように面白い性格に加え、若くして曹操に認められ、司馬懿とは親友と言って差し支えない間柄の人物で、これまで着目されなかったのが不思議なくらいである。

史実の通りに出番を作れば、意識せずとも本作ではちょくちょく登場することだろう。



挿絵(By みてみん)

曹真(そうしん)


曹操の族弟。幼くして父を失い、曹操には我が子同然に育てられた。

長じると自分と同じ境遇の孤児を養い、部下を家族のようにかわいがったため広く慕われた。

曹一族の中でも筆頭格として扱われ、蜀方面の司令官になり、諸葛亮の侵攻を幾度となく跳ね返した。


筆者曰く――

演義では諸葛亮に連敗したが、史実では局地戦でこそ負けはするが、大局的には常に勝利した。

数少ない肥満が確認されている人物のため、セリフには食事がらみの言葉を入れる予定。

本作での曹真はまぎれもない名将に描かれるだろう。



挿絵(By みてみん)

曹休(そうきゅう)


曹操の一族だが血のつながりは無い。曹真と同じく早くに父を失い、曹操からは我が子のようにかわいがられた。

呉方面の司令官として采配をふるったが、和睦のさなかに奇襲をかけたり、窮地に陥ったところを救われたのに「助けが遅い」と逆恨みしたりと、人格的にはおおいに問題があったという。


筆者曰く――

豪放磊落な曹真と、兄弟というよりもライバルのように育ったため、意識的に彼とは正反対の性格となった。

しかし貴公子然と振舞おうとするものの、生来の短気な性情がしばしば顔をのぞかせてしまうのが玉に瑕。

なお貴公子キャラのため、セリフに英語が混じるという安易なキャラ付けが行われている。



挿絵(By みてみん)

牛金(ぎゅうきん)


魏の将。南郡の戦いで敵に囲まれたところを曹仁に救われた。

それきり姿を消して数十年後、司馬懿の配下としてひょっこり歴史の表舞台に一瞬だけ帰ってくる。

こんなモブキャラが長年のブランクを経て復帰するケースは三国志でも稀である。


筆者曰く――

曹仁の配下として正史、演義と同じ役を振った。

せっかくなので司馬懿の配下としても再登場させる予定。なお民間伝承には彼が司馬懿に暗殺される逸話もあるが、さすがにそれは採用しないと思う。



挿絵(By みてみん)

劉度(りゅうど)


零陵の太守。劉備に攻められ降伏した。


筆者曰く――

派手な外見以外に個性のないキャラ。もちろん再登場はしないはずだったが出番があと2回も出てきた。



挿絵(By みてみん)

邢道栄(けいどうえい)


劉度の家臣で大斧使い。劉備を騙し討ちしようとしたが当然見破られており趙雲に討たれた。


筆者曰く――

絵師曰く「必要な人材だと思います」。ごもっともです。必要な人材に対してあんまりな扱いだったけど。

余談だが横光三国志で捕らえられた際、普段あんなに温厚な劉備が即座に「斬れ」と命じたのは吹いた。

彼を騙すために諸葛亮と打ち合わせ済みだったのだろうが、あまりに演技下手すぎだろ劉備。



挿絵(By みてみん)

劉巴(りゅうは)


劉表の臣。劉表が没すると多くの臣が劉備に従うなか、彼は曹操に降った。

荊州南部の四郡の守備に向かったが、劉備の動きが早く先に押さえられてしまうと、益州に逃れた。

劉備が益州に入ると警戒を促したが聞き入れられず、結局益州は劉備の手に落ちた。

その後はようやく劉備に仕え、政治面で多くの貢献をした。


筆者曰く――

「劉備嫌い」という他にない個性を持つ彼を見逃す手はない。本作では正史に準じた動きをさせた。

張飛を「一兵卒」と見下したという名士の彼にとって、皇族の末裔を自称し、王室復活を掲げ各地を転々とする劉備など、うさん臭さ爆発の唾棄すべき存在だったのだろう。

益州攻めの際にももちろん再登場し、劉備との戦いは続く。



挿絵(By みてみん)

金旋(きんせん)


武陵の太守。劉備に攻められ敗走し、部下に殺された。


筆者曰く――

先にストーリーを書いてから、アイコンが平服なことに気づいた。

張飛に一騎打ちを挑むような武闘派に見えないし、あの服のまま戦ったのだろうか。



挿絵(By みてみん)

鞏志(きょうし)


金旋の部下。無謀な戦いを挑んだ金旋が敗走してくると、民を危機に陥れたことを責め、射殺した。

その功により金旋の後釜に据えられた。


筆者曰く――

横光三国志では城壁の上から馬上の金旋の首を一発で射抜いており、とんでもない腕前のスナイパーである。

そのため猟師だったという設定を追加した。張飛の部下がほぼ皆無なので、家臣に抜擢したまに登場予定。



挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん)

陳応(ちんおう)          鮑隆(ほうりゅう)


趙範の家臣。趙雲に斬られた。


筆者曰く――

三叉の槍がおそろいの迷コンビ。趙雲にもののついでのように殺されるのはお約束。

いてもいなくても構わないし、片方いれば十分なこいつらが二人ともそろっているのが本作の魅力である。



挿絵(By みてみん)

趙範(ちょうはん)


桂陽の太守。劉備に攻められ降伏した。

その際に未亡人の兄嫁をめとるよう趙雲に勧めたが固辞され、後に曹操のもとへ逃げた。


筆者曰く――

趙雲に殴られない以外は演義と同じ役どころにした。

曹操のもとへ逃げ帰るシーンを描く予定はない。曹操もこんなのが帰ってきても困っただろう。



挿絵(By みてみん)

韓玄(かんげん)


長沙の太守。劉備に攻められ降伏した。

演義では悪代官のような性格に描かれ、黄忠を殺そうとして魏延に斬られた。


筆者曰く――

キャラ付けは演義に準じたが、もちろん本作では韓浩と血のつながりはない。

黄忠、魏延を抱え、馬鈞に資金援助したりとなにげに良い人材をそろえているが、根が悪代官では宝の持ち腐れであった。



挿絵(By みてみん)

楊齢(ようれい)


韓玄の家臣。関羽に斬られた。


筆者曰く――

絵師によると押●学がモデルのため、お塩様を全面に押し出した。

やりきって満足である。



挿絵(By みてみん)

黄忠(こうちゅう)


蜀の猛将。はじめは韓玄に仕えたが、劉備に降伏すると黄忠もそれに従った。

益州攻めでは先鋒を務めて活躍し、定軍山の戦いでは夏侯淵を討ち取る金星を挙げた。

演義では弓の名手で老将として描かれ、さらに個性が高まっている。


筆者曰く――

百戦錬磨の老将。任務遂行のためには手段を選ばず、卑怯な手も好んで使うものの、芯の部分にはもののふの誇りを持ち、義には義で応じる心意気も備える。

本作では「そういえばツンデレキャラがいないな」という軽い考えでツンデレジジイという新ジャンルを与えた。

意識的にやっているのだが、五虎大将を含め蜀の主要キャラはこんなのばっかりである。



挿絵(By みてみん)

馬鈞(ばきん)


発明家。数々の発明品を生み出し、人々を驚嘆させた。


筆者曰く――

基本的に歴史に関わらない、使い所が全くない人物なので最初は困ったが、彼と魏延をセットにすることにより解決した。

語尾がカタカナになるねちっこい口調は、いちおうコードギアスのロイドを意識している。

この後は魏延の研究・開発に専念し、実戦での運用は楊儀に任せるためあまり表には出てこない。



挿絵(By みてみん)

楊儀(ようぎ)


蜀の臣。荊州時代から劉備に仕え、諸葛亮の腹心として活躍した。

諸葛亮が没すると、自分が後継者になると思っていたが、傲岸不遜な彼は人望がなく、表舞台から遠ざけられた。

それに不満を抱き「こんなことなら魏か呉に降っていればよかった」とぼやいのたが運の尽き、左遷されて恥じ入り自害した。最期だけは潔かった小人物である。


筆者曰く――

魏延と犬猿の仲だったことから、本作では魏延を運用する科学者にした。

自分では優秀だと思っているが、彼を認めているのは(単に他に弟子がいないだけとも言うが)師匠の馬鈞だけであり、周囲の人間には煙たがられている。

もっとも、あんな魏延を運用しているヤツには誰も近づきたくないだろうが。

魏延のおまけ程度に思われていることに不満を抱きつつも、事実、魏延なしでは自身の存在意義がないこともよく理解している。

その屈折した感情はのちのち大きな災いを招くことだろう。



挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん)

魏延(ぎゑん)


蜀の猛将。関羽、張飛に次ぐ地位を与えられた。だが武断派の彼は諸葛亮や楊儀と衝突し、諸葛亮が没すると反旗を翻した。

しかし周到な準備を経ずに起こした反乱はたやすく鎮圧され、彼もまた馬岱によって討たれた。

演義では「反骨の相」を持つと諸葛亮に目の敵にされ、あれだけぞんざいに扱われては反乱もやむなしと思えてしまう。


筆者曰く――

人造人間。もちろんエヴァ初号機が元ネタである。

再三言っているようにイメージが固定化した蜀の人物は、意識的にぶっ飛んだキャラ付けをしているが、彼はその中でも最たるものだろう。なんせ人間ではない。

オーバーテクノロジーもいいところだが、演義自体が伝奇小説の要素を大いに含んでいるのだから、このくらいは許されるだろう。と、思う。

アイコンが複数あるため、それぞれの場面に応じて変わるのも見所である。

しかし、ただでさえ演義の描写から魏延は民衆に嫌われ、道路建設のために廟を破壊されているほどの不遇っぷりなのに、日本人にまでこんな扱いをされて祟ったりはしないだろうか。



挿絵(By みてみん)

孫尚香(そんしょうこう)


孫権の妹。劉備に嫁いだが、孫権と劉備の関係が悪化すると国に帰った。

演義では劉備に惚れているのか、孫家のために利用しているのか微妙な描写をされているわりに、劉備が戦死したという誤報を聞くや身投げするという不自然な最期を遂げる。ヤンデレなのだろうか。


筆者曰く――

孫権よりもひどいべらんめえ口調。つまり孫権よりも色濃く父の血を継いでいる。

本作のあの劉備のどこに惚れたのか不思議だが、しっかりした女ほどダメ亭主に惚れ込むのは歴史の鉄則である。

ちなみに弓の腕前は確かで、孫権は「尚香はオレが斬る」と勇んでいたが、実際に戦えば3秒後に射殺されているに違いない。

龐統が言ったように、あれっぽっちの登場で終わるのもつくづく惜しい女である。



挿絵(By みてみん) 挿絵(By みてみん)

小喬(しょうきょう)          大喬(だいきょう)


江東の二喬とうたわれた美人姉妹。姉の大喬は孫策に、妹の小喬は周瑜に嫁いだ。


筆者曰く――

三國無双でこそ目立っているが、彼女らは正史でも演義でも「嫁いだ」しか記述がない。

ゆえに使いづらいのはしかたないとしても、それでもあまりにキャラが薄すぎた。反省会行きである。



挿絵(By みてみん)

龐統(ほうとう)


蜀の軍師。伏龍・諸葛亮、鳳雛・龐統として並び称された。

劉備に仕えると軍師として兵権を任されたが、益州攻めの最中に流れ矢に当たり、あえない最期を遂げた。

彼と法正の死により、戦は不得手の諸葛亮が兵権を握ることになり、蜀の三国統一の夢は潰えたといえる。


筆者曰く――

飄々とした人を喰ったような性格。というか周倉や後に登場する呂蒙とキャラがかぶり気味。

「やつがれ」という一人称と他人を「●の字」と呼ぶことで個性化を図ったが付け焼刃に過ぎない。反省。

根無し草の風来坊のような彼が、成り行きとはいえ仕えてしまうのだから、やはり劉備にはなんらかの魅力があるのだろう。

また諸葛亮の数少ない友人の一人だが、普段は飄々とした彼も諸葛亮との友人関係は否定するし、妙に口も悪くなる。よほど諸葛亮と親しく思われるのが嫌なのだろうか。



挿絵(By みてみん)

呉国太(ごこくたい)


孫権の継母で孫尚香の母。劉備を気に入ってしまい色々と便宜を図ったため孫権を悩ませた。

「演義」オリジナルキャラだが抜群の存在感を誇る。


筆者曰く――

「小説家になろう」版からの新キャラ。

劉備の嫁取りパートが長いので2話に分け、ついでに彼女に登場願った。

アイコンがあるから出したくらいでいてもいなくても大勢に影響はない。



挿絵(By みてみん)

孫瑜(そんゆ)


孫権の従兄。文武両道に優れ人望も厚く、軍に学者を同行させ、進軍中も勉学を修めたという。

周瑜は益州を攻略した暁には、孫瑜に統治を任せようと思っていたほどだったが、周瑜が没すると間もなく若くして彼も亡くなった。


筆者曰く――

「細けえこたぁいいんだよ」が家訓の孫家の中では、珍しく真面目一徹の男。

若死にしたのは他の一族との温度差から生じたあつれきで気苦労が絶えなかったからか。

諸葛亮にはぽっと出扱いされるし、以降の出番もないが、パラメーター自体は相当高いと思って欲しい。

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