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プロローグ
目が覚めた僕の目に飛び込んできた映像は、どこかで見たことのあるような…ないような…そんな美しい花畑だった。
心地良さそうに風になびいている花たち…
この風景は…
―なぜこんなにもナツカシイ―
―僕はココに来たことがあるのか…?―
美しくもどこかナツカシイこの花畑にこの謎の真相を尋ねてみたところで、答えなど返ってこない。
―ココは一体…―
ふと、何を思ったのかわからないが目の前に咲いていた美しい薔薇を一輪手に採り握り潰してみる…。
握り潰した薔薇を見て思う、
―やはり花などモロイモノだ…―
と…