小さな女の子の夢
更新、頑張って書いていこうと思います…
「この世界の他に違う世界なんてない」
異世界ってどこにあると思う?と聞くと多くの人がこう答えます。
「自分の化身?もう1人の自分なんている訳ない」
もう1人の自分っていると思う?と聞くと多くの人がこう答えます。
でも、本当にそうなのでしょうか?
もしかしたら、もう1人の自分、もう1つの世界は私たちが知らないだけで、どこかにあるのではないでしょうか?
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遠いどこか山と川が広がる大地にぽつんとある一軒の木造の古い家。
馬小屋では馬がいななき、暖炉では薪が火花を散らしパチパチと音を立てている。
「ねぇ…おじいちゃん。おとぎ話の世界ってどこにあるのかな。シンデレラや赤頭巾ちゃんはそこに住んでいるんでしょ?私もそこに一緒にすんでみたいな…」
絵本を読みながらメリノはつぶやいた。
メリノは1ヶ月前に5歳になったばかりで、ファンタジーの世界に憧れる歳なのである。もちろん、サンタクロースだって信じている。
「おとぎ話の世界ではないがの、他の世界はあるとも…」
薪をくべながら、祖父が答える。
「私、その世界に行ける?」
「もちろんだとも。もうすでに、行ったこともあるだろう…夜、ベッドに入ってぐっすり寝た時なんかに…」
メリノにはいまいちピンとこない。しかめっ面をしていると、祖父はその世界について語りはじめた…
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