表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セレスティアル  作者: たくレイ
第二章
58/60

57話 封印

 魔王デアルの復活。

 魔王のランクはSクラス相当。

 『魔封石』で封印した勇者もSランク相当だ。

 しかしそんな高ランクは滅多にいない。

 Aランクの人でさえごくわずかしかいないのだ。

 現状で魔王に対抗するの力を持っている人は恐らくいないだろう。

 だから今『魔封石』で封印されている中でどうにかしなくちゃいけない。

 でも、何をすればいいのか。


 無言で空気が重い空間になった。

 それは見かねたアランさんが気をつかい話した。

 

「で、でも後1、2年とか復活ではないのですよね?クラウド卿」

「えぇ、恐らく後50年はまだ大丈夫です」

「では妾が生きている時には戦いは起こるのじゃな」

「申しづらいのですが、そうですねエルラ様」


 50年。

 とても短い時間だ。

 日に日に進化している技術や魔法。

 以前戦った魔道具使いの男達の技術がいい例だ。

 透明になったり、パワーが上がる力があった。

 しかしそれであっても魔王に対抗できる力を持っている勇者程の力を50年で現れると言うと時間が少無い為限りなく不可能だろう。

 

「ところでクラウド卿単刀直入に聞きたい事があるのじゃが」

「私に分かる事であれば何でもお聞きください」

「うむ。先日ルーラが殺されたのじゃがこの件お主も絡んでおらぬか?」

「!?」


 クラウド卿の反応はシンプルだった。

 普通に驚いていた。

 何度かクラウド卿もルーラと対面があったようだ。

 

「いや申し訳ないのですが今のお話の件は知らないです、

 それにしても……ルーラさんが…そうですか。」


 エルラ様はじっくりクラウド卿の一つ一つの行動、言動を観察していた。

 敵かどうなのか。

 しかしクラウド卿の反応、表情などは初めて知る反応に見える。

 それにルーラの事を思ってか目元に涙が溜まっていた。

 これらの要素はエルラ様には本当のクラウド卿の気持ちなんだと感じた。 


「・・・うむ、変な事を聞いてすまなかった、さっきの事は忘れてくれ。」 

「いえ、私に何か感じた事があったのでしょう。

 気にしないでください。」


(今回の件にこのクラウド卿って人は関与してなさそうだな)


 ラノスもエルラ様と同様同じ気持ちだった。

 アランさんは軽く頷いており、リリスは……話が難しかったのか寝ていた。

 だいぶ時間も経っていた。

 それというのも窓ガラスから月の光がさしこんでいた。

 長時間話してリリスの様子を見たクラウド卿はある提案をした。

 

「エルラ様とアラン様一行長旅でお疲れでしょう。

 ご夕食を用意してますので、今日はぜひここで泊まっていってください」


 リリスはクラウド卿が言った「ご夕食」の単語で目を覚ました。

 流石リリスだ。

 寝ていてもご飯と聞けば目を覚ます。 


「夕食……?」

「しかしのう、妾にはやらなくてはいけない事がまだあるのじゃが」


 悩んでいるエルラ様。

 ルーラを殺した連中の事や魔王についてもっと調べなければならない。

 封印が解ける時間まで一秒一秒減っていている。

 しかしここでエルラ様にリリスが説得を始めた。 

 それというのも、今いる宰相の館はエルラ様が住む城よりは豪華ではないがそれは城が凄いだけでこの館も相当豪華な内装だ。

 そんな場所のご飯は凄いに決まっている。

 こんなチャンスリリスが逃すはずはないだろ。


「エルラ様、今外は暗く危険だし、お化けとか、宇宙人とか出るかもしれな

 いしここはご飯食べときましょう」


 滅茶苦茶な事を言っているリリス。

 何言ってるんだろうこの子。

 こんな暴論でエルラ様が納得するはずがないのに……。

 

「んーそうじゃな、お化けとか出たら怖いからのう、

 クラウド卿お言葉に甘えさせてもらうぞ」


 なんでかリリスの言葉で納得をしてしまった。

 ご飯となるとリリスって凄いんだな。


 

 そこから5人でご飯を囲み食べた。

 想像通り豪華なディナーだった。

 もちろんリリスがお皿を綺麗に食べてくれた。

 勢いはダイ〇ンの掃除機くらいカー〇ィみたいに吸い込んでいた。

 コ〇ー能力はしなかったけどね。


 そこからお風呂など済ませ後寝る準備にとりかかった。

 しかしある問題がでた。

 

「妾は一人で寝たいのじゃ!」

「いえ、任務上一人にさせる訳にはけません」


 部屋数はこの大きい館なのになぜか2部屋しかなった。

 エルラ様とアランしか来ると思ってなかったみたいだ。

 そこで誰が誰と寝るか論争を繰り広げていた。

 

「私はなるべくラノス君とが一緒がいいですね」

「私は一人がいいわ!」

「妾も一人がいいのじゃ」


 ん?

 一人変な事を言ってる人がいたけどまぁ一旦いい。

 ここで一番の問題はエルラ様と誰が寝るかだ。

 一番は俺が一緒の部屋だと一番いいんだけど、エルラ様はまだ幼く俺みたいないい年が一緒だと少し怖いだろうか?

 何もやましい事は考えていないけどね。

 説得し続けるラノスにエルラ様は納得してくれた。


「分かった、それだったらリリスと同じ部屋にするのじゃ」

「私か!?無理だな、1人で寝―――」


 リリスが失言をこぼそうとしていたので脇腹に一発入れてやった。

 凄い睨まれたがここはしょうがない。

 

「分かったは、しょうがないわね」


 リリスも納得してくれた為自動的に俺も決まってしまった。

 アランさんと同じ部屋という事を。

 見なくっても後ろでアランさんが喜んでる姿が思い浮かぶ。

 ハッピーハッピーハーピーハピハピハピハーピと踊ってる感じだ。

 まぁしょうがないな。



 そんな事を巻き起こしてる中エルラ様の護衛で隠れていた2人は何者かに殺されていた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ