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セレスティアル  作者: たくレイ
第二章
44/60

43話 リリスの失敗

 ラノスとリリスはアルタイル国の王が住んでいる城にいた。

 王族という事もあり中はとても広く、前世でのお金持ちの家にあるトラの毛皮を剥いだ絨毯が魔物バージョンになってる物やよく分からない魔物の頭などが飾られていた。

 あたりを見わたすも、とても高価な物ばかりで輝いていた。

 しかしなぜこのような場所に2人がいるかというと、、、

 


 ~1日前~

 

 ラノスは今回受けたクエストが大成功しお金に余裕ができたので新しい装備を買おうと武器屋で買い物をしていた。

 装備は前に、ミア達と買った時以来からずっと変えていなかった為ボロボロになっており、17歳という今成長期が着て少しきつくなっていた。

 そのため、一式防具を買った。

 値段は50万Gかかり、結構いい値段いった。

 

 一方リリスの方は、ラノスが宿で『一緒に装備買いに行こう』と誘ったのだが『私には必要がないわ』と断られてしまった。

 そんなリリスは、やる事もなかったので酒屋でテーブルが空いた皿で埋め尽くされるほどバク食いしていた。

 その中で酒も大量に飲んだのか、顔が真っ赤になっていた。

 

 「マスター酒足りないわよー」

 「お姉さん、ウチに残ってる酒はもうねぇよー。それにもう飲み続けて5時間は経ってますよ」

 「なんだと、んなのいいから早く持ってこい!」

 「ヒィィー!勘弁してくれよー」


 リリスはそこからまた酒を飲み散らかすことになった。

 それ以降その酒屋は在庫切れで1週間臨時休業になったとさ。

 



 ~次の日~


 ラノスはリリスとギルドで待ち合わせの約束をしていた。

 当然のようにラノスは待ち合わせの時間内にギルドにいたのが、リリスは来なかった。

 それも30分、1時間、3時間と待っても来なかった。

 温厚なラノスでも時間が経過する度、イライラが溜まってきた。

 そしてついに我慢の限界が来た。

 座っていた席から立ち上がり、リリスが寝ているであろう宿に向かおうとした。

 

 その時、ギルドの扉の方から聞き覚えのある声が聞こえた。

 女の声で遅刻してそうな、いや現在進行形で遅刻してて、性格が図々しそうな、すぐキレそうな魔族の声だった。

 そうです。

 あいつです。

 リリスの野郎です。


 「ごめーん、寝坊しちゃった!」

 「ごめんで済むなら法律なんてないんだよ、てめぇー」

 

 そこからラノスのお説教が20分程続いた。

 

 これで済んであげるだけ俺は優しいと思う。

 3時間遅刻なのに20分と1/9まで絞ったのだ。

 流石のリリスも悪いと思ったのか反論はしなかった。

 いや、させなかった。

 反論なんてしていいはずがないもんな。

 少し言い訳はしてたが『昨日飲み過ぎちゃってそれで、、』なんて言ってたが、そんなの関係ない。

 けど許してあげた。

 153歳のお姉さん?に17歳の少年が説教なんて見るに耐えない。

 

 ラノスの説教にリリスはだいぶ凹んだ。

 しかし、今となってはほぼ仲間になっているリリス。

 ギルドに集まったのもこれから依頼を受けようと思ってたからであり、凹んでる状態でやっても気分は良くない。

 なのでラノスは仕方がないと思いリリスにある提案をした。


 「なぁリリス」 

 「・・ん?」

 「・・・飯でも行こうぜ」

 「え!うん!行くぞーー!」

 

 リリスは単純だった。

 飯で気分が変わるという、子供らしいく可愛いとも思える。

 だけど、お陰で元気になってよかったと思った。

 そんな時、リリスは何か思い出したのか、ラノスに話し出した。


 「あっ!ラノス言い忘れてた事があるんだけど、、、」

 「ん?まさかお金忘れたとかかーー?」

 「違う違う、昨日私飲みすぎたから寝坊したっていったじゃん」

 「うん」


 ラノスは何かを悟ったのか顔の険しくなった。

 なにかとても嫌な感じがした。 


 「それで、そのお会計なんだけどさ」

 「お、おん」

 「その金額がさ―――」

 「ちょっとまって!」

 

 嫌な予感を感じ取っていたラノスは一旦リリスを止めた。

 

 大丈夫だよね。

 うん。

 きっと大丈夫だ。

 そんなバカみたいな金額いってないよね?

 俺昨日防具一式買って、50万Gかかったんだよ。

 でも!でも!これは防具だし、仕事道具だからかかってもしょうがな

いと思うし、事前にそれくらいかかるって言ってたし。

 リリスの場合は食事だからね!

 まさか変な金額にならなければいいんだけど、、、

 

 ラノスは一旦呼吸を整え心の準備をした。

 ⦅きっと大丈夫⦆と心の中で唱えた。

 最後に深呼吸をしリリスの言葉の続きを聞いた。


 「いい?」

 「うん、続きを話してみて」

 「えっと、それで昨日かかった金額なんだけど」

 「・・・・・・ゴクリ」

 

 唾を飲み込むラノス

 

 「50万Gかかっちゃった!キャピ☆」

 「キャピ☆じゃねんだよ!てめぇー」

 

 こっからラノスによるリリスの説教をしてやった。

 こんな事もあり、報酬でもらった100万Gが1日にして全て無くなった。

 

 それによって、またお金を集める必要になった所でご飯を食べに行くという事は無くなった。

 駄々をこねるリリス。

 そんなリリスを無視し、ラノスはリリスの事をぴっぱりながらお金を稼ぐため依頼を見に行った。

 

 

 

  

 

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