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セレスティアル  作者: たくレイ
第二章
42/60

41話 最悪の目覚まし

〜とある日〜


 ラノスはリリスとの買い物に付き合った結果散々な目にあった。

 荷物持ちや色々な場所に連れ回された。

 次から次へと以前捕まえた男達の賞金があるからといい爆買いのお手伝いを1日中された。


 されたと言うのはリリスに強引に連れて行かされたのだ。

 それはまだ日が昇り始め少し明るくなってきた朝の事だ。



 ドンドン!



 ラノスが泊まっている部屋のドアを叩く音がした。

 その音で目を覚ましたラノスは眠い目を擦りながらドアに向かった。


 「だれだよ、こんな朝っぱらからー」



 ドンドン!



 「はいはい、今行きますよー」

 

 ドン!ドン!

 ドン!ドン!


 (うるせーな、何回叩くんだよ)


 立て続けにドアを叩かれた。

 まるで急いでいる人のような感じだ。

 ラノスはドアの目の前に立つとドアを開ける前にドアスコープから誰

なのか確認をした。

 なにか嫌な予感を感じたのだ。

 こんな朝っぱらから何度も叩く常識がないやつ、

 それも叩く度強くなっていき、壊して来そうな程勢いがある。

 ラノスはこんな事をしそうな奴に心覚えがあった。

 魔族の最上位デーモン、

 魔力が魔王並にあり、

 153歳の怖ーい奴を知っている。

 


 そんな事を思いながらもドアスコープから見るとその153歳の見た事のある奴リリスがドアに立っていた。

 悪い予感が的中したラノスはたまらずドアスコープから目を離してしまった。

 リリスが朝早くからドアを叩いている、

 これからロクなことが起こらない事は目に浮かぶ。

 永遠に食べるご飯、荷物は何も持たない、おまけに不機嫌になると、手に負えない性格。

 3種の神器を持っているリリス。

 そんなリリスが玄関の前に立ちながらドアを叩く。

 いや、叩くではなくもう殴るになってた。

 

 (リリスかよ、絶対面倒くさい事に付き合わされるよ)

 

 ラノスはある事を実施する事を考えた。

 それは・・・


 「居留守使っちゃお…ボソッ」


 居留守をする事にしたのだ。


 絶対にバレてはいけない、バレたら怒りだし暴れ始めたら手の施しようがない。

 その為ラノスは息を殺し忍び足でドアから1歩、また1歩と戻っていた。

 ベットの所まで戻る最中にはずっとドアを殴っているのが聞こえていたが

途中から音が聞こえなくなった。


 「音が消えた…?まぁ諦めて帰ったんだろ。

  もっかい寝ーよおっと!」


 ベットに横になろうとした瞬間大きな音が部屋中に響き、ドアがラノスの方に吹っ飛んできた。

 壊されたのだあいつに。

 あの153歳のバ…リリスに。

 ドアを壊したときに起きた砂埃の中から人の影が見えた。


 ラノスは影が見えると命の危機を感じた。

 今起きているのをリリスに見つかったら間違えなく処刑、運が良くって

半殺しにされるに決まっている。

 それを回避するためラノスはベットの中にすぐさま入り、寝たふりをかました。


 (なんであいつドアを壊すんだよ!

  でも一旦ここは何としてでも寝てることだけを考えなくってはダメだな、そうしないと殺される。)


 そして砂埃が消え始め人影の正体が分かった。

 勿論リリスだった。

 分かっていた事だ。

 しかし、ほんの少し他の人がいいと願っていた。

 もうこの場合なら泥棒ですらいいと思うほどにだ。


 リリスはラノスがいるベットの所まで行き呼びかけた。

 

 「おはようラノス!起きて!出かけるわよラノス」

 「・・・・」

 「ラノスー!おーいラノスー」

 「・・・・」

 「えー寝てるのかなー……そしたらしょうがないかー」

 

 リリスは『しょうがない』との言葉をいい、その場を後にした。

 その光景をラノスは薄目で見ていた。

 

 (よっしゃーーー!リリスの事を騙せたぜ!)


 ラノスの心に少しだけ騙せた気持ちに対する罪悪感を感じていた。

 がここ最近リリスの事を思えばそんなのはどっかに飛んで行った。

 

 しかしここでラノスは一つミスをした。

 リリスは帰ったと思いベットから立ち上がり勝利の舞を踊っているところをリリスに見つかってしまったのだ。

 ラノスが一つ勘違いをしていたのだ。

 それは、リリスが帰ったと思っていた事だ。

 リリスは帰った雰囲気を出しラノスを騙したのだ。

 次いでに勝利の舞まで踊る始末、リリスはしっかり隠れながらラノスの行動を見ていた。

 しかしラノスはまだバレている事に気づいておらず、ずっと勝利の舞をしていた。


 その姿に腹が立ってきたリリス、先ほどまでやわらかな表情をしていた顔から鬼の形相へと変わった。

 ラノスはリリスが怒り鬼の形相へと変わった瞬間、背中に寒気を感じた。

 正面には、帰ったと思われていたリリスがいたのだ。


 「あっあっあーーーおはようリリス、どうしたんだい?」

 「うん!お前処刑ね、」

 (あっ俺死んだわ)


 リリスは手のひらに魔力を貯め、ラノスの方に向けた。

 魔力が溜まりきる頃にはリリスの魔力量が魔王と同等並にもっている為、今ラノスに向けている魔法の威力は想像がつかない程だった。


 まだ、死ねない。

 こんな事で死んでいいはずがないんだ!

 もうこうなったらこうするしかねぇー 



 ラノスはそこから滅茶苦茶、本当に滅茶苦茶謝り続け、条件付きに何とか許しを頂くことが出来た。

 

 そしてその条件とは……これから1週間リリスの買い物を手伝う事になり、ここから地獄の1週間が始まるのであった。

 



 

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