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セレスティアル  作者: たくレイ
第二章
38/60

37話 久しぶりの休憩

 ラノスとリリスは王国内を探検していた。

 なぜそうなったのかというとベアーの情報待ちで暇だったからだ。

 特にやる事もなかった。

 それでアルタイルに来てまだ何もしていなかったから探検をしていた。

 アルタイルは王国という事もあり凄く大きく、都会だった。

 ラノスは孤児院で街しかほとんど見ていなかった為驚きを隠せなかった。

 ちなみに前世でも都会=怖い人が多いイメージだったので東京なんて言った事はなかった。

 リリスも同様ラノスと同じように驚いていた。

 辺り見回しても店、店、店!しかないほど都会だった。


 「リリス!行きたい場所あるか?

  この国だったらなんでもありそうだぞ!」

 「んーそうね、お腹が空いたわご飯にしましょう」

 「え?何言ってるのさっき食べたばっかでしょ?

  もう忘れちゃった?認知症なんじゃないの」

 

 俺とリリスはほんの数十分前ご飯を食べていた。

 それも俺が2人前のスパゲッティーを頼んだのに対し、

 リリスはめちゃくちゃ大きい皿に乗ってるスパゲッティを食べていた。

 推定13人前はありそうな感じだった。

 それなのにお腹が空いたと言っている。

 頭がおかしいのか消化が化け物かのどっちかだろう。

 いや恐らくどっちも当てはまってると思う。


 「なに言ってるのよ、スパゲッティーなんて麺類じゃない」

 「うん……そうだけど何か関係あるの?」

 「麺よ麺!あんな細い糸でお腹に溜まるはずないじゃない」

 「じゃぁ米はどうなんだ?」

 「あんなのただの粒じゃない」

 「聞いた俺がバカだったな」

 「なによ、乙女に失礼なやつね」


 こいつが乙女なはずがない。

 あんな魔力をもち、すぐブチギレるくせに。

 魔族だから食いしん坊なのか。

 それかこの女が食いしん坊なのか。

 どっちなのかが分からなかった。

 ラノスはリリスとここから食事に連れて行かれる事になった。

 

 

 ♢


 

 ラノス達は王国内を満喫していた。

 大半がご飯だったが、買い物などもできた。

 新しく買った魔道具や服。

 久しく買い物をしていなかった為楽しんでいた。

 しかし楽しい時間というのはあっという間だ。

 ラノス達が店から出ると外は真っ暗になっていた。

 

 「もう外こんなに暗いや」

 「そうね、それじゃ戻りましょ」

 「ん?どこに戻るんですか?」

 「今日泊まる所に決まってるじゃない」

 「リリスまさか俺の為に予約してくれたんですか!?」

 「何言ってるの?してるわけないじゃない」

 「俺もしてないですよ」

 「はぁあー?」


 リリスはラノスに怒りだした。

 話を聞くと『普通事前に宿泊する場所用意するでしょ』との事だ。

 しかしリリスの思っている普通というのはラノスと違った。

 ラノスは冒険者だ。

 冒険者なうえ野宿など当たり前にする。

 まだ冒険者になりたての頃はミアの心配もあったので宿泊していたが野宿をする事はよくある。

 なりよりお金がかからない。

 なので今日もラノスは野宿をしようとしていたのだ。


 「分かる?私女の子。か弱い女の子なの」

 「分かってます」

 (どこがか弱い女の子だよ。たくましいの間違いだろ)

 「だから私外でなんか寝れないわ」

 「そうですか、じゃぁ頑張って泊まる場所探してください!」


 ラノスはリリスと別れようとした。

 だが、そんな事許される訳が無かった。

 服をぴっぱられ逃がしてはくれなかった。

 そしてラノスはリリスの泊まる場所を探す事になった。

 しかし、時間も時間であったため中々泊まれる場所が無かった。

 無い事もないが少しボロい、、いや風情のある所は却下された。

 

 「ここもダメかーーー」

 「しっかり探しなさいよ。ほら次行くわよ」


 ラノス達は沢山探した。

 そこで一つ問題が発生した。

 リリスのご機嫌が悪くなってきた事だ。

 断られる度恐怖の顔へと変化していった。

 

 (怖いよーーー(涙)

  今度こそ殺されちゃうかもこの女に)

 

 ラノス達はそしてやっと一部屋空いている場所を見つけた。

 

 「残り一部屋空いていますよ」

 「本当ですか!よっかったーーーーー」

 「しかしこの部屋―――」


 ♢

 

 ラノスは外でカリカリしているリリスに伝えた。

 事前にラノスがリリスを外にいるように伝えといたのだ。

 理由はもちろん不機嫌なリリスを店の人に会わせない為だ。

 

 「リリス……」

 

 ラノスはテンションを下げていた。

 ここも泊まれないと思わせるように、

 これはリリスを驚かせる為演技をしていた。

 ラノスの様子を見たリリスは怒りのパラメータが超えそうになっていた。

 

 「泊まれるって!」

 「んだとコラ!ふざけた事……ほんと?」

 「うん。でも―――」

 

 ♢


 「しかしこの部屋5人用ですけど大丈夫ですか?」

 「全然大丈夫ですよ!」

 (それだったら………) 


 「それでしたら了解いたしました」

 

 ♢


 「うん。でも部屋5人用なんだって」

 「そうなの?まぁ広い分には構わないわ」

 「そこで、一つお願いがあるんですけどー」

 「なによ」

 「そんなに広い部屋なら俺も一緒に泊まっていいですか?」

 

 ラノスは5人用と聞いた時から思っていた。

 こんなにリリスの手伝いをしてるのに見返りを貰っていない事。

 おかしいと思っていた。


 こんくらいいよね?

 500万Gも全部持っていかれて、人も紹介して。

 こんなの俺可哀そうだよね?

 いいよね?

 5人部屋だぞ、いいはずだよね?


 

 



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