29話 勢い任せにするとロクなことない
ラノスは今目の前の光景に思考が停止していた。
3人の男達が女性に殺されそうだったのを助けようとしたら半裸になってるのだからだ。
それに女性の方は顔を赤めている。
よく状況がわからなかった。
すると、ドアの音で男達と女性が俺の事に気づいた。
そう、気づいてしまったのだ。
状況を理解してない中勢いで来たのは良かったのに扉を開けてみると半裸の男と顔が赤くなってる女性。
耐え難い空気が流れた。
なのでラノスはとりあえずドアゆーっくり閉めた。
えっ?
どうゆう状況なの?
もしかして、俺勘違いして乗り込んじゃった?
そうゆう事しようとしてたの?
あれ?なんかごめんなさい。
空気滅茶苦茶悪くさせちゃって。
恥ずかしい、、穴があったら入りたい、、、。
穴とか今言っちゃだめだろ。
冗談です。反省しています。
--- 少し前の女視点 ---
私はこの男達を殺すことにした。
理由は簡単だ。
私を怒らせた。
男3人で女1人をターゲットにする精神。
実に不快だ。
それに何と言っても私を騙した。
いい人紹介するといってそれは嘘ですだと。
ふざけるな!
何も知らないからといって弄びやがって。
「さぁそれじゃお前ら、お楽しみタイムと行きますか!」
「やっとかよ、こんな上物久々だな!」
「へっへへ、飯代の分こいつで取り返すぜ」
男達は手を下品に動かしながら女に近づいた。
そして男の一人が女の胸元を触ろうとした。
その瞬間女の堪忍袋の緒が切れた。
すると男達に向かって叫びと共に強烈な殺気を放った。
「近寄るなぁ!!!!」
その殺気に男達は後方に吹き飛び廃墟内のガラスが割れた。
衝撃波だ。
原理は分からないが女の叫びが衝撃波を生んだのだ。
そして男達は後ろにあるコンクリートの壁に衝突する。
「「「がはっ……!」」」
コンクリート肌をパラパラと落としつつ、どさりと落ちる。
衝突音は凄く響いた。
それほどの威力があったのだ。
そしてうめき声をあげる男達。
死んではいなかった。
しかし呼吸は荒く、口から血を流していた。
「お前ら人間はやはりクズだな。
どうせ私が魔族だから騙したんだろ
そうだ、それしかない。そんなお前ら人間は死んじゃえ」
女の目はあまりにも冷酷だった。
まるでゴミを見る感じだ。
そして女は左手に魔力を貯めた。
男達を殺すため魔法の準備をしたのだ。
それを見る男達。
ドンドン溜まっていく魔力に恐怖が最高潮になった。
「じゃぁね人間。
あっご飯の件だけは感謝しとくわね、それじゃさようなら」
そして魔力が溜まり男達に向かって放とうとした。
その瞬間、男達が地面に直に坐り、平伏した。
いわゆる土下座をした。
それを見た女は男達に向けていた左手の魔力を止めた。
その光景は女が初めて見るものだったのだ。
頭を地面に擦り付けている。
実に見ていて気分がいいものだった。
しかし、土下座の意味を知らない女は男達に聞いた。
「それは……なんのつもりなの?」
男の一人が怯え震えた声で言う。
怒らせてはいけない人を見て怖かったからだ。
それに、いつでも殺すことのできる力を持っている。
その恐怖があったからだ。
「こっここれれは、どっど―」
「もっとはっきり話してくれないかな?」
「ひぃぃ!わっ分かりました
こっこれは、私達人間のはるか歴史からある最高の非礼です。」
(これが非礼か。見てて気分がいいな。)
初めて見る土下座をまじまじ見ていた。
すると小さく変な音が聞こえた。
チャラチャラと鳴っている。
辺り見回してもどこから聞こえるか分からない。
そして気づいた。
男達が着てるチャラチャラした服のボタンからだった。
よく見てみるとボタンが金属で作られていたからだ。
それが男達が震えてるせいでボタンが揺れて音が聞こえていた。
そのせいで少し気分が良くなってた気持ちが無くなった。
「ねぇ、お前達さそんな服着ていて反省してるつもりなの?」
「「「えっ?」」」
その言葉に同様する男達。
男達にとってはいつも着用している服。
どこがおかしいか分からなかった。
しかし、注意されたので脱ぐことにした。
それしか生きる為の選択肢がないからだ。
そして服を脱ぐ男達。
しかしそこには女が思ってたのと違う事が起こった。
それは男達は服の下には何も着ていなかったのだ。
なので男達は上半身裸になってしまった。
その光景を見た女は同様してしまい顔が赤くなった。
そしてなぜ着ていないかを男達に問う。
「おっお前らなんで下に何も着ていないんだ!」
「えっ?
あぁぁすみません。これが僕達の最新のファッションなんです」
男達はなぜ女が焦っているのか分からなかった。
それほどいい体をしている訳でもないこの男達になにを同様している
のか、顔を赤らめているのか分からなかった。
なんなら、3人ともベルトがお腹で覆われていて見えない。
嘘でもいい体とは言えない感じだった。
すると、女の目元に涙が溜まってるのが見えた。
やばい!
俺達の醜い腹を見せたせいで泣きかけている。
殺されてしまう。
ちゃんと痩せとけば良かった。
そう思い殺されるのを覚悟で女の方に近づく。
そして最初の一歩を踏み出した男。
その瞬間自分の顔ギリギリの所で魔法が一発飛んできた。
あと数センチ右側に顔があったら当たって死んでいた。
「近づかないで!!」
あれ?
どうすればいいんだろう俺達?
そして男達はその場から動いたら殺される状況になり、女は泣いているという、サスペンスな状況になっていた。
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