25話 災難な一日!?
俺はこの1年間で色々な人と交流していた。
あの戦いから《夜明けの星々》、《蒼天の使者》の人達や他のクランの人と仲良くなれた。
そのお陰で寂しくなかった。
ミア、レンジ、ルフレがいなくなったのを知っていたのか優しくしてくれた。
それに俺が17歳というのもあったと思う。
高校生くらいに扱われていた感じはあった。
まぁ実年齢29歳こっちの世界も足したら41歳のいいおじさんだ。
でも良くも悪くもいい1年になった。
その中で沢山の修行をした。
あんな事が二度と起きないように、皆を守れるように。
沢山の努力をした。
そして俺はある能力に目覚めた。
いや、前々からその面影は見えていたのだがあの戦いで目覚めたのだ。
それは何かと言うと――――
その時ラノスはマンションの団地を歩いていた。
すると突風がいきなりが吹いた。
そのせいで、女性がベランダにある鉢に水を上げていた所鉢が落ちてしまった。
その下にはラノスが歩いていた。
それに気づいた女性は大きな声でラノスに注意をした。
「そこの冒険者さんあぶなーーーーい!!」
―――俺からある一定の範囲の空間を把握する事ができるようになった。
ラノスは落ちてきてる鉢を視線は前を向いたまま腕を上にあげキャッチした。
「キャーーーってえぇぇぇ!!」
「お姉さーん風が強い時は気おつけなよ」
ラノスは、女性に鉢を返しに行った。
「ありがとうー」
こんな風に俺の一定の空間に入ると、俺は感知することができる。
だいたいこの空間の大きさは半径15mくらいだ。
これを使いこなしてCランクに登り詰めのだ。
そんな中ラノスは町中をぶらぶら歩いていた。
やる事は特にないくいい天気だったから歩いていた。
歩くのはとてもいい。
1年ほぼ毎日歩いていた。
前世歩くとメンタル回復になると何かの番組で覚えていたからだ。
それに色々な人と交流ができる。
そこで仲良くなって今の俺がいる。
そんな事思っていると、後ろの方から聞きの覚えがある声が聞こえた。
「おーい!ラノスーお前この猫探すの手伝ってくれないかー?」
「んーあぁヤンバか!」
この声をかけてきたのはヤンバという男。
俺と同じ冒険者だがEランクだ。
こいつはめちゃくちゃ陽キャだ。
初めて会った時いきなり肩を組んできたり、顔が中々いい。
しかし、ヤンバには大きな弱点がある。
それは―――
「いやー猫を探す依頼受けたんだけど、中々作戦作戦が
上手くいかないんだよなー」
「どんな作戦なの?」
「大好物置いとけば吊られてくれるかなーって、思った
んだけど作戦悪かったかな?」
「猫なら魚とかでやったのか!」
「えっ魚なの?」
「えっ!それかささみとかで吊ってた?」
「ううん、唐揚げ」
「はっ?なんで唐揚げなの」
「皆唐揚げ好きでしょ?きっと猫も好きなはずだよ」
――ヤンバはバカだ。
実力があるのにバカなせいでEランクなのだ。
でも、こいつはいいやつだから俺は大好き。
実力だとCランクあってもおかしくは………。
それから俺は、ヤンバと猫探しをすることになった。
俺の能力があればすぐ見つけれるだろう。
なにより、暇だったからいい時間になるともったからね。
ヤンバから猫の特徴を聞いた。
手の平サイズで、雪のように真っ白のようだ。
その大きさだと探すのに手こずるはずだ。
だからと言って唐揚げで捕まえられるまずはないけど。
そこから一緒に探し始めた。
猫が居そうな路地裏や唐揚げ店…ではなく魚屋さんなどを
中心的に探した。
それは空が暗くなるまで探し続けた。
しかし、見つけることができなかった。
「ごめんな。遅くまで探してもらっちゃって」
「いや、見つけれなくってごめんな」
見つけることができなく2人のテンションは下がっていた。
その場には少し気まずい空気が流れていた。
そこにヤンバは話し出した。
「んじゃ腹減ったし飯でも食べに行くかラノス!」
「……そうだな、行くか!!」
そこから2人は日が空けるまでしゃべり続けたのであった。
そして気づくと2人はそのまま店で寝ていた。
「お客さん~もう店閉めたいからそろそろ出てくれない」
「んんーふぁぁ、、ヤンバ朝だぞ、起きろー」
「んーーもう朝かー、、んじゃぁ帰るかーラノス」
ラノス達は席を立ちあがり出口に向かって帰ろうとした。
すると、2人は店員に止められた。
「おい!お二人さん忘れてるもんないかい?」
二人は先ほどまで座っていた席を見たがそこには何もない。
忘れ物とかはしていないようだった。
じゃぁ何を忘れた。
二人は顔を合わせ頭を傾ける。
そんな二人を見て店員は呆れた顔をし、話してくれた。
「金だよ!金!お前さんらが食った代金払えよ」
「「ああーー」」
二人はお金と気づき、ズボンのポケットに手を突っ込んだ。
財布を取ろうとしたのだ。
しかし、ズボンにはなかった。
後ろのポケットも探した。
しかしそこにもない。
・・・((ねぇーーーーーーーーー))
二人の背中に冷や汗がのぼった。
おかしい。
どこに無くしたんだ。
いやそんな事よりどうすればいい。
そうだ!皿洗いをしよう!
しかし店が閉まるという事もあり辺りには皿がなかった。
じゃぁどうすればいい。
二人は数秒考えた結果どうすればいいか決まった。
「「すっすみませーーーーーーーん!!!」」
二人は次の日の営業の皿洗いやオーダーを聞くことで、
お金を払う代金を作ることになった。
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