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セレスティアル  作者: たくレイ
第一章
18/60

17話 少しの希望

数分前。

ミアとルフレはAランク冒険者達を探していた。

一人で戦っているネルさんとラノスを助けるため他の冒険者を探していた。

この広い森の中ひたすら走っていた。

探している最中にも次々に現れる魔物を倒しながら探し回った。


すると2人が向かってる方向にゴブリンの集団が現れた。

2人は走りながら武器を構えた。

そんな2人には次々現れる魔物に対しイラつきと焦りが出てきていた。


(早くラノスとネルさんの助けに行かなくちゃ行けないのに...)


「邪魔しないでよ!!」


ミアは左右にいるゴブリンにファイアーボールを放った。


(早く、早く探さないと)


ミアは焦りからどんどん視界が狭くなっていた。

そんなミアは後ろからコソッと迫ってきたゴブリンに気づかなかった。

いつもならラノスの次くらいに気配に敏感なミアがだ。


ルフレは前にいるゴブリンを次々に首をはねていた。

一通り倒したルフレはミアの様子を見ようと後ろに振り向くとミアのすぐ後ろにいるゴブリンに気づいた。

ゾッとしたルフレは叫んでも間に合わない事を悟り持っていた剣をゴブリンに向けてぶん投げた。



ブズッ


見事にルフレが投げた剣はゴブリンの頭に命中した。

ゴブリンは後ろに倒れた。

ミアは後ろから倒れた音が聞こえ瞬時に後ろを向いた。

そこにはルフレの剣が頭に刺さり死んでいるゴブリンが死んでいた。

ミアはルフレが助けてくれたと理解した。


「ルフレありがとう、全然気づかなかったよ

おかしいな...いつもなら気づくと思うに.....」


ミアの目からポロポロ涙が落ちていった。

それもそうだ。

大切な友達を無くし、助けてくれた恩人や好きな人が危険な目にあってる。

早く助けに行きたい。

行きたいけど次々に現れる敵のせいで時間もかかる。

頭の中がごちゃごちゃでどうしたらいいか分かるはずもない。

まだ16歳の子供だからだ。


ルフレは泣いているミアの側に寄った。


「ミア、、、ラノスの所に行ってあげて。」

「えっ...?」

「僕が他の冒険者の皆を探すからラノスの所に行って助けてあげて。」


ミアは複雑そうな顔をした。

ミアがラノスの所に行ったら今度はルフレが一人になってしまう。

もし何かあったら助けに呼びに行く人が居なくなってしまう。


「でも.....」

「あいにくここら辺には強い魔物がいないし大丈夫!」


ミアは一瞬悩んだ顔をしたがルフレを信じる事にした。

涙を拭き取り、立ち上がった。

  ミアは一言「ありがとう、、、」と言いラノスの方に走って行った。

  ルフレはミアの後ろ姿が見えなくなるまで見守った。


 「頑張れ…」


 ルフレはボソッと言った。

 そしてまた他の冒険者を探しにルフレは走った。

 


 ---



 そして、ミアはここにいる。

 どれだけ夢中に走っていたか分かるほど息が荒く、泣いていたのが分かるほど目の周りが赤くなっていた。

 

 ラノスはミアが戻ってきた驚きが隠せないようだった。

 

 「なんで、、なんで戻って来たの?それにルフレはどうした!」

 「助けに来たに決まってるじゃん!!」

 

 ラノスは少し怒ってるようだった。

 それもそうだ。

 ネルさんを助ける為ラノスが敵と戦っていたのだが2人が探しに行かないとラノスどころかネルさんも助けに行けなくなってしまう。

 そんな中ミアが今目の前にいる。

 嬉しい、嬉しいのだがネルさんの心配の方が勝つ。

 ラノスは傷口を手で抑えながら立ち上がった。

 ミアはラノスがお腹を抑えてるのを見て傷口が開いたのだとすぐに気づきラノスの方に行った。


 「ラノス傷口開いたの?」

 「ん…あぁ大丈夫だよ、それよりルフレはどうした?」

 「冒険者の人達を探してるよ、周りが弱い魔物しか出てこなくなったから一人でも大丈夫ってことで私が助けに来たの。」

 「じゃぁルフレは無事なのか、、、」

 

 ミアは軽く頷いた。

 ラノスはミアの頷きにホッとしたような顔をした。

 

ミアとルフレの安全が分かりラノスは、再び傷口を抑えながらその場に座った。


良かった...。

さっきミアが助けてくれなかったら俺は殺されていた。


ラノスはミアの攻撃をくらったエデンを見た。

するとエデンはミアの攻撃がだいぶきいたのかゆっくり立ち上がろうとしていた。

その様子を見たラノスはその間にミアにコソッと作戦を伝えた。

先程戦って分かったエデンの弱点、特徴等をなるべく細かく伝え作戦を言った。


「あいつは、姿を消す事ができて、首を狙ってくる傾向がある。でも俺は姿までは見えないけど感覚で大体のいる場所は分かるから――」


「おいおい、さっきから何ボソボソ話してんだ?

楽しそうじゃん、俺も混ぜてくれよ。」


エデンは不敵な笑みを浮かべていた。

何か企んでそうな顔をしていた。


ラノスはミアに作戦を言い終わり、ミアは頷いた。

それと同時にエデンは姿を消した。


「ミア!!」


ミアは頷き自分達の前方の地面に向かってファイアーボールを放った。

すると辺りが砂埃におおわれた。


(へっ!どこ狙ってんだか。

恐らくあの女の方は俺の事は見えていないはずだ最初殺 そうとした時あいつは俺の存在に気づいていなかったか らな.....それならまず殺すのは女からだー!)


エデンは消えたままミアの後ろをとった。

そしてミアに剣を振った。


スカッ!


エデンの攻撃は空かした。

ミアはしゃがんでエデンの攻撃を避けたのだ。


「何!!」


エデンはミアから距離をとった。

なぜ攻撃を避けることができたか分からなかったからだ。


「なんで今避けれた。お前は姿が見えないはずだろ?」

「・・・・・」


ミアの脳裏に、先程ラノスと話していた事を思い浮かべる。


ーーー


「ミア、あいつは何故か分からないけど首を狙ってくる。

だから奴が攻撃してきたらしゃがんで避けて。」

「うん、、でも姿が見えないんじゃ攻撃の瞬間分からないよ」

「大丈夫、あいつが消えたらまず前方の地面に向かってファイアーボールで打って」

「えっ?地面に?辺り砂埃だらけになっちゃうよ」

「平気だよ?その砂埃の中あいつが攻撃してきても相手の動作で砂埃が場所を教えてくれる。」


ミアは「分かった」とたった一言だけ言った。

不安な顔を一切せず、ラノスの言葉を信じた。


「ラノスはどうするの?」

「俺は――――」


ミアはラノスの言葉を聞き、軽く頷いた。



---



相手は必ず首を攻撃してくる。

ミアはラノスの言った事を信じてエデンの攻撃を避けたのだ。

反撃とまではいかなかったがこれなら通用すると思えた。


「くっそ、まさかお前も俺の姿を見れるんだな」


エデンは変な誤解をしていた。

先程の攻撃を避けれたのはミアも自分の姿を見れるから避けれたと勘違いをしてしまったようだ。


「・・・・」


ミアは何も言わなかった。

エデンは逆にミアが何も言わかなったのが見えないというのを信ぴょうづけてしまった。


なんか変な誤解をしてるけどこれはこれで良かった。

砂埃をやるとミアは見えなくなるから、攻撃を当てるのが難しいだろう。

俺の方もそろそろ……


エデンは予想外の事でハラを立てていた。


「っち、ならまずは死にかけのてめぇーからだ」


エデンはラノスに向かってきた。

妥当な判断だ。

どちらも姿が見えると思ってるエデンにとったら弱い順で殺す戦場ではラノスの方が殺しやすいだろう。

しかし走り出したエデンはすぐ足を止めることになった。


「おっおい、てめぇ何してやがる。」


エデンが見たのは2人が戦ってる間に大量に魔力を貯めていたラノスだった。


ラノスはミアと話した事を思い浮かべる。


---


「ラノスはどうするの?」

「俺はあいつを倒すだけの魔力を貯めとくからそれまで耐えてくれ。」


ミアは軽く頷いた。


---


ラノスは貯めていた魔法をエデンに照準を定めた。

エデンは本能で食らってはいけないと分かる程までの魔力だった。

エデンの足はブルブルと震え、腰を抜かしたかその場に倒れた。


「おっおいそんなの食らったら死ぬじゃねぇーかよ

辞めてくれ、あっすまなかった。このとおりだなんでも するから殺さないでくれ」


エデンはラノスに向かって土下座をした。

頭を地面に擦り付けていた。

しかしそんなもので許すはずがない。

許せるはずがないのだ。

レンジを殺しておいて自分は殺さないでくれ。

理不尽にも程がある。


ラノスは、エデンの行動に余計に腹を立てていた。


「お前の事なんか一秒でも早く見たくない。だから死ね」

「あっあっ、くっそーーーー!!!!」


エデンは諦めたのか叫ぶ事しかできなかった。


「ヘルフレイム!」


ラノスが放ったヘルフレイムは一瞬でエデンを燃やし尽くした。

その時ラノスの顔は辛い顔おしていた。




















 

 




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