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セレスティアル  作者: たくレイ
第一章
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プロローグ

 俺は29歳フリータ。

 そんな俺はこう思う。

 人生はくそだ!!

 生まれた瞬間から勝ち組か負け組が分かる。

 まぁ簡単に言うと、金持ちか貧乏かのどっちかだ。

 俺か?俺はぼろ負けさ。

 チビデブさいくで、もう少しで魔法使いにだってなれる。 

 

 コンビニのバイト終わりいつも通り、夕食の廃棄になる弁当をもらって帰るのがルーティンになっている。

 廃棄が出ると店長の給料が減るとか何とかの理由で頂いてる。

 今日もらったのは消費期限が切れた唐揚げ弁当だった。

 どのくらい切れているかはきになったのだが、珍しく売れ残った唐揚げは何か月ぶりに食べる肉ということもあり、テンションが上がった。


 家についてからすぐさま冷蔵庫にキンキンに冷えたビールと唐揚げ弁当を食べた。

 

 「かぁぁぁぁ~うめぇ~」

 

 1日働いて食べる唐揚げとビールは、悪魔的にうまかった。

 しかし、うまかったのと同時に今日のバイトの事を思い出してイラつき始めた。


 「っち、はぁぁぁ、、いらつくなぁ!今日もいつもみたいにご飯持っていくでしょって俺の事ばかにしてんのかよ。店長だからって調子乗るなよ」


 そんなイライラしながら食べてると、いつのまにか弁当とビールを完食していた。

 そしてビールをもう1本冷蔵庫から取り出し、グビグビ飲み干し風呂も入らないままベットで寝てしまった。

 暫くしてから突如お腹に異変が起きた

 「んんん~はっ!腹が痛てぇ~、、、今日食った弁当か?」


 俺は机に置きっぱなしの弁当の箱を持ちながらトイレに向かった。

 

 トイレに座って腹が痛いのを我慢しながら弁当に書いてある消費期限見てみると8月7日と書いてあった。

 俺はズボンからスマホを取り出し日付見てみると8月11日と書いてあった。

 

 「まじかよ~、、完全にアウトだっただろ。・・・ポテサラが悪かったのか?うぜ~」


 するとだんだん腹が痛いだけではなく、吐き気や寒気を感じ始め、頭が痛くなってきた。

 

 (やべぇ視界もまともにならなくなってきた。

 このままじゃ死ぬ。早く救急車呼ばなくっちゃ。)

 

 視界がぼんやりしながらスマホをとり、119番を打とうと視界が真っ暗になってきてスマホが手から滑り落ちた。

 

 手からスマホが落ちる時に色々な事を思った。

 


 最悪これで死んだら店長のこと呪ってやる。

 ・・・でもこんな人生なんて死んでもいいっか。

 あぁ神様どうか次、生まれ変わるなら生まれながらの勝ち組にしてください。

 

 

 俺は下半身が丸出しのまま死んだ。


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


 


 

 


 

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