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グリムリッパーズ  作者: 名も無き小説家
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第一話 刈る者その名はグリムクロウ

第一話 刈る者その名はグリムクロウ

とある夜の裏路地、


???「私、キレイ?」


若いカップルが異形の怪物に追われて居た。


男「なんだよあの化け物は!!」


女「知らないわよ!」


男「とりあえず何とか撒いたか?」


女「そのよう、、、」


女の方が目の前に迫る化け物に気付き硬直した。


???「私、キレイ?」


先程と全く同じ質問をしてくる化け物、


その姿は異様で口は大きく裂けており、真っ赤なコートを羽織る女の姿をして、


巨大なハサミを手に持って居た。


男「何なんだよお前!!」


女「近寄らないでよ!化け物」


???「これでも?」


口の裂けた女は飛び上がり二人に襲い掛かろうとする。


更に異形な姿に姿を変えて、


下半身がから大きな丸い塊が生えてさらにその丸い塊からハサミで出来た足が生え丸い塊のまん中に巨大な口が出た姿に変わる


その姿はさながら人間の下半身が巨大な異形の蜘蛛に成ったような姿であった。


???「キエェー!!!」


カップルの元に落ちて来ようとする怪物、そのハサミが二人に届く寸前、


???「お前みたいな化け物を誰がキレイって言うだよ」


黒い影が二人と化け物の間に割って入り化け物を受け止める。


その姿は黒いコートを羽織り刀で相手のハサミを受け止める漆黒の剣士だった。


???「アンタ等は逃げな、巻き込まれ無い内にな」


男「あ、アンタは?」


???『俺か?俺はグリムクロウ、奴等みたいな化け物を刈る者さ』


そう言いなから黒い剣士は手に持った黒いペストマスクを顔に着けた。


そうすると彼を黒い機械じみた鎧が全身を覆い純黒の剣士にした。


???「キサマはグリムリッパーズの!?」


クロウ『覚悟しろよ、スペクター

お前等を俺達は逃がしはしない!』


怪物がハサミを振り上げ剣士に切りつける。


クロウ『口裂け女型のスペクターか、なかなか面倒だな』


口裂け女「キエェーー!!!!」


口裂け女型のスペクターが斬りかかって来る。


それをグリムクロウは刀で受け流す。


ハサミと化した足でも切りつけて来るがそれすらも刀で捌き避けきる。


クロウ『遅いな、そんな事では捉えきれんぞ!』


口裂け女「ダマレェ!!!!」


刀で受け流し、相手の刃先をギリギリで避け続けるグリムクロウ。


その姿は先程の言葉とは裏腹に余裕で受け流し続けて居た。


クロウ『時間切れだな』


更にスピードを上げ相手を翻弄するグリムクロウ。


スパンッ!!!!


ハサミ出来た足を全て切り落とし居合いの構えを取る。


クロウ『これで終わりだ、羽刃切り!!』


一瞬の間に口裂け女を通り越して居合いの構えのままゆっくり刀を納める。


それと同時に口裂け女型のスペクターの体に斜めに線が走り、


真っ二つにする。


男「あ、アンタ、ありがと、、、」


しかしそこにはボロボロのカップルしか居なくなっていた。


黒い鎧を着た剣士も真っ二つにされた化け物ももうそこには居なくなっていた。




クロウ「やっぱり一連の事件は口裂け女型のスペクターの仕業だったぞ」


???『わかりました、処理などは本部の構成員が処理しておきます』


先程の事件現場のから離れたビルの屋上に立って何処かと連絡を取るクロウ。


マスクは外し携帯のような端末で連絡をかわす。


クロウ「ああ頼む、それで本部から何か連絡でも有るか?」


オペレーター『とりあえず一度本部まで来ていただきたいと連絡です』


クロウ「わかった、他の奴等も一緒にか?」


オペレーター『全員でお願いします』


クロウ「了解だ」


そのままビルから飛び降りグリムクロウは姿を消した。




さっきのビルから更に離れた所に有るビルの屋上


???「やはり現れました、グリムリッパーズの手の者達の一人です」


???『やはりか、確認した』


???「グリムどもの中でも今一番のエースであるカラスでした」


???『了解だ、引き続き任務に当たれ』


???「かしこまりました、それでは」


謎の存在は端末を切りポケットにしまう。


???「面白くなってきたな」


不敵に嗤い赤い霧に成り姿を消した。

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