剣術を学ぶカブトムシ「ビクトリオ」
なろうで書いているわけだし、せっかくだから追放ものも書いてみたいです。
けれどなかなか設定とかがまとまりませんね。意外と難しい。
巨大樹の森、とある洞窟のお宅にいるのはセイバーオオカブトのビクトリオくん。
セイバーオオカブトは長さ2mほどの剣状の角を振り回す荒々しい巨大なカブトムシです。
ビクトリオは侍であるご主人との一騎打ちをした後にご主人についてくるようになったそうです。
今ではご主人の弟子、そして家族のようなかけがえのない存在になりました。
そんなビクトリオ君には日課があります。それはもちろんご主人とともにする修業です。
朝稽古はご主人との剣による試合からはじまります。
ご主人とビクトリオ君の腕前はほぼ互角。しかしだからこそお互いに負けられないと
本気でぶつかり合います。
そして昼には滝行をします。
瞑想することで己の心と向き合います。
夜には再びご主人との剣の試合です。
ここでも本気でぶつかり合います。
余波で森の一角が平原になってしまいました。周りの木が飛ぶ斬撃によって根こそぎ切れてしまったのです。
しかし、ビクトリオ君とご主人はご満悦な様子。
今日の修業を終えてちゃんこ鍋を一緒の食卓で食べます。
具材は破壊しつくした森の残骸から集めてきます。
干上がった川には魚がいます。
切り倒された木々によって押しつぶされた獣がいます。
そして散った草花は野菜の代わりにもなります。
破壊しつくした森の一角ですが
ビクトリオたちの血となり肉となり、剣となるのです。
鍋を食べるときには自然への感謝の念を忘れません。
そして美味しく森の恵みをいただきました。
うっかりで環境破壊をしてしまっても
しっかりと後処理をするビクトリオ君なのでした。
星5つけてください(正直なお気持ち表明)
お願いいたします。