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ラスボスが強すぎて勝てる気がしない!  作者: スタンドライト台灯
一章
3/7

勇者召喚されてるじゃん

エリー(仮)編です!

「うおぉぉぉぉぉぉぉおお!!」


※エリー(仮)は自室で騒いでいますが、頭がおかしくなった訳ではありません。


「何で勇者が増えてるの?!これで二人目!」


ヤ、ヤバいこのまま行くと当初から予定していた計画が全部パーになる!

い、いや勇者が作戦開始までに帰ってくれればいいのか?

よしそうしよう、正体バレは嫌だし少しずつ鈴木ってやつの魔王討伐手伝えばさっさと帰ってくれるだろう。


「あ、書類全部片付けたかなアードルフ?」


たとにかく私は自分の部屋から出た。

◇◇◇◇◇◇

アードルフのいる部屋のドアを少し開けて中を覗いた。


「仕事終わってるのかな」


うん、いつもの真っ黒い鎧だ。仕事終わっているぽいし入っていいよね。


「アードルフ、黒の間に黒暗王共を集めろ」


黒の間ってカッコいいから言ってるけど、ただの真っ黒の玉座のことだけどね。あと、黒暗王って言っているのは六人の幹部のこと。みんな一応強いんだ、国家相手に勝てるぐらい。

-----------------------------------

アードルフ lv1100 0538 4008

種族:魔人

HP:1980 0969 1214|1980 0969 1214

MP:70 0915 2813|70 0915 2813

SP:1980 0969 1214|1980 0969 1214

攻撃力:366 6846 1336

防御力:440 0215 3603

装備:マジックリング

   赤の村人の服一式

スキル:剣技lvMAX

    値切りlv3

    鑑定眼lvMAX

    痛覚耐性lvMAX

    恐怖耐性lv9

    怨念lv8

    呪い纏lvMAX

    自動回復lvMAX  

    聖属性攻撃力上昇lv8

    聖属性耐性lvMAX

    斬撃耐性lvMAX

魔法:白火lvMAX

   ブリザードlvMAX

   聖属性大結界lvMAX

称号:商人

   呪受け

   呪使い   

-----------------------------------


アードルフは呪い纏を使って全身に呪いをまとっている。本当はこの能力は呪いを具現化し、それを体から切って呪いを解く能力だ。かなりレアなスキルで呪い系を使うサラマンダーとかと戦うときすごく楽になる。訳あってたくさんの呪いを持っていたためこのスキルをプレゼントした。


「あの、2つ報告があるんですけど。まず、帝国に天から来たと言っている金髪女騎士がいるみたいなんですが、レベルが高いようで放っておいて良いものなのか。あと、魔王軍の偵察隊がここに来ようとしているみたいなんですが。どうしますかエリー様?」

「騎士の方は放ってお……。いや」


レベル高いらしいし勇者を手伝わせるか。


「5代目勇者候補と接触させろ。魔王軍はあの勇者が勝手に倒してくれるだろう」

「分かりました?」


私が黒の間に向かってぼちぼち歩いている間に私の能力と私について話そうか。


私は鑑定されたとき種族が人間(仮)と出たのは知っているよね。私は趣味で作られた、人間に似せたゴーレムだ、人間の肉体を持ちながらゴーレムの魔核を持ち、驚異的な再生能力がある。ただのゴーレムと違い、痛みを感じ、考えもする。だから人造人間ではないのか?と言う人もいるかもしれない。だがしかし人造人間に魔核はない。その辺のせいで名前が中途半端になった。と、ここまでが私の説明。

とにかく、魔核があって再生能力がすごい人間の認識でいい。


あと、能力の説明だよね。1つだけにするか、えーと森羅万象て、あったよね。あれはあの中に更に細かくスキルがある、創造、模倣、運命操作、物質変換、この4つが能力。

しかも、これがかなりのチート能力で創造は大体のものなら何でも作ることができる能力。が、しかし神器や基本ステータスのHPとか攻撃力とかは創れない。異空間の世界とかスキルとか適当な武器なら創れるのに。

で、模倣はそのままの意味で全くおんなじ物をコピーして創るみたいな力。

運命操作は一日一回運命を操作する能力、持続時間はだいたい十二時間ぐらいんでもって一日一回だから連続使用できない。

物質変換は鉄を紙にしたり、水を土にしたりとできる能力。

これ全て使用魔力量は一回1MP。

ただやり過ぎると身体のほうがオーバーヒートするから注意しないといけない。

そうそう、私がこの能力をとったあとにこの世界の創造神が姿を消したらしいんんだけど変わったこともあるものだ。


あ、着いた。

◇◇◇◇◇◇

「黒暗王諸君、二人目の勇者が召喚された、作戦の決行日を少しずらす。皆は勇者の厄介な力については知っているか?」

「はい?称号の中にある勝率をどんな敵でも二十%引き上げるって言うあれですかぁ?」


首を傾げると可愛いピンクのツインテールが少し揺れた。


「ああそうだ、あの二人の勇者は運命に干渉する力がどんなものなのか全く理解していない。あちら側を下手に刺激してして下手に刃を向けられるとたまったものでは無い。だがまあ魔王を倒す手助けはして良いぞ早く帰って貰わぬと予定どうりに事を進めることができない。そうなると余も困る。話は以上だ、もう戻って良いぞ。」

「「「「「「「は!」」」」」」」

◇◇◇◇◇◇

さてさて、黒暗王たちがどんな奴らかアードルフ以外何も言っていなかったし。強い順に外見と特徴を言っていこうか。


一人目は皆さんご存じ、アードルフ。

黒い鎧を着ているように見えるがこれは呪いを具現化して長い包帯のようになったのを、鎧っぽく体に巻きつけたものだ。

武器は、呪い纏を少し解いてそれを武器のかたちにして使っている。


二人目は、リリー。

彼女はさっき質問に応えてくれたあの子。一見するとただの可愛いピンクの髪のツインテールの女の子だが、私が作った魔法少女の杖っぽい大斧を使って変身する、一秒で。魔法少女って制限無しに魔法連発する物もあるでしょ、だからこの子は無限の魔力ってスキルをあげた。

大斧は真ん中に真っ赤な可愛いハートが描いてあるけど、よく見ると所々拭いても取れない血の跡がついている。魔法も使えて身体能力が高い珍しいバランス型。


三人目は、ダルス。

どっちかと言うとこいつは元ただのおっさんで変身(竜)のスキルをあげたら、何か知らんけど地面を転がって体当たり攻撃で有名なアース・ドラゴンになった。

武器は大きく、サメの背ビレをたくさんくっつけたようなやつで、変身(竜)を発動させて背中にそれを背負って回り、攻撃する。人間の状態で使うとギザギザしたバカでかい剣になる。


四人目は、ダリアド。

男っぽい名前だが彼女は女性。魔力極振りの露出きょ……、少し肌が出ている服を着た魔法使いだ。魔法少女のあの子みたいに無限の魔力をあげた。ただ使える魔法の種類が多いから、場合によっちゃ黒暗王最強。

杖の代わりに腕につけるリングを渡してある。


五人目は、アルクレー。

ダリアドと対象的な物理攻撃タイプステータス自体は黒暗王最弱だがアホみたいにあるマジックアイテムで身体強化をしている。魔法は駄目だけど剣とか槍とかムチとか持たせておいたらだいたい強い。


六人目は、コンルート。

防御力がアードルフより高くカウンターに特化した攻撃力四桁のやつ。魔法も物理攻撃も何でも跳ね返すが、相手の攻撃が弱いと雑魚になる。

武器は無く、鎧と盾を着ている。特に豪華な装飾は無いがアダマンタイト製のものだから虹色に時々光る。


さて、この6人は全員魔人族、元々人間だが自分から魔人になった。魔王軍も人間も大ッ嫌いなのが我々の最大の共通点これから後少しで人間たちを滅ぼす計画が始まる。


ここはセイルーン王国の東にある島の影の領域の門の中。神に等しき竜王種がポンポン湧く狂ったところ、昔ここは罪人の死体が捨てられていた最悪の場所、草も生えず空も暗くまさに地獄と言っても過言ではない、そんなところに建てた創造のスキルで作った城の中でずっと我々は復讐の機会を伺っていたのだ。


そして私は自室に戻って思いっきり叫んだ。


「だからはよ帰れ勇者あああああああ!」


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