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詩のようなものたち

絶望している間に

作者: 暮 勇

私が絶望に浸っている間に

世間は随分と様変わりする

見てみろあの近所のスーパー

閉まっていたと思ったら

新装開店したらしい


私が枕に顔を埋めている間に

足元ですら様変わりする

先週末まで無かった筈の

真新しい電光掲示板が

地下鉄の天井からぶら下がっている


私が夜中呻き声を上げている間に

家の中ですら様変わりする

画面に向かう私の足元に

尻尾のある毛玉が纏わりつく


何故かはわからない

何が起こっていたかもわからない

私は絶望しかしていないのだから

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