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第94話 激突!セントラルチームVSゴブリン軍団

「チーム2Eが森より戻ってきます!」

「なんで、このタイミングで。ゴブリンどもの動きはどうだ?」

「ゴソ10ほどがチーム2Eに向かって行っています」

「まずいな。チーム2Eでは対処できないぞ」


ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ

ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ


チーム2Eは、C級冒険者4人のチームだ。

ゴブリンソルジャーと対等レベルだ。


10匹だと戦力負けしている。


「じゃあ、もうひと働きしていきますか」


ジェラドがチーム2Eと合流すべく向かっていく。


ゴソの壁がジェラドの前に立ちふさがる。


「あ、さらにゴソ10とゴフ2がジェラドを挟み撃ちにしようと移動しています」

「まずいな。


ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ

ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ


    ジェラド


ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴフ

ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴソ・ゴフ



「これでは、ジェラドも危ないぞ、セントラルチームの第1隊、第2隊、加勢しろ」

「了解!」

「さらに、ゴソ20、追加で投入されました」

「さらにか」


合計でゴソ40、コフ2か。


こちらの戦力はC級が4、B級が8、そして、ジェラド。


「さらに第3隊も投入だ」

「相手も増やしています。ゴソとゴリがすべて出ました。64と6です。あとゴリが4」

「第4隊も投入だ」


まずいなぁ、ほぼ、全戦力じゃないか。

こっちに残っているのは、レイドリーダー以外は戦力ではない。


「どうだ?この戦い勝てるか?」


《ピンポンパンポーン》


「今の戦力のままなら、勝てるでしょう」

「そうか。残りの敵が参戦したらどうなる?」


《ピンポンパンポーン》


「ゴ黒以外は倒せるでしょう」

「ゴ黒以外? あいつは倒せないということか?」


あれ、予報が出ない。


「だいたい、あの黒いのなんなんだ? ゴブリンキングか?」


やっぱり、予報が出ない。


「どうした、予報屋! なぜ、黒いのだけ、予報しないんだ?」

「ゴ黒は正体が不明だから、予報できません!」


あ、そういうことなのか。

ミリちゃんがテンプレで答えたということは、そういうことなのだろう。


「敵はすべて出ました。ゴ黒もゴロもゴバ3も」

「うーむ。あのゴ黒が問題ということだな、俺も出るぞ」


《ピンポンパンポーン》


「レイドリーダーも参戦すると、余裕でゴ黒以外は倒せるでしょう」

「そうだろう。しかし、ゴ黒は別か。ゴ黒を倒せる奴はいないのか!」


《ピンポンパンポーン》


「ジュートが倒せる可能性が一番高いでしょう」

「えっ、おまえ?」

「えっ、僕?」


レイドリーダーと見合ってしまった。

僕が闘いに参加する予定はなかった。

闘いなれた人達の足を引っ張るしかないだろうから。


「うむ。もし、俺やジェラドがあの黒い奴を倒せなかったら、ジュート、お前にあいつを任せたぞ」

「そんなぁ。無理ですよ」

「ジュートなら、黒いのを倒せる可能性があるんだよな」


《ピンポンパンポーン》


「ジュートが倒せる可能性が一番高いでしょう」

「そういうことらしい。俺はいくぞ」


本当に僕があいつを倒せるんだろうか。

しかし、予報を信じるなら、そうなる。


「もし、ジェラドとリーダーがやられることがあれば、僕もいくよ」

「無理よ。だって、戦い方しらないでしょう?」

「クレアさん。ここにいても、全滅するだけだから」

「なら、私もいくわ。ジュートさんよりは、闘い方知っているわ」

「わたしも、いく。戦力にはならないとは思うけど、何かテンプレで作戦思いつくかもしれないから」

「クレアさん。ミリーちゃんも!君たちは無理だ」

「私達がいた方があの黒いのを倒せる可能性は増えるの?」


《ピンポンパンポーン》


「3人が揃った方が、倒せる可能性は増えるでしょう」

「はい、決まり! 予報チームも出撃よ。タイミングはジュートさんに任せたわ」


なんと。予報屋チームの初参戦になりそうです。

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