表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
another my life  作者: 賀原 石
1/1

妹事件

こんにちは。今回が初投稿の賀原 石です。

僕はライトノベルが大好きでこの「小説家になろう」を通して自分も小説家になった気分で今回のこの作品(作品と言っていいのでしょうか?)を書かせて頂きました。

今作品は、大分自分の好きなたくさんの小説に似てしまっているかもしれませんがどうか、温かい目で見てもらえると幸いです。


 第一章   一節       妹事件





どこかでこんな話をきいたことがある。

今、俺達が生きている世界とは別に、まったく違った世界が幾つか存在していて、今の自分が死んでしまったら幾つかある世界に、ランダムで転送され、また新しい第二の人生を送ることができる。と、、、

つまり、人の死後は天国地獄など行かず、いわゆる

今の自分から見た異世界にて、生まれ変わるのだ。





;;;;;;;;;4月3日;;;;;;;;

妹が倒れた、

それは、突然のできごとだった、俺、擽野大輝らくやだいきはいつもどおり6時に必ず鳴り響く耳障りな甲高いスマホのアラームで、気分の悪い起床をした。そして、いつもどおり階段を13段ほど下り、顔を洗い、もはや、独特なオーラを醸し出している芸術作品のような寝ぐせを直し、台所にてお餅を1つ、2つ3つ、、(擽野家では、1月から5月下旬あたりまでは朝食はずっときなこ餅なのだ。)

と俺と妹の千代の分のお餅を鍋に入れ、ゆでる。そして俺はお餅がゆで上がるまでに、いつもどおり、2階にいる千代を叩き起こしに行くため、本日2度目の階段を13段ほど上がり、上がりきったら左手にある廊下の一番奥の部屋まで無心に足を動かす、そして、部屋の前で一時停止する。そして、目の前の扉を3回ノックし、扉を開け再び足を動かし部屋に入り、「おーい、千代ー?いい加減起きないと学校、遅刻するぞ。」「・・・・・・・・」いつものごとく、千代からは何の返事もなく、かすかに、とても愛らしい寝息が聞こえてくる、『やっぱ、もつべきものは妹だな!!』などと、人に聞かれたら惹かれること間違いなしのセリフを心に秘めつつ、俺は【妹起こし】を続ける。「早く起きないとキスしちまうぞ。」「・・・・ん・・」

どうやら我が妹はおはようのちゅーを欲しているらしい。「まったく、思春期真っ只中の女の子は世話がやけるなぁー、では、、遠慮なく。んーーーーーー」

きっと、現在の自分の顔が鏡に映っていたら、気絶ものだろうと誰もが思うような顔でマイ シスターズ クチビルに自分の唇を近づけていくと、目標まであと5mmというところでパチッと千代の大きなおめめがガン開きした。「あ、」「え、、?」2人で見つめ合うこと、約6秒が経過した。



俺はその場をさりげなくやり過ごすことにした。



「よ、よし。起きたな、お餅作っておいたから早く下りてこいよ。」と言い、(擽野大輝はクールに去るぜ、)と言わんばかりに部屋から顔全体に脂汗を滲ませつつ出て行こうとすると、「なんばしよっとかーーーーーッ!!!!」と、寝起きの人間が放ったとは思えない大声を出しながら千代が、どこぞの擬人化したバッタよりも完璧なフォームで飛び蹴りを放った。千代の飛び蹴りは俺の尾骶骨にクリティカルヒットし、MY尾骶骨からは鈍く、そして決して人間の体から放ってはいけない音を放った、「がはっ!!!!!ッ!

痛い痛い痛いよーーーー、いった!これ、完全にいった!!痛い痛い、、、、、ママーーーー!!」と妹の前で床をゴロゴロ転がり悲痛な悲鳴を上げ、もがき苦しんでいるような兄としてあるまじき醜態を晒していると、「自業自得でしょうが!このいも!!セクハラ野郎!ゴミッ!!人間の恥!陰毛野郎!!ッッッ!!」

そこまで言う??あと、陰毛野郎って一体何?という疑問を持つ余裕すら与えられないほど腰あたりに激痛が走る。その元凶である千代と被害者感極まりない(僕何も悪くないもんね!!。)俺との口論は未だに進行中だ。「お前が起きるのが遅いから悪いんだろ?!」

「だとしてもよ!!もっと普通な起こし方ってもんがお兄ちゃんにはなかったの??ほんっっっと最低!」

「俺はちゃんと起こそうとしてたぞ?!なのにお前が全然起きないからこのかっこいいお兄ちゃんの愛で結晶したマイ スイートルビー(唇)で良い目覚めを提供してあげようとしただけだろ!!」「うっっわ!開き直った、まさかとは思ってたけどお兄ちゃん人間としてのレベルが低ずぎるんですけど!見損なったわ!」

などなど兄妹の口論は終わることはなく、

「ってっ!お前時間大丈夫なのか!?」時計を見てみると短針が千代の部屋に入った頃と比べて5度ほど傾いていた、「話をそらさないで!、、、って、アァァァァァァ!!!やばい!マジやばいんですけど!?お兄ちゃんどうしよう!学校間に合わないんですけど!ねぇ!助けて!お願い!」「んーーーー、なんだって??聞こえなかったナァァ!!お兄?お兄?なんだって?」「うわぁぁぁぁあーん!ごめんなさい!ごめんなさい!お兄様!数多のお兄様に対するご無礼な発言を致したことをこの場をお借りして謝罪申し上げますぅぅぅぅぅーー!だから、だから学校の用意手伝って!!お願いします!!」

「わーたッ、わーたッから!!一旦俺の足にへばり付くのやめろ!!」

千代は足枷のように俺の足に膠着しながら懇願してくる。

そして、俺は自分の足から足枷を無理やりひっぺがし下へ下りた。

                やっと朝ごはん。

俺と千代は水分を大量に含みぶよぶよになったきなこ餅をちょー高速でたいらげて千代の学校の用意を終わらせ、玄関にて俺は千代を見送る、「ふぃぃぃぃーー、まったく世話のやける妹を持っちまったな、」と、愚痴をこぼしつつ俺は自分の部屋のベットに身を任せPSvitaの電源を入れ、自分の世界にのめりこむ、

「・・・・・・・・」

え?大輝君は高校行かなくてもいいのかって?、、、、、はい、行かなくてもいいんです。

because アイアム perfect HIKIKOMORIだからです!

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ごめんなさい。白状します、

私、擽野大輝は世間で言う典型的な引き篭もりです。この事実を聞いて俺のことが大体理解できたかもしれない。

でもちょっと待って欲しい、人を簡易的な呼びかただけで判断しないで欲しい。

確かに俺は学校こそ行ってないが妹の面倒もちゃんと毎日見てるし(下心なんて無いから安心してれ!)なんてったって家を丸一日守ってる自宅警備員という立派な役割を果たしている。(言葉の力って素晴らしいね。)と、ありがちな言い訳をしてみる、、

それに比べて俺の妹、千代は俺ら兄妹が住んでいる地域の人なら誰もが知っている名門中の名門の定離ヶ崎小学校を首席で卒業し、その後、その学校の系列で名門の定離ヶ崎高等学校に通う俺とは正反対の超エリート高校生なのだ。ちなみに、俺の通っていると思われる学校はここらへんで「世のゴミ置き場」という耳が痛くなるようなあだ名をつけられている底辺の高校だ。

この機会に俺の自慢のスーパーエリートな妹の詳細を皆に教えておこう。今更だけど、、

擽野千代 15歳 11月22日生まれ、身長:149センチ、

定離ヶ崎高等学校の一年生、髪はカラスのごとくに漆黒でしかし、どこか宝石のような艶感と美しさを放っていて、腰までの長さで腰あたりで一つ結びをしているそして前髪はピン一つで止めてあるシンプルなヘアスタイルだ。そして千代の特技は剣道である。俺ら兄妹は幼い頃からずっと剣道を習ってきた、おかげで俺は県大会では毎回のように優勝できるほどの腕前を持っていたが、、、、、千代は桁外れに強く全国大会3年連続優勝という偉業を成し遂げている。なんでこうも差が出るかね??全く、神様は不平等なこと極まりない、

そう、俺が悪いんじゃない、俺を取り巻いている世間が悪いんだ。と、捨て台詞を吐いたところで千代のプロフィールの紹介はここまでだ。

何時間ほど経つだろう。

千代の見送りをし、自分の世界にのめり込んでいるうちにどうやら寝落ちしてしまったらしい、自分の部屋には炎々と燃え盛るような香ばしい夕陽の光が窓を通して斜めに差し込んでいた。「あれ、俺寝ちまってたのか、千代は、えーと、」と、俺は寝ぼけ眼で階段を下り下の階へ向かう、

だが、まだ千代は帰ってきてないみたいだ。

今日はやけに遅い、いつもだったら帰ってきて学校の愚痴を連呼し、ポテチを貪っている時間帯なのだが、

まぁ、部活でも入ったのかと、思い特に気にしなかった。「んーーーー、。溜まってるアニメでも見るか、、」俺は名一杯体を伸ばし自宅警備員の役割を果たそうとしていると、

プルルルルル、プルルルルルルルッ

と、家の電話の音が俺1人のリビング中の空気を独占する。「おいおい、なんなんだよ、俺の時間を邪魔するんじゃねーよ、」と、愚痴をこぼしつつ俺は電話の受話器を取ろうとし硬直する。「な、何なんだよ、これ?」電話には、同じ番号からの着信が何件も来ていた、俺は咄嗟に受話器を取りコールに応答する。

「もしもし、擽野です。」

「あぁ!やっと繋がった。擽野千代さんのお兄様の擽野大輝さんでよろしいでしょうか?」

「あ、はいそうですが、そちらは、どちら様でしょうか?千代に何かあったんですか?」俺はこの時すでに千代に何か起きていることを悟っていた、なんども電話をかけて来ているし、もっとも、一番の理由は受話器の向こうの相手の焦り具合を見れば誰もが悟れるレベルの焦り具合だ。

「すみません申し遅れました、こちらは定離ヶ崎高等学校のものでして、千代さんのクラスの1ーF組の担任を務めさせていただいてる大木と申します。千代さんのことですが、30分ほど前のホームルームの時突然倒れてしまいまして、どうやら相当な高熱が出ていたらしく、こちらとしても最善を尽くしたのですがなかなか熱が下がらなく、つい先ほど救急車で中央都市総合病院に搬送したところです。なので、どうかお兄様にそちらへ伺ってもらいたくお電話させて頂きました。」

「え、千代が、嘘だろ、そうだったんですか。応答に遅れて申し訳ございませんでした。お電話ありがとうございました。早急に向かってみます。」「はい。よろしくお願いします。千代さんのご無事を心よりお祈りしています。では、失礼します。」「失礼します、」

トゥーーートゥーーー、電話が切れ受話器を耳に当てたまま俺は硬直していた。耳に届いているのは電話の電子音のみ。まるで自分から半径1メートルまでに結界ができ外の世界の音を遮断しているかのような虚しい静寂がその場を完全支配していた。

「はッ!ボーとしてる場合じゃねぇだろうが!」

俺は咄嗟に受話器を戻し病院に向かう支度を大至急行い、玄関を飛び出る。そして中央都市総合病院に向かうため自分の自転車を走らせる。

中央都市総合病院は俺の住んでいる都市の中心にある多様な施設に富んだここらで一番大規模な病院だ。

ここからだと、電車を使い一度の乗り換えでいけるが

とても近いとは言い難い距離だ、俺は玄関を飛び出て自分の自転車を走らせる。もう、太陽は地平線に潜り込み余光のみで照らしている状態だ。

「はぁはぁ、千代、無事でいてくれよ。」俺は立ち漕ぎをしながらその事を一身に思い病院へと向かった。

もう、すっかり太陽は西側に沈み余光もない。空も夜空へとフォームチェンジしたころ、やっと中央都市総合病院に到着した。俺はもうこれ以上走ったら足の筋肉がバカになりそうなくらいに走って、走って走りまくった。

「はぁはぁ、はぁ、やっと、ッッッ、着いた。」

引き篭もりには大分、というか引き篭もりにこんなことさせたらどうにかなってしまいそうなくらいに、走た。そんな中、俺は最後の力を振り絞り千代のいる病室へと走った、

そして、やっと病室の前にたどり着き勢いよく病室の扉を開た。 

そこには二人の医者がいて一人は点滴を千代の右腕に刺している、もう一人は深刻そうな顔をして紙に何やら記述していた。

「千代!千代大丈夫か!?おい!」俺は半泣きになりながら千代に縋りより呼びかけたが千代からは返事はない。

「おい!何とか言えよ、、なぁ、何とか言ってくれよ、」けれど、千代は微かに息をしているだけ。

「擽野大輝様でよろしいでしょうか?」と、紙に記述していた一人の医者が突然言葉を発した、

「はい、、千代は、千代は治るんですよね?」俺は餌を媚びる犬のように医者に食ってかかった。

「今の段階ではなんとも、千代さんは今までに見たことのないくらいの高熱でして、脳へのダメージも多少あり先ほど、錯乱状態に陥っています。ですが、今は鎮静剤を投与したので落ち着いていますが、完全に治るという目処はまだありません、」そんなにひどいのか。今日の朝まであんなにも元気だったのに、「でも、今は鎮静剤も打ち点滴もして万全な状態なので一命はとり止めることができます。しかし、何らかの手を打たないとずっとこの状態というのは物理的に不可能もございます、ですのでこちらも最善を尽くさせて頂きます。」「千代は何ていう病名の病におかされてるんですか?」と、俺は千代の左手を優しく握り千代の顔を眺めながら医者に問い詰めた。「それが、まだ我々にもわからない未知の病でして、なので、今から、今までの千代さんのことについての質問を少しさせて頂いてもよろしいですか?」「わかりました、」その後、小1時間ほど質疑応答を繰り返し、俺はやっと冷静さを取り戻し千代の病室へと足を運んだ。

そのせいか、さっきまではすっかり忘れていた疲労が一気に襲いかかってきた、俺は千代の寝ているベットに寄りかかり千代の左手を握っり、

「千代、、、、、、、、、」と言うと、どんどん意識が朦朧としていく。



to be continue→


第1章一節お読み頂き本当にありがとうございました。第1章一節どうでしたか?誤字や言葉の使い方が間違っていたりしたら申し訳ないです。

僕は妹がいないし、いとこが20人ほどいるのですが1人しか女の子がいなく、その女の子とはまだ、他あったことがないという女縁もクソもない家庭に育ったのでこの話で自分の理想の妹を連想しながら千代を登場させたのですが、まだ僕の国語力が未熟なので自分の理想が出せないということで悩んでおります。今後もっともっと本を読みたくさんの言葉を覚えて自分の理想を読者の皆様にお伝えできたらと思っています。第1章一節の続きを読みたいと思っている方が1人でもいることを願い、第1章2節を書いていこうと思います。

第1章一節を読んで下さった皆様、誠にありがとうございます。では、次は第1章2節でお会いしましょう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ