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悪役 or 世界  作者: シヲ
15/22

2日目

第9章〜突然〜



「レイナ〜何処行ったんですかぁ〜?」



其処に1人の少年がいる


先ほどからレイナを探しているようだ。




「レ〜イ〜ナ〜?何処行ったんですかぁ〜?」



ざ・・ぁ―――



「え?」



たすけて・・・



「だ・・れ・・?」



たすけ・・て・・



「誰?レイナ・・?」



おねがい・・



「レイナなんでしょ!?」



どうか・・私を



「レイナ!!!」



『タスケテ』



!?


突然後から声がし、吃驚して咄嗟に振り返った。



「・・・」



そこには誰も居ない



走った。



ずっとずっと走り続けた。





〜♪ピピピピッピ ピピピピッピ♪〜




はっ!




目覚ましが鳴った



「はぁ・・はぁ・・」



何だ・・夢か・・


ほっ・・



安心して腰が抜けた


彼にとって一番最悪な夢だった。



別に、1人の夢が怖いんじゃない。



レイナが消える夢だったからだ。



コンコン!ガチャ・・




「おはようレイキ!ご飯もう出来てんで!はよ降りてきな!」


「・・ふぅ。」


「な・・何溜め息ついてるん・・?」


「ん〜べつにぃ〜?それよりおはよぉございまぁ〜す。」


「ん。じゃ、はよ降りてきてな!」



バタン・・



「何かが起こる・・。」



いつものヘラヘラしてるレイキからは考えられない、真剣な顔をしていた。


取り合えず今は普通に生活していよう。



ドスドスドス―――




「あ!遅いやん!もう味噌汁冷めてしもうたよ!」


「ふ〜ん・・。それはぁ、ごめんなさいねぇ?」


「ムッキーーー!」


「むぷぷサルみたい・・。そんな事より父さんと母さんは?たしか今日家に帰ってくるのではなかったでしょうか?」


「ん?あー・・それがな〜?何か仕事が溜まってて今回もこっち来れないって。」


「・・そうですかぁ。」



レイキとレイナの父親と母親は


遠く、簡単には行けない様なとこに居た。


この親が居ない生活は7歳のころからずっとだったのでいい加減慣れても来る。



「そういえば今日はどうしたん?いつもなら私のよりも早く起きるのに・・。いやな事でもあったんか?」



やっぱり・・レイナには負ける・・。



「大丈夫ですよお〜。ちょっと寝坊しただけですよ?」


「ん〜・・・そうか。ならいいんや。てかはよ食べい!遅刻するで!!」



今日も長くなりそうだ。





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