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200文字小説集

雨宿り(200文字小説)

作者: 日下部良介

「よかったらどうぞ」


雨宿りした家の娘が傘を差し出した。

色白のきれいな女性だった。


僕は傘を受け取った。

「必ず返しに来ます」

彼女は笑顔で頷いた。


ふと気が付くと雨がやんでいた。

僕は傘を返しに行くことにした。


その家に着くとまた雨が降り出した。

娘は笑って囁いた。

「どうぞ」


雨はまた途中で止んだ。

今度はそのまま家に帰った。

すると、彼女が家の前で待っていた。

「傘を返して」

傘を手放すと僕の魂も離れた。


「ありがとう」



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― 新着の感想 ―
[一言] おー、確かにソフトホラーですね。 雨は、そんなストーリーが似合いますね。
2011/08/12 16:15 退会済み
管理
[良い点] 文章が上手くて非常に素晴らしい。 [一言] 良い作品を読ませて頂きありがとうございました。
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