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前編

 皆様、こんにちは。加藤良介でございます。

 今回は陰の政府、いわゆる一つの「ディープステイト」に関しての考察になります。

 いつも通りディープステイトについての解説は、全スルーでございます。気になる方は各自で調べてください。

 これをやると、なかなか本題に入れませんので、ご了承ください。

 ( ̄▽ ̄)//それでは、始まり始まり。



 さて、解説は全スルーとは申しましたが、今回語る「陰の政府」についての定義だけは、ハッキリとさせたいと思います。

 「陰の政府」とは、人類社会を世界規模で裏から操る、秘密の組織の事と定義いたします。

 裏から操っているので、存在は確定されておりません。有るかもしれないし、無いかもしれない。

 無いことの証明は不可能ですので、この考察では陰の政府は存在していると、仮定して話をすすめましょう。



 ・陰の政府の目的は?


 どのような組織にも、設立の目的なり目標と言うものが存在します。

 では、陰の政府の目的とは何でしょうか。

 世界征服か? 富の収奪か? 特定のコミュニティーの結束か?

 目的は不明ですが、分かっていることが一つだけあります。

 それは、目的を秘密にする必要性が高いということです。

 目的をオープンにできる組織を、わざわざ隠す必要はありませんからね。

 やましいところがあることは、確定的でしょう。



 ・どこに存在するのか


 ほぼ間違いなく、アメリカ合衆国に存在するでしょう。

 人類社会を世界規模で操るには、USAが最適な根拠地です。

 なぜなら、現時点において、最も強い影響力を保持しているのがUSAだからです。

 他の場所でも可能かもしれませんが、最も蓋然性が高いのはUSA。他の地域は支部でいいでしょう。



 ・影の政府の構成員


 インテリジェンスの高い人たちであることは、間違いありません。

 短絡的なお馬鹿さんでは、陰の政府の運営は不可能です。

 最低でも高学歴の頭脳集団であると想像できます。

 もしくは、莫大な資産を保持している一族か。

 どちらにしてもインテリジェンスは高いと思われます。



 ・人数


 組織の規模が大きくなると、世間から隠れることは困難となります。

 ごく少数の集まりでしょう。

 最大限に見積もっても、100人前後ではないかと。



 ・表向きの職業


 影の政府ですから、政治家ではないでしょう。

 それは表の政府です。

 政治家を裏から操るのが「陰の政府」

 陰の政府の構成員が政治家になると、何かの拍子に組織の全貌が明らかになるかもしれません。

 いざとなったら切り捨てる必要があるので、構成員が政治家になることは危険です。

 有力な政治家の側近や、スポンサー等がギリギリの許容範囲でしょうか。

 これも危険性は高いですけど。



 ・目的が世界征服の場合


 陰の政府の目的は不明ですが、とりあえずオーソドックスに世界征服といたしましょう。

 世界征服には三つの手法があると考えます。


 一つ。軍事力による世界征服

 一つ。精神世界(宗教)による世界征服

 一つ。経済力による世界征服


 この中で最も陰の政府に適しているのは、三つ目の、経済力による世界征服でしょう。

 理由といたしましては、他の二つと比べて目立ちにくいからです。

 軍事力は誰の目にも明らかですし、精神世界の統一は難易度が高すぎます。



 ・どのようにすれば世界経済を牛耳れるのか


 どのようにと言いましたが、現状、USAは世界の経済を牛耳っています。

 国際的な基軸通貨はアメリカドルです。

 アメリカ経済を牛耳っていれば、自然と世界経済への影響力は増すでしょう。

 USAに根拠地を置く最大の理由でもあります。 



 ・問題点


 さて、世界経済を陰から操っている「陰の政府」ですが、大きな問題点があります。

 それは、世界経済を陰から操るメリットが希薄なことです。

 根本的な話しですが、世界経済を表から操っても、なにも問題はありません。

 普通に大企業なり株なりを保有して利益を上げ、それを元手に更に富を増やせばよいのです。

 資本主義社会では当たり前のことです。

 国民から嫉妬されたり、犯罪の標的になるリスクは発生いたしますが、陰の政府などと言う、御大層なものを作る必要性は低いでしょう。

 アップルやGoogleなどの世界的大企業は、逃げも隠れもしていません。

 表立って世界を征服しています。あれをやればいいだけです。

 彼らが隠れるメリットが見当たりません。


 税金対策だとしても、それは変わらないでしょう。

 現に、タックスヘイブンは、世界各地に堂々と存在しております。

 そこで資金を動かせばよいだけの事です。

 大体、税金対策に「政府」を作ったら、「陰の政府」は「表の政府」の下部構造であると認めたようなものです。

 前提が覆るでしょう。

 あくまでも「陰の政府」は「表の政府」の上部構造でなくてはなりません。

 政治家に取り入って、お目こぼしを期待しているようでは、実力者とは言えません。それは金魚の糞です。

 

 そもそも政府と言うものは、金を集めることが目的ではありません。

 集めた金をなにかに使うことが、政府の目的です。

 では、陰の政府は、集めた金を何に使うのでしょうか。



                後編に続く

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素晴らしい論理展開で楽しませていただきました( ´艸`) 後編が待ち遠しいです!
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