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なんでもない
視界の隅に人影を見る、もう何日も戦い続けていたのに!
見るとそこには生きた人がいた。
最初では考えられないほど何倍にも膨れた力でどうにかその人を守る結果勝てないのなら力が互角なら倒すことでは無く、守る事に力を使えば容易く守る事が出来る。
しかしそれよりも、今は生存者がいた事に喜びを噛み締めていた。それはまだ私が誰かを思う事が出来るという事だったその感情を噛み締めた。
なぁあんた。
ん!
ここはラジオの中の世界なのか?これはどうなっているんだ!気付いたら死体の山の中に入っていたのだが、外は大丈夫なのか。
彼が声をあげる。
その間も、俺たちの戦いは続いていてそこには聞いたことの無いような大きな音がぶつかっていたが彼の声が私に届く。
私は化け物に負けない範囲の分身体を作り、それを化け物と戦わせ。わたしは出来るだけ人に近い形になって彼のそばに近づく。
そして彼と話をする。
しかしその間も周りがうるさいので彼を連れて元の世界に戻った。