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こちらの世界 後編
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あなたは再び、空想世界に惹き込まれるように小説を読み始める。
文章が綴られる限り、黙々と……
ここで、あなたはふと疑問を持つ。
自分は何故、この小説を食い入るように読んでいるのかと……
この小説……何処が面白いんだろう?
この文章の何処に、自分は惹かれたのだろう……?
その様な事を考えていると、あなたは背後にただならぬ気配を感じる。
急いで後ろを振り返るあなた……だが、そこには誰もいない。
気のせいかと思ったあなたは、小説を読みなおそうと前を向く……
…………そこには黒服の死神が、大鎌を肩にかけて浮遊していた……
死神は大鎌を振り上げると、そのままあなたに向かって振り下ろす……