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チョウ

作者: 林檎

どうして1番側にいて欲しくて、側にいたい人の近くにはいられないんだろう。私があなたに近づけるのは本当一瞬で、あなたは蝶のように何処かに行ってしまう。蝶は同じ花に長くは留まらない。捕まえることができない蝶のように手をすり抜けてヒラヒラ消えてしまう。私は1番輝く花になりたい。


あなたに出会った高校1年の夏。

あなたに出会ってから私の世界観は360°変わった。

あなたに出会って初めて人を心から好きになれた。

あなたに出会ってあなただけいてくれればいいとも思えた。あなたがいなければ私が存在している理由がなくて、存在している心地さえない気がする。あなたのことが心から1秒たりとも離れない。嬉しいようで辛い、苦しいの。

どこにもいかないで、どうか、私の側にいて。


あなたと私の気持ちの大きさは違いすぎてるのかな、私がおかしいのかななんて考えたりした。眠れない夜はそんなことばかり考えていた。あなたが隣にいても遠く感じる。また何処かへ行ってしまうんじゃないかって。

この気持ちを貴方に伝える勇気のある自分はいない。あなたが、なんてあわよくば厚かましい願いを何度思ったことだろうか。私の中のあなたが大きすぎるの。


だから私は、長く長く留まりたくなるような花になろう。

だれもが振り向きたくなるような綺麗な花になろう。

きっとあなたは振り向いて戻ってきてくれるでしょう?

だから私は蝶じゃなくて、立派な花になるの。




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