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「占い師」
とある街角に、二人の占い師がいた。
一人の占い師は「的中率六〇パーセント」と書かれ、もう一人の占い師は「的中率一〇パーセント」と書かれていた。
そして、「的中率一〇パーセント」の占い師のところにはいつもたくさんのお客さんが並んでいた。
「ロンよりショウコ」
ショウコ「ここの占い師、当たるって有名なんですよ」
ロン「おいおい、ここの占い師は的中率一〇パーセントって書いてあるじゃないか。こっちの的中率六〇パーセントの方がいいんじゃないか」
ショウコ「何を言っているんですか。的中率が一〇パーセントってことは、逆を言うと九〇パーセントの確率で外れるってことです」
ロン「…そうだよな」
ショウコ「つまり、恋が実らないって言われたら、九〇パーセントの確率でその恋は実ってことですよ」




